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それぞれの特性で。

5月15日
お米の種まきをしました。
あとから知ったけど一粒万倍日でした。

5月8日に浸水させてから1週間。
いつもより長い期間の浸水になりましたが、実を言うと事情があって浸水させたのが例年より早かったので、種まきを遅らせるために、あまり日向に出さずに調整していました。

種まきの工程は、無肥料培土と籾殻くん炭を混ぜて(我が家流です)土を作り、苗箱にシートを敷いて土を入れ、土に水をかけて種籾をまいてミスト状の水をかけ覆土をして、できた苗箱を積み上げる。
というものなのですが、これを2人で手分けしてやります。
去年までは完全に分担して作業していたのですが、今年は詰まってる作業をどちらかがやるという方式を自然の流れでやって効率よくできました。

単純作業だけど、土を平らにならしたり、籾を敷き詰めたりするのは、結構時間がかかります。
中でも丁寧さが必要なのは籾まき。

できるだけ均一に隅までまくのが結構難しい

先日、剪定した枝を薪用に(薪ストーブも窯もないけど窯欲しいなと思って)長さを切り揃えているのを見たご近所さんが
「ご主人、A型?几帳面やねぇ」って言いました。
O型ですけど、作業する時の丁寧さ、几帳面さは私より断然あると思います。
その作業の丁寧さは籾まき担当です。
私は主に土入れ担当。
平らにならすのも結構時間がかかる作業ですが、ざっざっと土を盛ってササッとならすのは私向き。

オレンジのヘラで平らにします

苗箱をずれないようにきっちり重ねるのは几帳面な作業のできる人担当。

苗箱を包んでるブルーシートの巻き方が
几帳面な人がやったようには見えないと
思いますが(笑)

種まき作業を終えて、夜になってから、夜中から強風が吹くことを知り、包んだブルーシートが飛ばされないよう重石をしてないことも思い出し、シートが飛ばされないか、苗箱が倒れないか心配になりました。
片や、几帳面と言われた人は
「飛ばされないよ。明日の朝すれば大丈夫だよ」と。
こういう時、楽観的な人。
結局、私は気になって、懐中電灯を持って重石をしに行きました。
大抵、私が心配してやることって、やらなくても大丈夫だったり、やらなきゃ良かったってことが多いんですけどね。
今回はやっておいたから安心して眠れました。

ご近所さんから「ご主人、几帳面やねぇ」って言われた時、
「几帳面なところとそうじゃないとこあるんですよー。お互い几帳面になるとこが違うんですよ」
と答えました。

几帳面になる部分とそうじゃない部分、人によってそれぞれ。
丁寧にできること、速くできること、楽観的でいられること、慎重になること。

お米づくりや畑仕事を始めた頃は、結婚して20年以上経っていたけど、それまでの生活ではなかったようなお互いの違いでぶつかり合うこともありました。
でも、それも年数を重ねるごとにお互いの特性を活かして分担したり、違う部分にお互いちょっと驚いたり面白がったりしながら、あまり干渉せずにそれぞれ作業できるようになってきた気がします。

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