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好きなことだけして生きて良い

重大な勘違い


私たちは誰しも、
好きなことだけをして生きていきたいと思っていると思います。
 
しかし、一方で、
もしみんなが好きなことばかりしていたら、
社会は成り立たないという不安もあります。

生まれてこのかた、
親や教師など周りの人から示されたことを守ること、自分が気に入らなくてもルールを守ることを教え込まれてきました。 

そのため、自分がしたいことだけをしていけば周りを不幸にすると思ってしまいます。

また、みんなが好きなことだけをすると、

犯罪がはびこるような世の中になるのではないかと心配する人もいます。
例えば、「北斗の拳」や「AKIRA」など、
マンガで描かれた作品のように、
弱肉強食のディストピア社会が到来するのではないかという不安から、
自分が好きなことをする時も自分を制限してしまいます。

また、他人が好きなことをすることに対してもネガティブに思ってしまうことがあります。

しかしこれは勘違いです。


どういうことかというと、
「好きなこと」と言って、
犯罪的なことや人を害してしまうようなことが、
真っ先に思いつく状態であるということは、
病んでいる状態だからです。


好きなことをしている人は、
毎日楽しく、心に余裕があり、
他人に喜びや幸せを与えることを嬉しく思います。


反対に、好きなことをしていない人が思い浮かべるやりたいことは、人を害することである場合が多いです。

つまり、ディストピアになってしまうと考える人は、好きなことをしていないから心が病んだ状態にあり、他人にもそれを許容することが犯罪につながると考えてしまっているのです。

少しずつ心の余裕を増やしていく


好きなことをしていいという自分に対する許可には、心の余裕が必要です。

心の余裕がある状態で思い浮かべる好きなことは、決してディストピアに導くようなものではなく、むしろみんなが他者を尊重したユートピアであるはずです。

しかし、現代は多くの人が程度の差こそあれ、
我慢して生きている世界なので、
その状態で好きなことだけをして生きるということは、難しいのではないかと考えてしまうのも当然です。

ですから、その前の段階として、
1日の中で自分が好きなことだけする時間を少し作ってみるのはどうでしょうか。


例えば、本を読むのが好きなら、
毎日30分は必ず本を読む時間を作り、
携帯の通知や他者の声をシャットアウトして、
完全にあなたがその活動に集中できるようにするのです。

そして、その時の気分を観察してみてください。
リラックスして自分がその活動に没頭できた時、

「好きなことをして生きるとして、自分は何がしたいだろうか?」

と考えてみるのです。
その時に、犯罪的な欲求が出てくる、
または人を傷つけるようなことをしたいと思う人は少ないのではないでしょうか。


我慢してイライラしている時に考える好きなことやりたいことと、
自分の心に余裕がある状態のやりたいことは違うのです。

ですから、まず心に余裕を持つことが重要です。

まず1日30分、10分でもいいですが、
そこから時間を延ばしていって、
やがて全ての時間を好きなことで埋め尽くしてみるのは、スムーズに始められて、
継続も比較的容易だと思います。

好きなことを生活に取り入れて、
心の余裕を徐々に増やしていき、
好きなことだけしている状態を目指しましょう。

あなたを解放する


好きなことをするということは、
よりあなたの能力が発揮され、
みんなが幸せになります。

みんなが好きなことをすると、
世界がめちゃくちゃになるというのは勘違いです。

仮にあなたが好きに生きたくらいで壊れる世界なら早かれ遅かれ壊れると思いますし、
みんなつらい思いをしていると思います。

そんな脆くてつらい世界なら、
いっそ壊れてしまえば良いと思います。

ですから、存分に好きなことをして大丈夫です。

もちろんその際に、
どうやって好きなことをする時間を増やしていくかという工夫は必要になります。

「好きなことだけして生きれるか?生きれないか?」

という問いの答えは「生きれる」ですが、

そこからさらに、

「どうやったら好きなことだけをして生きる時間を増やせるか?」

という問いを持ち、
自分の答えを見つける必要があります。

できるのは確定で、あとは手段を考えるのです。
途中でやめない限り必ずできるのですから、

あれこれ試行錯誤するのは楽しい体験になるでしょう。

どこかで楽しくないと感じるなら、
それは「できる」ことを信じきれていないのだと思います。

その場合、好きなことをして充実した時間を増やしましょう。
そしてその時間を徐々に伸ばしていきましょう。
その過程で色々な気づきがあるはずです。

最も重要なことは、あなた自身がどれだけ好きなことをしていいと自分に許可を出せるかということです。

さて、あなたはどのように生きるのを選びますか?


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