ランダムで一括生成できる、『ワイルドカード』の使い方 / Stable Diffusion

便利すぎる"ワイルドカード"とは

ポーズや髪色・洋服などを色んなパターンで生成したいとき、毎回プロンプトを記述するのはとても面倒。

そんな時に"ワイルドカード"を使えば、ランダムに複数のプロンプトを組み合わせて自動で生成してくれる。

たとえば"髪色"の場合、「黒色、ピンク色、ブロンド色、グレー色」
"洋服"の場合、「水着、ワイシャツ、ワンピース、ドレス、制服」
など記述したプロンプトの中からランダムに組み合わせて生成してくれるイメージです。

Dynamic promptsのインストール方法

拡張機能 → URLからインストール → 拡張機能のリポジトリのURL → 以下のURLを入力してインストールをクリックする。

https://github.com/adieyal/sd-dynamic-prompts.git

"Installed into~~~~~. Use Installed tab to restart."が下に表示されたらインストールが完了。

拡張機能 → インストール済 → sd-dynamic-promptsにチェックを入れる → 適用してUIを再起動をクリック

txt2imgに「Dynamic Prompts」が表示されたらインストール完了。

ワイルドカードのメモの用意

txt形式の通常のメモで、ランダムに生成したい単語を記述する。
改行をして複数の単語を記述する。

例として、表情(aspect)についてのメモ(.txt)を用意した。
smile, light smile, smug, laugh, happyなどの表情の単語を記述。

ファイル名「aspect.txt」

次に胸(breasts)の大きさについてのメモを用意した。
ファイル名「breasts.txt」

洋服についてのメモ。
ファイル名「clothes.txt」

その他にも、ポーズ(pose)と背景(background)に関するメモを用意した。

stable-diffusion-webui/extensions/sd-dynamic-prompts/wildcardsのファイルに、メモを全て格納する。(パス名はOSによって異なる)

Dynamic promptsの設定

Dynamic Prompts 有効化にチェックを入れる。
他の設定は基本的に行わなくてOK。

次にプロンプトを記述する。

先ほど保存したメモのファイル名「aspect.txt」「breasts.txt」などの
、".txt"を除いた単語をプロンプトに記述する。

半角のアンダーバー２つを前後に入れて、「__」➕ファイル名➕「__」となる。

例)) __aspect__,__breasts__,__clothes__,__pose__,__background__,

▼プロンプト例
anthro, white cat, ((12 years old)), cute girl, white hair, short hair, solo, cat whiskers, freckles, (realistic fur body:1.5), cat paw, ((tail)), __aspect__,__breasts__,__clothes__,__pose__,__background__, detailed background, realistic, photorealistic, ultra realistic, 8k,

このようにアンダーバーでプロンプトを記述することで、メモの内容を自動的に読み込んでランダムに生成してくれる。

生成ボタンを右クリック → 「停止するまで生成を続ける」をクリックすることで、放っておいても永久的に生成してくれるのでおすすめ。

生成結果

ポーズや背景・洋服など、自動的にランダムに組み合わせて生成をしてくれた。

格段に作業効率が上がるので、ぜひ使ってみてください。

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