ブックマークを作りたいだけ
最近楽しんでいる、読書ツールがあります。
それは、自作の「角ブックマーク」です。
本の角にブックマークがちょこんとあるのは楽しい。
ページの右上なので小さいのですが、このサイズがキュートです。本の続きを読み始める度にワクワクっとする!読書自体も楽しいんですけど、更にその時間の始まりを萌えさせてくれるツールです。
控えめに、好きな本と一緒にいつも視覚の角に寄り添ってくれる小さなヤツ。ページを捲る手を丁寧にさせる不思議な友達です。
移動の必要がないブックマーク
本を読み始める度にヨイショ、と縦長しおりを別のページに移動しなくて良い。
どうもこの「ヨイショ」が野暮ったくて好きじゃなかったのです。
もちろん本についているスピン(紐の栞)を使えばいいじゃないか、という意見もありますが、私にはちょっと味気なくて。
ブックカバーを布か何かで自作すれば、お気に入りのスピンをつけられる、という工夫はできます。が、そこまではめんどくさいとか、やったとしても所詮は紐です。
もっともスピンをレース編みとかで作ってつける、とかあれこれ考えた時もありましたが、流石にそこまでのパワーは使いたくなかった。
角についているので、ブックマークはそのままで。
ただ本を開いて読み始められる。
数秒の話ですがこれがかなり便利なのです。
読み終わりもそのままにできる
これはがっつり読む時ではなく、ちょっとの時間に数ページで終わるような時。すぐに読書をやめなくてはいけないかも?な時。
電車内のちょっとした時間とか、約束の人を待ってる時とか。
こんな時は、読み終わったページの角をそのままブックマークにスルッと入れれば、そのまま本を閉じられます。
但し本を沢山読める時間があるような時は、この角っこブックマークも最後のページに移動して閉じる必要がありますが、これは仕方ないですね。
思い出の紙、捨てられない紙
お気に入りの紙。包装紙でもなんでもOKです。
一辺2.5cm〜3cmくらいあれば良いので、プレゼントとかもらった時のラッピングペーパーなどの折れてない部分を使える嬉しいサイズ感です。
この2.5cm〜3cmというのは、”開いてそのまま本が読み始められる”という体を考えた時に、本文にかからない大きさです。
・文庫本=2.5cm
・四六版=3cm
くらいだと思いますが、多少本文にかかってもすごい楽しいブックマークにしたい!という方はもう5cmくらいのすごいサイズでいいのでは?
お子さんと大きめのサイズのブックマークを一緒に作るのも楽しそうです。本を沢山読んでくれそうですよね。
旅先の何か、素敵な紙、あの時あの人と一緒に食べたお弁当の包装紙とかでもすごくいいと思う。
気分と本とでブックマークを選ぶ楽しさ
縦長のブックマークも沢山持っていて、選び使う方もいらっしゃるとは思いますが、なにしろこの角っこブックマークは小さいのでお気に入りの箱か何かにガサっと入れておけばOK!
作っていくうちにどんどん増えていくこの角ブックマーク。1度しか使わないかもしれないけど、リピ率高めのものもあったり。
この”ガサガサと選ぶ”という行為も楽しみたい♩ 「どれにしようかな〜」っていう時間はとても大事。そこに意志が入るから、です。
おすすめは、選びやすいようになるべく薄めの箱とかに入れておくと良いと思います。
箱が深いと底の方は埋もれがちなのと、下手すると選んでいる最中に角を折ってしまう可能性もあります。
薄めの箱は贈り物とかそういう時に実は結構手にしているものです。薄いからそのままポイと捨てがちですが、蓋の上に綺麗な紙を切って貼っておくだけで良し。
気合いがあれば、箱専門店などでしたら綺麗な薄めの箱も売っていると思います。
人のそばにはいつも紙があるものだなあ、とつくづく思います。
ペーパーレスなんでしょうが、画面処理なんでしょうが、手が触れて心湧き立つものって紙なんじゃないかと思うのです。
スピーディーに瞬間を流してしまうのか、ほんの少し手元に留め置いて触れて・嗅いで・記憶をたどり暮らすのか。
私はアプリ処理で暮らしながら、一方でこんな世界も持って生きたいのです。
角ブックマークの作り方
作り方、というほどのものでもなくて、この型に紙を切り・そのまま両方の三角を中心に向かって折る、だけ。裏は四角にしておかないとページ角になかなか入りません 笑。
100均で売っている折り紙なども種類があるから楽しめると思います。
ただ、あまり薄い紙だとブックマークとして使うには「折らないように・・」とちょっと神経使ってしまう。
割と厚めの紙を使うか、お気に入りの紙が薄いラッピング紙などでしたら厚手の紙で作ってから上に三角で貼れば良いですよね。
ちなみに私の猫シリーズなどはタント紙で作っています。
ブックマークを作る楽しみ
紙を切るのも折るのも楽しい!私はもう立体までいっちゃいましたが、土台はテレビを見ながら千羽鶴おるような感じで沢山作っておくのもいいです。後からいろんなアレンジができますね。
以前の投稿「ブックカバーを作りたいだけ」の展開にもなりますが、そもそも読書とは別にこういうサポートツールを作ること自体が好きです。
その投稿の中で「本を色で分けてしまう」と書きましたが、ブックマークはカバーよりも色分類がダイレクトに簡単に楽しめますね。
至る所で紙に出会う度、それがお菓子のパッケージだろうが、ポストに投函されるチラシだろうが、手に取ると脳内ではこの3cm四方のトリミングが始まります。
必要のないチラシでもこのサイズで切り取るとポップになったり、そのまま捨ててしまいがちのダイレクトメールは、良い厚手の紙を使っているものですし、綺麗や写真だったりイラストだったりが載っています。
試しに何か紙をちょっと切り取って、本の右上に乗せてみてください。素敵なオリジナルのブックマークのイメージが湧いてきます。
これはどの本の栞に使おうか、いや逆に買おうとする本とか、図書館で借りようとする本を手持ちのブックマークはどんなのが合うかな?と思いながら選ぶというパターンもありかも。
どちらにしても本を手に取った瞬間のイメージでこんな風に手間をかけると、その本を更に大事に読めるのです。
やはりブックカバーもブックマークも、本を読むから作るのか、こういうものを作るから本を読むのか。
どっちだろうなあ?と思いながら今夜も”かわいい三角ちゃん”と一緒に寝る前の時間を、本と一緒に過ごして1日を閉じています。
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