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【パートナーインタビュー】天鷹酒造から見たKURAND

こんにちは。KURAND公式note編集部です。

KURANDが販売している約500種類を超えるお酒は、高い技術力を持つ酒蔵と企画したクラフト酒です。私たちは小規模生産でつくられた、個性溢れた新しいお酒のジャンルを「クラフト酒(くらふとしゅ)」と呼んでいます。

今回の記事では、パートナー酒蔵をご紹介します。日本酒「カエルの田中さん」や、リキュール「蜂蜜から、甘やかされちゃうやさしいミード酒できちゃいました。」を造る栃木県「天鷹酒造」より、代表取締役社長の尾崎さん、営業部長の森田さんにお話を伺いました。

天鷹酒造(栃木県)
栃木県大田原市蛭畑の酒蔵。那珂川と箒川に挟まれた三角州の農村地帯で、地元農家と協力して米づくりからこだわった酒造りを続けてきました。「美味しい、安心、楽しい酒」を信念に、2018年、有機原料米を生産する子会社「天鷹オーガニックファーム」を設立。自然に負荷をかけない田んぼの環境づくりから取り組み、次の世代に繋がる酒造りに挑戦しています。

―KURANDとのお取組みがスタートしたきっかけを教えてください

森田さん:KURANDの商品開発チームから連絡をもらったのがきっかけでした。当時は全くKURANDのことは知らなかったので「未知数だな」と感じました。

尾崎さん:当時の社名が「リカー・イノベーション」だったこともあり、「なんだか新しいことをやっているところなんだろうな」と感じたのを覚えています。

―天鷹酒造さんと最初に開発した商品は、日本酒「カエルの田中さん」でした。リリースしたのは2020年の5月ですが、4年経ってKURANDの印象は変化しましたか?

尾崎さん:最初のころは”未知数”だなという印象でしたが、今はとにかくエネルギッシュにいろいろなことに取り組まれていてすごいなという印象です。これからもっといろいろなことにチャレンジされていくんだろうなと思っています。

森田さん:最初の「カエルの田中さん」をリリースしたから4年経ち、今ではKURANDは大切なお取引先企業の一つとして、社内での共通認識がされてきていると感じています。

―最初に「カエルの田中さん」を商品化した際社内で反響はありましたか?

尾崎さん:正直、あのパッケージは私たちもとてもいいものができてしまったと感じました。まずとにかくキャッチ―で可愛いですし。「これはやられたー!」と思ったのを今でも覚えています。

本来はお酒を造る酒蔵が、お客さまが手に取りやすいパッケージやネーミングを考えるべきですが、やはり造り手側にいると「プロダクトアウト」の考え方になってしまい、お客さま目線での商品開発が不足してしまうなと感じていました。

それに対して、KURANDは「マーケットイン」の考え方で、お客さまがどのように感じるか、お客さまからどのように見えるかという視点で商品開発ができるというのが強みだなと思っています。

―今後KURANDと一緒に挑戦してみたいことはありますか?

尾崎さん:現在一緒にお取組みしている商品は、どちらもターゲットをあまり絞らず、幅広いユーザーに向けた商品だと感じています。実は現在KURANDの商品開発チームとは、今度はあえてニッチな層をターゲットにした商品を造れないかという話をしています。

また、KURANDのユーザーはすごくお酒にこだわりがあって詳しい方というよりは、生活シーンやライフスタイルの中でどんなふうにお酒を楽しむかという視点でお酒選びをしている方が多い印象です。

なので、そういった方に向けた幅広いターゲットへ向けた商品は継続して開発しつつ、個性のあるニッチな方へ向けた商品も増やしていき、あらゆるニーズに応えられる商品展開を一緒に考えていけたらいいなと思っています。

―天鷹酒造の既存のお客さまと、KURANDから知ってくれたお客さまでは違いがあると感じていますか?

尾崎さん:これは全く違いますね。やはり酒蔵の既存のお客さまは”お酒”であることを大前提として、商品のスペックや酒質などを重視されている方や、代々飲み続けてくれている地元の方というのがほとんどです。

KURANDのお客さまは商品を知るきっかけが全く違う印象です。まず見た目やネーミング、酒ガチャなどから知るという流れがほとんどかと思います。なので、私たち酒蔵ができることは飲んでくれた方が「また飲みたい」と思ってくれるような美味しいお酒を造ることだと考えています。

KURANDがきっかけをつくり、酒蔵が美味しいお酒を提供する。この分業がうまくかみ合って続けていくことで、多くの方にお酒を届けていくことができるのではないかと思います。

―今後KURANDにどんなことを期待しますか?

尾崎さん:ますますいろいろなことに挑戦してほしいですね。特定のシーンに向けたお酒であったり、〇〇専用といった何かに特化したお酒であったり、そもそもお酒を違った楽しみ方ができるものだったり。そういった私たちでは考えつかないような新しいことをたくさんやってほしいです。

森田さん:私はお酒選び方についての新しい提案を期待しています。例えばAIなど。最近は自分で検索したり探してたどり着く時代から、自分で選ばなくてもおすすめしてくれる時代になってきていると感じています。

お酒の業界はそういった新しいものを取り入れるのが苦手な業界だと感じているので、KURANDがどんどん取り入れていってくれると業界も変わっていくんじゃないかと思っています。

尾崎さん:バーチャル酒屋とかやってほしいですね。KURANDならやってくれそう。

森田さん:それは面白そうですね。特に日本酒の業界は既存の顧客へ売っていくことが中心になってしまっているのが問題だと感じています。その中でKURANDが新しい顧客を開拓していってくれるのが一番期待したい部分です。

―天鷹酒造さん、ありがとうございました!


以上、パートナー酒蔵の天鷹酒造さんのインタビューでした。KURANDでは、もっと多くの方にこだわりのクラフト酒と出会ってほしいという思いから、小規模生産でつくられた、個性溢れた新しいお酒のジャンル「クラフト酒(しゅ)」の認知の拡大に挑んでいきます。

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