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2023年5月 札幌

支笏湖から山を越えて北広島へ。目指すは、北海道ボールパークFビレッジ、エスコンフィールド。日ハムファンでもないけど、ミーハーだね。平日なのに見学に来てる人は多かった。

まずは、これを見なくちゃ。皆さん、この前に立って記念撮影してる。
さすが出来たばかりできれいだなあ。ドームは開閉式。スタジアム内のツアーもやってる。

お昼は回転寿司、銀寿司で。銀鮭、ニシン、ホッケなど北の海の恵みをあれこれ。なかなか安くて旨かった。

活ホッキ。
毛ガニ。

さて、この後は、野幌森林公園を花見散歩。昔、花仲間とサルメンエビネを探して歩いたなあ。結局見つけられなかったが。

気持ちのいい林の中を歩く。予報では雨、傘を持って歩いた。
ニリンソウ。なんだか背丈が伸びてるなあ。
お、ミズバショウも咲いていた。
そして、何より、この花。オオバナノエンレイソウ。咲き始めの花。初々しい。
しっかり咲くと、こんな感じ。大きいねえ。
エンレイソウが群れ咲いてるのなんて見たことないよ。
ヒトリシズカもなんでこんなにノッポになるの?!
ネコノメソウがうじゃうじゃと。
エゾエンゴサクも。
ニリンソウ、花自体が大きい。

結局、雨は降らずじまい。よかった。
さて、ホテルに向かうか。今夜は初めて泊まるホテル。JALシティホテル札幌中島公園。実は昨夜の休暇村も今夜も、例の全国旅行支援割引きにはなっていない、残念ながら。ま、いいか。
部屋で一服してから、大通り方面へ向かった。

地下鉄に乗ると、ドアにこんな広告が。
大通公園、チューリップがたくさん咲いていた。そして、ライラックにも白や紫の花が。

今夜の夕食は、こふじ、という郷土料理の店。

ビルの地下に店はある。
懐かしい、男山の特別純米くーる。
昨夜休暇村で食べたぬるくてボテッとした山菜天ぷらとは大違い。パリッとした熱々の揚げたて。ギョウジャニンニク、コゴミ、タラノメ。いずれも一口噛むとそれぞれの野生の香りが口の中一杯に広がった。うーん、これでなくちゃ。
ホッキのバター焼き。濃厚な風味がたまらん。

刺身あれこれや焼きアスパラなど、あれこれ食べて飲んで、満足。奥の座敷には台湾からだろうか、団体ツアーのお客さんが入って、ご馳走が次々運ばれる。飲み物は、なぜか、ワインとコカコーラ。コーラは生ビール用のジョッキにドバドバ注いでから出している。
もう1軒ハシゴしようかと思ったが、カミさんから止められた。油断大敵と。タクシーでホテルに戻り、ホテルの大浴場に浸かってから、コンビニで買ってきた寝酒を楽しんだ。

ライトアップされた時計台。

翌朝、せっかくなので、朝風呂の後、近くの中島公園を早朝散歩。

公園入り口には、ぼってりした満開のヤエザクラが朝日を浴びていた。
優雅に池を泳ぐオシドリ夫妻。
優雅な佇まいの豊平館。
公園内にコンサートホール。近くにはレナード・バーンスタインの像が立っていた。ここ札幌でPMFを始めた大恩人だね。
ヤナギの新緑が美しいこと!
ツツジももう咲いていた。
あれ、なんでカモメがいるんだろう。海は遠いよねえ。
ヤエザクラのアップを。

いや、楽しい散歩だった。園内は散歩する人、犬を連れた人、ジョギングする人、大賑わいだった。寒いので着込んでいったが、半袖姿の人もいてびっくり。
チェックアウトして向かったのは、モエレ沼公園。初めて行った。

ガラスのピラミッド。年配者グループが準備体操中。多くの人たちは自転車を借りていた。
ピラミッド内のイサム・ノグチの作品。亡くなる直前に、札幌市から設計を依頼されていたそうだ。この公園が彼の最後の作品となった。3階にはミュージアムもある。
屋上からは素晴らしい眺め。雪を被っているのは暑寒別岳かしら。
ピラミッドの中からモエレ山を見る。

札幌は町の中に緑が多くていいなあ。これで冬の寒ささえなきゃ、住みたくなるに違いない。
さあ、今回の旅で一番楽しみにしていた場所、白老のウポポイ民族共生象徴空間へ向かう。初日は月曜だったので休館日だったのだ。
その前に腹ごしらえ。千歳の一茶庵で蕎麦。

こちらはゴマ蕎麦が名物らしい。昼時、次々、お客さんが入ってきていた。
とろろ蕎麦を食べた。蕎麦は香り高く美味しい。とろろもたっぷり。

ウポポイは、入場券を買って入ったら、ちょうどもうすぐ「シノッ」という伝統芸能が始まると教えられ、ホールに向かった。

このホールで、いろいろな伝統芸能を鑑賞できる。先に修学旅行の一団が着席していた。

公演は撮影禁止。ウポポという座り歌、サロルン・リムセという鶴の踊り、素朴な楽器ムックリ演奏、イヨマンテ・リムセという熊の霊送りの踊りなどを見せてもらった。演者の個人名を紹介してくれたらいいのにと思った。
その後は博物館へ。祭祀に使う道具、儀礼の際の装束や飾りなどが展示されている。

博物館の展示スペースは2階。正面の窓からは園内が見渡せる。
説明書きは、まずアイヌ語、次に日本語、英語、ハングル……と続く。

ウポポイ、興味深かったが、正直言ってイマイチこちらがどっぷり浸りきれないもどかしさも感じてしまった。公演や展示、それぞれ、少しずつもどかしさを感じたのは、こちらの感性の鈍さ故かしら。
さあ、レンタカーを返して新千歳空港へ。搭乗前に土産の買い物と、軽く一杯。

羽田や那覇と並ぶほど空港内の土産物売り場と飲食店の数は多い。
行列ができている寿司屋もあったが、味噌キッチンなる店で生ビール、日本酒をやりながら、ザンキ、イカポッポ焼きなどつまんで、〆に豚丼。ごちそうさんでした。

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