見出し画像

出張編:浦河と様似へ写真教室に行ってきました 

こんにちは!SAyAです。

はじめに、この記事は栗山町での写真での情報発信を今後活発にしていくための学びや参考の機会として参加させていただいた町外での写真教室のことを執筆しています。

様似町と浦河町へ


5月3日(金)と4日(土)に写真の勉強のため、浦河町と様似町で開催された写真教室へ行ってきました。いずれも講師を担当したのは、私が通っていた写真教室の先生でもある写真家の渡邉真弓さんです。

-講師紹介-
写真家 渡邉真弓
北海道カメラ女子の会代表。「写真と一緒にくらしを楽しむ」をキーワードに、女性向け写真教室や市町村との地方創生事業などさまざまな活動を展開。浦河町・様似町・えりも町・広尾町のカメラ女子で結成した「チームとんがり」と四町の魅力発信中!
Instagram @allo_mayumi

浦河町へ (2024.5.3)


浦河町には「優駿さくらロード」という優駿の里公園の入り口から約3kmにわたって,1,000本を超えるエゾヤマザクラが立ち並ぶ道があります。
その桜の写真を撮影するという「さくら」写真教室に参加してきました。

昼の部と夜の部があり、お昼は「春のお散歩編」夜は「夜桜ライトアップ編」というプログラムです。

昼の部

■春のお散歩編のスケジュール
13:00-13:30 撮影レクチャー
13:30-15:00 お散歩桜撮影
15:00-15:20 講評準備
15:20-15:50 写真講評
15:50-16:00 お知らせ

栗山町から車で約3時間の浦河町。気合を入れて出発しました。
集合場所は「ウラカワ優駿ビレッジAERU」という宿泊施設の会議室。
渋滞もほぼなくスムーズに到着しました。
参加者の皆さんは前回2月の冬のうらかわ旅というフォトツアーに参加した際にお会いしたかたも多く再会に嬉しくなりました。

AERUの会議室にて撮影レクチャーが行われ、渡邉真弓先生の他に、今回この二日間は様似写真愛好会の佐々木敏(ささきさとし)さんがアシスタントとして参加。
佐々木敏さんは昨年のくりやまカメラの会「食も楽しむスイーツフォト編」に参加していただき、様似町からわざわざ来てくださったことがとても嬉しかったです。

満開の桜のはずが…

そんな中、肝心の桜ですが、満開がちょうど1週間前だったということで、ほとんど散ってしまっていました・・・><
内心「あらら!」と残念に思っていたのですが、真弓先生は「工夫して桜がたくさん咲いているように見える写真を撮りましょう!」とポジティブ転換!確かにそういうテーマで撮るのも、ある意味いろいろと勉強になりそうですし、その為のアドバイスも先生からいただけました。撮影レクチャーをしていただいた後、早速桜撮影に行きました。

その日の天気はとても良かったのですが、光の動きが忙しかったのと風が強かったのでなかなか難しくもありましたが、このような写真が撮れました。

撮影した写真(浦河町:春のお散歩編)photo by.SAyA


可愛いたんぽぽを手前でぼかしてみました
昼の部の写真の中でお気に入りの写真です
(色味が少しだけ暗かったのが少し残念ですが)
空色と桜色の優しい雰囲気がでるように撮影
桜と共にAERU(建物)をメインに撮影
木によってそれぞれ異なったグリーンが美しく
その中にある桜をメインに
まっすぐにのびる枝が美しい
桜があるだけで華やかになりますね
可愛い桜
この写真なかなかお気に入りです



私は普段よく使用しているXF18-55mmのレンズと、カメラはフジフィルムXS-10を使用しました。(望遠レンズの方が今回は適していたみたいです。)

各インスタグラムに自分たちの撮影した写真をアップし、それに対して先生が講評をしました。

ハッシュタグは  #うらかわ桜2024   #うらかわ桜写真教室2024  

検索していただけると、参加者のみなさんが撮影した桜の素敵な写真がご覧になれますので是非チェックしてみてくださいね。

夜の部

■夜桜ライトアップ編のスケジュール
18:00-18:30 撮影レクチャー
18:30-20:00 夜桜撮影
20:00-20:15 移動
20:15-20:30 講評準備
20:30-21:00 講評

最初は19:00からのプログラムでしたが、空が暮れていく感じも撮れたらいいねということで1時間早め18:00から開始しました。
まずは撮影レクチャーがあり、撮影へ出発。
夜桜撮影は私にとって初挑戦。どんな写真が撮れるのでしょうか??
夜桜撮影は2つの場所で撮影しました。


1.高所作業車からの撮影



一つ目の場所はなんと高所作業車からの撮影でした。
命綱的なベルトを付けられ高所作業車に乗り込みます。
ベルトからでている綱をカチャっとセット。
これで万が一落ちても大丈夫です(!?)
想像以上の驚くほど高いところまで上がっていきました。
途中、足が竦みましたが、他の皆さんは平気な様子で早速撮影モード。
恐さのあまり設定にモタモタする私。
「早く撮影しなくちゃ!」と集中してシャッターを切ります。
暮れていくグラデーションの空は目の前に広がっているのに
建物もきちんと写そうと思ったら、空は白っぽくなってしまったり
暗い野外での撮影はとても難しくイメージする色がなかなか出せず、悔しい思いをしました。

撮影した写真(浦河町:夜桜ライトアップ編その1)photo by.SAyA


手前の桜の感じはかろうじてわかるのですが
空が完全に白っぽくなってしまいました
空のグラデーションの色味を出すと
桜はまったく見えないですね
何を生かしたいかを明確にするのも大切です
夜の桜並木
夜はライトアップされます
ホワイトバランスの設定を少し変えたら
空の青と桜のピンクがはっきりでました
着物の柄のよう
こちらは先ほどより暗めで
大人っぽく落ち着いた印象に
桜もくっきりリアルな感じです

自分の撮りたいイメージの設定をスムーズにすることが今後の課題です。
夜桜は初めての撮影ということでイメージもなかなかしづらく
いろいろと考えることが多くとても勉強になりました。
今後撮影する際には、もう少し良く撮影できるような気がします。

おまけ


これが高所作業車です。乗り込むところです。
どんどん上がっていきます。
高いでしょ??!!

2.夜桜+テールランプ



次のプログラムは、桜並木で三脚を使用しました。
桜と車のテールランプを生かした撮影をテーマで
シャッタースピードやISO感度をうまく使いながら撮影します。

並木道を車が通るタイミングで車のテールランプが1本のラインになるように写真を撮影します。

設定に時間はかかりましたが、このような写真が撮影できました。

撮影した写真(浦河町:夜桜ライトアップ編その2)photo by.SAyA


車のテールランプが赤と青のラインとして撮影成功!


基本的に車の通りがそんなに多くはなく、狙える瞬間が少なかったので、その中でもこのように、光のラインが撮影できたのは個人的には嬉しかったです。三脚を使った撮影も普段はあまりしないので、三脚の組み立てに慣れてきたのもよかったです。三脚を使用する撮影としては、星の撮影も近々してみたいと思います。

夜桜を撮り終え、AERUに戻り、また各自のinstagramに投稿し先生から参加者さんへの講評があり、その日のプログラムはすべて終わりました。

翌日は様似町の観音山へ。ということで早めに就寝しました。zzz

様似町へ(2024.5.4)


実は私は今回、初めて様似町に訪れました。
その前に様似町ってどんなところなのでしょうか!?

北海道日高東部のまち「様似町」。
ここには、世界でも類を見ない新鮮で多彩なかんらん岩から成る山々や渓谷、特殊な土壌条件などによって育まれた固有の高山植物群落、
そして、海岸の特殊な地形が天然の良港となり古くから交易の拠点として栄えてきた歴史と文化があります。

様似町役場発行のパンフレット「アポイ岳ジオパーク」より

ということで、とても特別な土壌な様似町だということがわかります。
今回、写真撮影の前に、特別にアポイ岳ジオパーク認定ガイドさんからの説明がありました。

1300年前は海で北米プレートとユーラシアプレートがぶつかったところに様似があるということを聞いて、私自身、今まであまり土壌のことを気にしたことがなかったのですが、とても興味が湧いてきました。
その特殊な土壌だからこそ、通常の植物は枯れてしまうけれど、時間をかけてその土壌にあわせて進化した花があってそれらが「アポイ」「サマニ」などの名がついた固有植物で、すなわち、ここにしかない花がたくさんあるとのことです。

それを知ると、様似の魅力が増しますよね!!
世界でここにしかない花ってすごいですよね。そう聞くとカメラにも
収めたいという人もたくさんいるのではないでしょうか。
と前置きが長くなりましたが、様似町の土壌のお勉強もできて私は大満足でした。
このあとはいよいよ写真撮影です。

様似町での写真教室は観音山にて行いました。

■観音山写真教室のスケジュール
10:00 集合、オリエンテーション
10:30-11:45 観音山散策、撮影
11:45-12:00 解散

観音山写真撮影会へ

観音山の麓までは車で行きました。
車を降りて、いざ出発!
「まずは、写真は撮らずに上まで登ってしまいましょう。」と先生。
写真を撮りだすと、時間はいくらあっても足りませんので*

撮影ポイントに到着

観音山の豊かな山野草を撮影します。春の妖精との愛称で親しまれる「カタクリ」が咲いていました。(といってやはりこちらも時期が終わり頃で、ちょっぴり元気のない感じでしたが:)でも、それを良く見せるように写真を撮る!ということで、ポジティブに撮影に挑みました。

撮影した写真(様似町:観音山写真教室)

きれいな紫色のカタクリ
多数のニリンソウと手前にカタクリをポイントに
くるりん♪くるくるの「コゴミ」
後ろの光のタマボケ、まるでコダマのよう^^
参加者さんが単焦点レンズを貸してくれたので
ふわっとした優しい写真が撮れました。
山の植物たちはひとつひとつが宝物みたいです
ふわりと美しい緑の世界
エゾエンゴサクもチラリと咲いていました♪


いつも見守ってくれているのですね♪
背景にカタクリをぼかして

光の向きを気にしてボケを出したり、枯れている花をどういう風に美しく見せるかなどを工夫をしながら撮影をしました。

二日間の写真教室を終えて

今回、浦河町と様似町の二日間の写真教室に参加して植物メインの
写真撮影になりました。時期がずれたことで満開の桜やカタクリを撮影することはできませんでしたが、それにより、いつも以上に工夫をこらしての撮影会になったことで、結果とても勉強になりました。
植物は生きているのでいつも同じ姿で留まることはできなません。
今後も必ずしも決められた撮影日に計画どおりにはいかないということもあります。そのような時にどういう撮影をすることがベストなのかと想定したり判断することが大事になってきます。この二日間ではそういったことの学びもありました。私にとっては、新たな経験ができたことで有意義な写真教室参加になりました。講師の渡邉真弓先生をはじめ、様似町写真愛好会の佐々木敏さん、関係者の皆さん、ありがとうございました。

様似町親子岩












この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?