【話題の生成AIニュースまとめ】 11/06〜11/10|アマゾン、ChatGPT(GPT-4)超えのAIモデル開発か「Olympus」
5分で先週を振り返られる、要約ニュースです。
2023年 11/06〜11/10までの話題になった生成AIニュース総まとめ。
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1. アップル新型「MacBook Pro」生成AIを意識したスペックに
アップルの新型「MacBook Pro」は、生成AIに適応したスペックを持ち、最大128GBのメモリを搭載可能。この仕様は、クアルコムを含む半導体メーカーが重視し始めたオンデバイス生成AIのトレンドを反映している。ASCII.jpの連載記事では、画像生成AIがスマホで使える時代において、「来歴情報」の重要性が強調されている。これは、写真やイラストの由来を記録する情報で、生成AIで作られた画像に「来歴情報」を埋め込むことで、利用者による真贋の判断を容易にする考え方である。また、Qualcommは「オンデバイス生成AI」に焦点を当てたSnapdragonイベントを開催し、生成AIの進展と半導体企業の協業により、生成AI市場が進化していくことが示唆されている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/496e4e191f74bda02dbe62fa4f8612780e427720
2. GitHub、GPT-4でコードを提案・説明してくれるチャットAI 一般提供開始へ
GitHubは「GitHub Copilot Chat」の一般提供開始を発表した。これは、OpenAIのGPT-4を使用してコードの提案や説明を行うチャットAIで、より正確なコード提案と複雑な概念の説明が可能である。GitHubはまた、GitHub Copilot Enterpriseの新サービス、AIを活用した新しいセキュリティ機能、GitHub Copilotパートナープログラムのプレビューを発表しました。これにより、開発者はGitHub内のどこでもCopilot Chatを利用でき、コードエディターやCLI、モバイルアプリと統合され、ソフトウェア開発のライフサイクル全体でCopilotを利用できるようになる。https://news.yahoo.co.jp/articles/25e3b70f3b5dbbed522d22508f06a7afe4432600
3. サムスンが生成AI「Samsung Gauss」、製品への拡大も視野に
サムスン電子は、生成AIモデル「Samsung Gauss(サムスン・ガウス)」を発表した。このAIモデルは「Samsung Gauss Language」、「Samsung Gauss Code」、「Samsung Gauss Image」の三部構成で、言語生成、コード生成、画像生成の機能を提供する。このモデルは現在、社内で従業員の生産性向上を目的として利用されており、将来的にはサムスン製品に統合され、新たなユーザー体験を提供する予定だ。https://news.yahoo.co.jp/articles/208c59cda71b706a34bd154f07576108fe3fce10
4. グーグル、広告サービスに生成AI キャンペーン向けの文章と画像を生成可能
グーグルは2023年11月7日に、広告主向けの生成AI「コンテンツ作成ツール」を米国でベータ版として提供を開始した。このツールは、キャンペーン用のテキストと画像を生成し、広告の掲載結果を高めることを目的としている。特徴として、生成された画像はビジネスまたはクライアント固有のもので、同じ画像を他のクライアントに提供しない仕組みがある。また、Google広告アセットライブラリを通じて、2024年初頭までにすべてのユーザーに提供される予定である。https://news.yahoo.co.jp/articles/ef7eca6eb463609edda92fec35006368fa8dec3a
5. アマゾン、ChatGPT(GPT-4)超えのAIモデル開発か その名も「Olympus」
アマゾンは、OpenAIのGPT-4を上回る性能を持つ大規模言語モデル「Olympus」を開発中であると報じられている。Olympusは2兆個のパラメーターで訓練中で、OpenAIやグーグルの上位モデルと競合する性能が期待される。現在のプロジェクトは、アマゾンの音声アシスタント「アレクサ」の元責任者、ロヒト・プラサド氏が指揮を取っている。AWSは既に自社開発の大規模言語モデル「Titan」や他社の生成AIモデルの提供を開始しており、Olympusはこれらに対する強力な切り札として位置づけられている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e33a1f99566611e0a99890142fed2b81ddf6ea3
6. Google 検索、生成AI活用を120カ国に拡大 追加質問を強化
Googleは、検索エンジンに生成AIを導入する「Search Generative Experience (SGE)」を120以上の国と地域に拡大すると発表した。この拡大により、メキシコ、ブラジル、韓国、インドネシア、ナイジェリア、ケニア、南アフリカなどの国々で利用が可能となり、スペイン語、ポルトガル語、韓国語、インドネシア語の4言語が新たにサポートされる。また、「フォローアップ質問」機能が強化され、検索結果ページから直接次の質問を行えるようになり、質問によるトピック探索が容易になる
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1545698.html
7. イーロン・マスク氏率いるxAI、独自のAIモデル「Grok」を正式発表
イーロン・マスク氏率いるxAI社が新しいAIモデル「Grok」を発表した。このモデルは、新たなアイデアの創出やデータ処理を支援する機能を持ち、既存のAIモデル、例えばChatGPT-3.5やInflection-1を上回る性能を持つ「Grok-1」を基盤としている。Grokは質問に対応し、研究アシスタントとして迅速に関連情報にアクセスし、データの処理や新しいアイデア創出を支援する。現時点でテキスト処理にのみ対応しているが、将来のアップデートで画像や音声などマルチモーダルな対応も計画されている。まずは米国内のユーザーに限定したβ版がリリースされ、フィードバックを収集した後、新機能を展開する予定である。
https://aismiley.co.jp/ai_news/xai-grok-release/
8. OpenAIがGPT-4 Turbo発表、従来よりも安価で高性能に。画像入力に特化したGPT-4 Turbo with Visionも
OpenAIは、開発者会議「DevDay」で生成AIの新モデル「GPT-4 Turbo」を発表した。従来のGPT-4が2021年9月までのデータでトレーニングされていたのに対し、GPT-4 Turboは2023年4月までのデータに対応。処理できるテキスト量も12万8000トークンに拡大し、1つのプロンプトに300ページ以上のテキストを収められる。さらに、パフォーマンスの最適化により、GPT-4 Turboの入力トークンあたりの価格は0.01ドルと3分の1に。関数呼び出しの更新、特定形式の生成精度向上、新たにJSONモードのサポートもある。別途、画像入力に特化した「GPT-4 Turbo with Vision」も発表。画像を読み取ってキャプション生成や画像の詳細分析が可能で、画像サイズにより価格が異なる。画像生成AI「DELL-E 3」の利用も可能で、安定版は数週間以内にリリース予定。
https://news.yahoo.co.jp/articles/491222b41b049553aed562880b4b7b5a048c0883
9. 独自のChatGPTが作成できる「GPTs」が登場。GPTsの販売も今後可能に
OpenAIは開発者イベント「DevDay」で、カスタム版ChatGPT「GPTs」を発表した。GPTsは特定の用途に合わせてユーザーが自分だけのChatGPTをノーコードで構築できるツールであり、独自の指示や情報を追加し、必要な機能を組み込んで独自のチャットボットを作成できる。プライバシー保護のため、ユーザーのチャットデータはGPTsの作成者と共有されないよう設計されている。GPTsは共有可能であり、作成したGPTsを販売できる「GPT Store」も展開予定である。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d30df4c7a45d84044a0836d76eeffaf9403f2c05
10. GPT-4Vで“動画”を分析 米Microsoftが「MM-VID」発表
Microsoft Azure AIの研究者らが「MM-Vid: Advancing Video Understanding with GPT-4V(ision)」という論文を発表した。この研究では、GPT-4V技術を利用してビデオの内容を詳細なスクリプトに変換し、大規模言語モデルにビデオ理解能力を付与する方法を紹介している。MM-VIDシステムは、ビデオを入力としてマルチモーダルの前処理を行い、シーンの検出や自動音声認識を通じて重要情報を収集し、GPT-4Vを使用して各クリップの詳細な説明を生成する。最終的には、これらの情報を基にGPT-4を用いて一貫したスクリプトを生成し、さまざまなビデオタスクを実行できる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3765581cd5636f1f02df121ead0ada9c6e68c373
11. メタバース英会話サービス「fondi for schools」提供開始
メタバース英会話サービス「fondi」の提供元である株式会社fondiは、2023年11月より「fondi for schools」を開始する。このサービスは教育機関や教育事業者向けで、メタバースの特性を活用したソリューションをトータルでプロデュースする。主な特徴としては、「3D×AI」を組み合わせた新しい学習体験の提供、fondiコミュニティを活用したアウトプット環境の構築などが挙げられる。さらに、各事業者のニーズに合わせたカスタマイズ開発が可能で、英語学習だけでなく、他の教育領域でも活用できる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b52e6b12174e170ea30e3d3d72c544e82898511
12. YouTube、動画視聴時に使える会話型AIツールのテストを開始。質問や内容の要約が可能に
YouTubeは、動画視聴時に使える会話型AIツールのテストを開始した。このツールでは、動画の内容の要約や関連動画の提案などが可能である。現在は米国の18歳以上のYouTube Premium加入者がAndroidアプリで利用でき、今後数週間で他のAndroidユーザーにも拡大予定である。このAIツールは大規模言語モデルに基づいており、YouTubeやウェブからの情報を利用している。プライバシー保護のために、質問は30日後に自動的に削除されるとのこと。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f57466c354ebc5f9c269b113e48dac92f5b648a9
13. 生成AI「適切な指示で」最大限に活用 GMOが新サービス開始 転職活動で3割が生成AIを利用…内定率は2倍以上に
GMOインターネットグループが新しいサービス「教えて. AI by GMO」を開始した。このサービスは、チャットGPTを含む生成AIの利用を容易にし、ビジネスメールの作成やレシピ提案など、様々な場面での文章支援を行う。転職活動においても、生成AIの利用が増加しており、内定率に大きな影響を与えていることが明らかになっている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/963fd600b85932cbdf7e7a87a30eb30612ff4f74
14. freee、AIが契約書を確認する新サービス「freeeサイン|契約チェック」を発表
freee株式会社は、AIによる契約書レビューをサポートする「freeeサイン|契約チェック」を発表した。このサービスは、弁護士監修のAIが契約書をレビューし、リスク検知や修正案を提案する。契約書の新規作成や受領時のチェックに対応し、ビジネス法務に精通した弁護士の経験則に基づいてレベル分けや修正案を提供する。さらに、木佐森慶一氏はfreeeが創業当初から「人工知能CFO」を目指し、多数のAI機能を開発してきたこと、生成AIに関する新機能の提供を予定していることを述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/967b2e6ca9d304501b2004ab07ffa223cc627e98
15. 生成AIではびこる「フェイク画像・動画」 TBS「サンモニ」は〝本物を偽物〟と誤報…岸田首相、女子陸上選手も被害 専門家警鐘
インターネットでは、生成AIの発達により、専門知識がなくても精巧なフェイク画像や動画を作成できるようになった。最近では、岸田文雄首相や女子陸上選手がディープフェイクの被害に遭っている。専門家は、今後1~2年で本物とフェイクの区別がつかなくなると警告している。また、着衣の写真を裸に見せる技術もあり、SNS上での拡散も問題となっている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/457d4117d5bf3bf09331d362eee3e38891806592
▼X(twitter)のポストまとめ
以上、振り返りニュースでした。
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