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ペンとインクの話

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サインペン、万年筆インク、ゲルボールペンなど、筆記ペンに 関するエントリをまとめています。 (「また使いたいペンの話」はこちらに移動しました)
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インクマゼルキットで作る3原色の色相環

今回はインクマゼルキットより01・04・11の3色を使用した色相環をアップします。3色だけでかなり色が作れます。 純粋なCMYではないので出来たRGBは少し色の偏りが見られますが、大体それっぽく見えているのではと思います。(個人的にはCがちょっと弱い感じを持つ) くすみを出したい時は矢印で結んだ反対側の色を少々足すと良いです。もしくは3原色を全て同比率で混ぜ、暗い色を作り(黒にはならない)それを足す。 補色を混ぜると茶色になりやすいから、黒っぽくしたい場合は3原色混ぜで。

また使いたいペンの話 フェリシモのカラーボールペン&筆ペン

私が学生だった時(90年代)はまだカラーペンというのがそこまで豊富では無かったと思う。今はどこでも当たり前の様に手に入るものだけど、例えば、サクラクレパスさんの【ボールサイン】シリーズの黒・赤・青以外(緑や黄など)は近所の文具屋では手に入らず、揃えるのに難儀していた覚えがある。今なら100均で普通に購入出来る24色入りの安いサインペンも、あの当時は大きなホームセンターで、400円前後で買えたかどうかだった。 また、我が家は勉強に必要でない文房具を購入することをヨシとしなかっ

また使いたいペンの話 パイロット ラテ

私が過去に出会ったペンの中から、また使いたいと思ったものを一人語りしています。今回はパイロットさんの【ラテ】シリーズ。2007年3月発売。全19色。 現在も発売中の【マルチボール】のパステルカラーver.と思っていただければ、 イメージが付くかと。ペン先は0.5ミリ幅で、携帯電話のデコやプラスチックに 描くことができるよ〜という触れ込みで出ていました。 このペン、とにかくインクの色が可愛くて!ブルー系は単品で何回リピートしたか分からないくらいです。細字の顔料インクなのに紙に

また使いたいペンの話 セリアのラメジェルペン25色

セリアといえば今では「3大100均」のひとつですが、まだ全然おしゃれで無い、無名な頃の話。ちなみに私は今回語るペンでセリアの存在を知りました。 出かけた先で全然知らない名前の100均があり、暇つぶしに入った所、トップ画像に貼ったペンを見つけます。こういうジェルペン大好きな私は速攻でレジに持っていこうとしますが、ペン内でインク分離しているのに気づき、その時は購入しませんでした。また後日購入しよう…と思ったはいいものの、お店の名前を忘れてしまいます。当時住んでいた街周辺にはダイ

また使いたいペンの話 ゼブラ プチコロン

「香り付き」というのは、どうしてこう、ワクワクするのか。 ペンが香り付きというだけで購入意欲が3割増しになる感じです。 最近は香り付きペン、女児文具・大手メーカー品共々あまり見かけず残念です。 (なので、先日発売された某女児雑誌の付録が、香り付きジェルペンセットだったから購入しちゃいましたよ!) 今回はゼブラさんの【プチコロン】というペンについての話です。 全8色/100円でした。 「コロン」とついてるのでそれぞれの色に香りが付いています。 このペンはパールインクで、とても

また使いたいペンの話 香り付きジェルペンあれこれ

以前、ゼブラ【プチコロン】ペンの話を書きましたが、それ以外にも香り付きジェルペンでまた使いたいものが沢山あるので、今回は【プチコロン】以外の香り付きペンについてあれこれと。【プチコロン】の話は下記リンク先ご参照を。 色々と香り付きジェルペンを使ってきて、印象に残っているものをピックアップしています。 ゼブラ【ラフレーチェ】 全12種/105円 スイーツの香りがついたジェルペン。1期、2期と2回に渡って発売されました。パステルカラーと原色の間の様なカラーでした。画像は1期発

また使いたいペンの話 トンボ モノボール

私が小学生の時に知っていた筆記具は、まず鉛筆。色鉛筆、油性ボールペン、サインペン、クーピー、クレヨン(クレパス)と、ごく限られたものでした。 今だと当たり前にあるジェルペンも、当時はボールサインの基本色がわずかに出回っていたくらいで、「ジェルインキボールペン」という第3のボールペンを知るのは随分後でした。(G−1の蛍光ジェルペンで初めてそういうものだと知る。) あ、万年筆も一応知ってはいたものの、きちんとした現物を見たことがなく、 ファンシー文具店で売られていた万年筆もどきペ

また使いたいペンの話 ぺんてる 絹物語

ここ数年、ぺんてるさんが1990年代に出していたペンのシリーズが復活販売されていて嬉しい限りなのですが、ひとつだけ解せぬことがあります。 それは【絹物語】の話が全然出てこないこと! 最近は和色の文具(特にマステ、万年筆インク)が人気で、中華マステは日本以上に和色的なモノが増えているから一定のファン・需要があると思うのですが、 全然反応しないから、多分技術的に出し難いところがあるのかな〜と推測。 【絹物語】は1998年に発売された、メタリック系のジェルペンです。全20色。 日

また使いたいペンの話 キラリーナツイン

今回のエントリは、今年4月に生産終了となった【キラリーナツイン】サインペンについて。 【キラリーナツイン】は、現在手帳デコでカラフルなペンがもてはやされている前から、ノートデコ(主に学習用)を目的としていました。全36色。1本130円。 画像は全色セット(18本)ですが、太字と細字のツインマーカーで、それぞれ色が違います。細字は濃い色で、太字はラインマーカーの役割があり、細字を目立たせるために薄く色付きます。 元々はバニーコルアートさん(リキテックスの日本代理店)が出してい

また使いたいペンの話番外編 ぺんてる 絹物語 まさかの再会

以前下記エントリで「ぺんてる 絹物語」の思い出話を書きました。 「また使いたい」と書いたら、これをお読みになられた方からお手持ちの絹物語をご提供頂きました。今回は全20色中15色、5色セットで販売されていたものをパッケージごと頂いています。 実はこの5色セット売りは見た事がありませんでした。(全色セットはあります) 検索したら限定でシールやポストカードがついていた様です。 パッケージの裏には色の解説が入っていました。 どんな色なのかをお見せしたかったのですが、残念なが

インクマゼルキット「8月」と「02愛着」混色チャート作成

インクマゼル新作キット「4月」の混色チャートも今回で終了です。 最後は「02愛着」との混色です。 茶色を作るにしても、11を使うか18を使うかで違ってくるのが面白いと 思います。左上チャートは01とほぼ一緒の色変化なのですが、オレンジ色だから全体的に濃く出ます(01を使うとあっさりした感じ。色の深みは02の方がある)。 全5回のチャート作成ではひたすら茶色と緑色を作っていた気がします(笑)。 使う色が違うから同じ色味ができないというのが面白いですね。その日の気分によって作

インクマゼルキット「8月」と「15 安堵」混色チャート作成

インクマゼルキットのチャートその4は「8月」と「15 安堵」です。各色に黄緑を混ぜたらどうなるでしょうか…。 補色関係に近い04と15の混色がやっぱり面白い!同量で茶系に、どちらかが極端に多い場合はくすませつつもしっかり多い方の色が残ります。 今回、18を混ぜた時の輪ジミが強いのが気になりました。前から気にはなっていましたが、ここまで激しいのは初めてでした。15も輪ジミができやすいけれど、まだ「縁でできている」から良いのです。でも18はそんなのお構い無しに堂々と真ん中ででき

インクマゼルキット「8月」と、「01 ひらめき」混色チャート作成

今回は「8月」の各色に「4月」の黄(01ひらめき)を混色したチャートのアップです。04恋慕がマゼンタ相当、11素直がシアン相当で3原色混色になります。 それぞれの色に01を混ぜると「大体想像が付く」色味になります。黄色が多いとかなり色変化を感じますが、元の色が黄色に近い場合は、黄色を少し入れただけでは色変化が感じにくいです。18のチャートの左下はほぼ変化なしに見えます。 04と11の左下は少し違うな〜と思うのですが。(それぞれ下に書いている元の色と見比べて下さい) 前回のチ

インクマゼルキット「8月」混色チャート作成

新作「4月」に引き続き、8月も混色チャートが完成したのでアップします。 8月はバランスよく色が揃っているので、インクマゼル初心者はまず8月を購入して混色に慣れると良いと思います。18の使い勝手が良さ過ぎて減りが早いです。 特に各チャート右上(5・1)の様に、04や11を混色しつつ少しだけくすませるのが気に入っています。 18は黄じゃなくてカーキに近いので、04と混ぜてもオレンジにはなりません。オレンジを作るなら01と混色しましょう。オレンジは作れないけれど、マルーン系?の茶