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転職活動で「既婚・子無し・30代女性」が「子供の予定あり」と思われて最終選考見送りとなった。

今日、久しぶりにイラッとした事があった。
その殴り書き。


相変わらず転職活動をおこなっているのだが、とある企業の最終選考まで進んだ。
先週その最終選考を受けて、結果待ちだったのだが、結論から言ってしまうとお見送りとなった。

そこは結構志望度が高い企業だった。
業務内容が非常に魅力的で、1番チャレンジしてみたいと思っていた分野だった。
他、会社所在地も通勤しやすい場所だし、福利厚生もまあまあ揃ってる感じ。
ただ、事前に残業時間がかなりあると聞いていて、そこだけがネックだった。
でもそれ以上に業務内容が魅力的だったので真剣に選考を受けていた。


転職エージェントを経由しての応募だったので今回見送りとなってしまった詳細理由を聞けたのだが、その中に「子供」があった。

先方曰く、「今後1年以内に子供を希望しているとの事だったのでお見送りとさせていただいた」らしい。

何を言っとんねん!!!!!

そもそも面接でそんな事は一言も伝えていない。
会話の流れで確かに「結婚しているが子供はいない」ということは話した。
あと今後の働き方として、「子供の予定は全くないが、今後もし子供ができても働き続けたい」という事は伝えた。
でも1年以内に子供を希望しているなんて絶対言ってないし、実際マジでそんなこと1ミリも考えていない。

エージェントと話していて、恐らく先方が間違えて捉えたのだろう…との事。
私の伝え方も悪かったのかもしれない。
転職活動をしていて、この年齢(30代前半)で既婚子無しだとどうしても話の流れ的に子供の予定を聞かれる事がしばしばある。
その度に全く予定がない事は伝えているが、改めて自分から「子供」というワードは出さない事、先方に聞かれても現時点で予定は全く無い事をキチンと伝えようと思った。


それにしても。
私からしたら、今、私がどんな気持ちで転職活動してると思ってんねん!!!
と言いたい。

もし仮に私が今後1年前後で子供を希望しているとしたら、私は今こんなに必死になって転職活動なんかしない。
子供の予定が無いからこそ、コロナ禍という厳しい状況の中で必死に正社員の求人に応募しているのだ。
て言うか我が家は無職夫婦なので、こんな状態で1年程度で子供なんて、私からしたらよっぽどの理由がない限り作ること考えられんわ!
という気持ち。

もちろん子供は授かりものなのでこちらの都合でタイミングを決めることは難しい。
でもある程度避ける事はできるわけで、うちはこういう状況と夫婦での気持ちを尊重して子作りはしていない。
だから頑張って転職活動に注力してるのに…そんな風に捉えられていたんだ、と思ったらショックだった。
そしてその悲しみを通り越して怒りに変わり、最終的には呆れになった。←ナウ。


その会社はとても魅力的だった。
でも私の言葉を(どこをどう間違えたのか知らんが)そう捉えてしまったのならしょうがない。
それにやっぱり残業時間の多さがネックではあったので、もし内定が出ていても辞退していたかもしれない、というのはある。
だから結果的にお見送りで良かったのかな〜と思っている。

話し逸れるが、今回の1件に関してエージェントの担当者に「私の力が及ばず…」と凄く謝られた。
アナタは全然悪くないから気にしないでくれ!!!
むしろ面接対策などを積極的にしてくれてとても感謝しているのです。
だからそんな謝らないで〜と思った。(し、気にしないで欲しいと伝えたw)


今回の1件で、転職活動において子供の話はとても怖いなと感じた。
企業側が子供(または結婚など)に関して聞くのって非常に失礼だと思っている。
でも正直、聞きたい気持ちも理解できてしまう。
やっぱり採用するなら長く働いてもらいたいだろから、妊娠(or結婚など)を機に辞めてしまわれる可能性があるなら、よりその可能性が低い人を採用したいだろう。

でもそういった「より長く働いてくれる人」を妊娠や結婚という物差しで計らないといけない企業は残念だなあ、と思う。


実は前回(4年前)、転職活動をしている時にも似たような壁にぶち当たった。
当時私は結婚したての20代後半だったのだが、面接を受けた企業で「子供の予定はありますか?」と普通に聞かれた。

噂で耳にはしていたが、本当に聞かれるんだ!
と当時はビックリした。
もちろん当時から子供の予定は全くなかったので、「予定はないです」と答えていたが、恐らくその辺が引っかかって落ちたんだろうな…という企業はあった。

でも前職にあたる企業では面接の時にそういった事は全く聞かれなかった。
聞かれなかった事が意外過ぎて、「面接官の人、聞きそびれたんかな?」と思ってしまったくらいだ。

私の面接をしてくれた人は後の上司なのだが、入社した後に「あの時子供に関する質問がなかったですよね〜」と伝えた事がある。
その時上司は「そんな事聞かなくても問題ないからね」と言っていた。

その言葉の意味は、前職に入社して働き始めたらすぐ理解できた。
私の前職場は「結婚」や「妊娠」、「子供」に非常に理解のある環境だった。

そういう人が出るとどうしても"皺寄せ"がどこかに発生してしまう事が多いが、皆んなでそれをカバーしようという意識が高かった。
そしてその意識が独身の人や子供がいない人、男女関係なく根付いていた。

妊娠して産休育休を取得した人の復帰率は100%だったし、時短勤務もあった。
男性で育休取得歴がある人もいたし(しかも役職がめっちゃ高い)、子供の保育園から呼び出しがかかれば男女問わず早退していた。
私の上司も男性だけど保育園の呼び出しで昼間に帰る…という事を度々していた。
しかもそれを渋々…ではなく、むしろ「いってらっしゃ〜い!!!」と快く送り出していた。
男性や役職者がしているんだから、女性や非役職者も平等にそうできる環境があった。
ここでは省くけど、他にもどんな人でも長く働き続けられる制度や環境が本当〜〜〜にたくさんあった。

だから上司にしてみれば"わざわざ子供の予定なんて聞かなくてもお互い助け合う環境が整っているし、もし妊娠しても復帰してくれるだろう"という、根拠はないけどそう思える職場だから大丈夫という強い自信があったのかな、と今なら思う。


転職活動において子供がネックになってしまうのってとても悲しいな、と思う。
私の前職の同僚で、シングルマザーの方がいるのだが、やはり転職活動で色々と条件が合わず大変そうだな、と感じた。
彼女自身は非常に優秀なのに、子持ち(+シングルマザー)だから、という点でどうしても働くことが難しい職場も出てきてしまっているようだった。

別に全ての企業で子持ちや、今後子供ができると予想される人が働きやすい環境になれば良いなとは思っていない。
どんなに頑張っても現時点では残業が多いとか、子持ちには厳しい、っていう企業や職種があるのはしょうがないのかな〜と思っている。
(※もちろん、全ての企業・職種がどんな人にも働きやすい環境になるのがベスト)

じゃあどうするか?
と考えた時に、現在転職活動をしている自分としては、(予定はないけど)もし子供ができても働き続けられそうな企業かどうか見極めて選考を受けていくしかないのかな。
未来のことはわからないけど、私に子供ができようができまいが、最初から「子供の予定がある人はNGで」と言ってくる企業に、私はもう魅力を感じない。
そして縁あって入社できた企業が、もしそういう体制があまり整えられていなかったら、自分ができる事をやっていきたいな〜と思った。

あと、転職活動の面接の中で自分から子供や家族関係の話題は極力出さないようにしようと肝に銘じたのであった。
ちゃんちゃん。

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