荒野行動の新規ユーザー定着に向けた課題

※何を偉そうに、という風な文体である事を謝罪致します。

※ゲームプレイ体験面の課題です。

※文句ばっかで解決策は一向に考えようとしないニートの鏡の様な文章です。

「荒野行動において本当に武器を持った瞬間とは、M4や95式を拾った瞬間ではなく、指切りを出来るようになった瞬間問題」


団体競技場が荒野行動にリリースされて以降、αD的なチーム等の台当によってE-sports的な価値観が当たり前になってから、エイム然り、立ち回り然り、プレイヤーのレベルは極端に跳ね上がったと云うのは全プレイヤーの共通認識であると思う。

その要因はメインストリートの追加によって誰でも気軽に近距離の練習を超高速回転率で行えると云う練習革新等も挙げられるが特に、
限られた地形の中をセダンも無く斜面を上手く使って徒歩移動のみで立ち回らなければならないという環境以上に、腰打ちがばらけ集弾せずスコープを必ず覗かなければ自分の打った弾が対戦相手に当たらないという、
団体競技場の仕様の影響が最も高かったと私は考えている。

それ以前は、走り腰打ちで十分だった。「しのあ」や「仏」を始めとする一部、と云うか大抵のストリーマーがドットサイトを用いて対戦相手を一方的に蹂躙していた姿は当時一部荒野行動内の界隈で流行し、それを究めさえすれば中長距離間をキープ出来れば絶対に負ける事は無く、所謂無双プレー出来るという認識は特に、私含むユーチューブ視聴者層にはあったのだけれど別に、当時は適当に走りながら射撃ボタンを押しまくって腰打ちを行っていれば、対戦相手がドットサイトを用いない非、指切りスマホプレイヤーであれば、全然対戦相手に打ち勝てると云う事もあるし、実際4倍スコープでアサルトライフルを単発でぺちぺち打っていてもキルは問題なく出来はする環境にあるにはあった為、指切りの練習を特別する必要性に駆られない以上、練習する人がそれほどいない、と云うのが当時の環境であった。

しかしながら、団体競技場がリリースされた後「団体競技場で勝ってこそ真の猛者(つまり打ち合いが強い=最強!)」という価値観が生まれ、みんなが団体競技場に夢中になった。腰打ちが当たらない環境下において、全距離において、対戦相手に安定して勝つ為、みんなが試行錯誤した結果、「フルオートより速い発射レートで、フルオートよりも遥かに高精度に弾を打つ事が出来る、ドットサイトで指切り打ち」が出来るようになることが最も優れた近道となる事が見出され、つまりそれは実現した。

今はもう、団体競技場に行けば400m以上の距離を武器をしまって蛇行走りしていたとしても極まれにダウンを入れられる様な環境下であり、通常マッチもボット以外はどんな距離でも目が合ったら即確キルを入れられる様な、ある種残虐非道な環境である。


そんなプレイヤー環境の基盤となっているのが、指切りである。

指切りさえ出来ればどんな距離でも、アサルトライフルである一点に弾幕を張る事により、そこを通った対戦相手を一瞬でキル出来る、と云う技術である。

逆に、指切りを知らないプレイヤーはフルオート(反動が大きく近距離以外、中長距離の対戦相手に弾を当てる事が出来ない)か、中遠距離なら倍スコ単発打ち、単発スナイパーを用いて対戦に臨む事になる。そうして生まれる指切りがもたらす単発へのディスアドは測りしれないモノがあるのである。


指切りを知っているプレイヤーは取り合えず腰打ち時の照準を合わせ、ドットサイトを覗いて、ワンマガジン分の弾幕を対戦相手に向かって取り合えず打ちさえすれば、そこを通った対戦相手ないし目標となるプレイヤーを数秒の間に相手を倒せるのだけれど(私が出来るとは限らない)、指切りを知らないプレイヤーはどうしても4倍スコープを覗いて、ちゃんと照準を合わせて、あっているのを確認したら発射、外したら覗きなおして‥という風に、キルに至るまでに数秒以上の、かなりの時間を要する。
つまり、ドットサイトと4倍スコープであれば事実、画面を動かす幅と云うか誤差修正作業の実質距離も短くなる為(つまりは照準目標の拡大に伴う画面幅の拡張)、「必ず当てなければならず、修正距離が長い」4倍スコープの単発打ちよりも、「大まかにそこに照準を合わせ続けられれば弾が当たり、修正距離が平均して短い」ドットサイト指切りによる実質フルオートの方が、当てやすくダメージが出やすく、圧倒的に勝率が高いのである。

つまりはドットサイトを用いた指切りの方法を知っていると、戦える距離も、敵を倒す速さも、そもそもエイムの細かいコントロールも、全てにおいてそれを知らないプレイヤーとは段違いになってくる、と云う事である。

「新規プレイヤー指切り知りようがない問題」

では荒野行動を始めた当初の自分を想像してみたとする。

様々な要素が散りばめられた3次元のマップをセダン等乗り回し、縦横無人に駆け巡る、それだけでも楽しい時期。

パラシュートで降下して、武器を拾って、同じ家に降りた相手を見付けたらとにかくフルオート、画面が振動して何が起きているのかよく分からないけど気づいたら対戦対手か自分が死んでいる、懐かしい時期。

そんな時期に画面の隅っこ、
嵐の半島、それを象徴する深緑の芝の只中の一点1ドット、そこが

「何か赤くね?」

という事を幸い見付け気づいたと同時に、自分の操作するキャラクターの頭から「ギッ、ギャァン」と云う最近はよくよく聞きなれた、
連続してヘッドショットを当てられた事を通知する小気味良い音と共に血が吹き出し、リザルト画面送り。

何を反省すればいいのかよく分からない。理不尽な死の連続。

ボット部屋を数部屋プレイした後に新規ユーザーが体験する事となる、
地獄の様な世界だ。

多分、観戦画面に送られ、観戦をしている相手を仔細に観察してみても、そのプレイヤーが何をしているのかよく分からないと思う。

そこに写し出される映像、ドットサイトスコープが何かガタガタしている間に、当たり判定通知が連続し、キルログが溢れるように湧き起こるその惨状は、新規プレイヤーにとっては最早怪奇現象に値するモノとして記憶に残るだろう。

辛うじてその観戦画面から分かるモノがあるとしたら、ドットサイトを用いて銃事する事が強いという事くらいで、真似をして打ってみても、フルオートだと最初の数発は当たってもすぐに照準はずれるし(仕様上それをコントロールする事は実質不可能)、単発打ちなら絶対に倍スコの方が強いという事に気づき、結局同様にドットサイト指切り勢に駆逐されるサイクルに至ると云う訳である。

そうした体験からさらに分かる事、想像できることがあるとしたら、

「あの観戦した人、実はチーターだったんじゃないだろうか?」

位である。チーター(ゲームをハッキング、ないしプログラムコードをコピーペーストする事によって実質対戦相手の弾は当たらず、自分の弾は絶対にあたる環境を作り出す事の出来る行為を行っているプレイヤー※違法行為)と云う言葉をそのプレイヤーは知る所に行きつくのかすら、私には不明瞭である。

「人力チーター(つまりは人力なのにチーター位強いと云う、絶対に負けないチーターを捩った一筆形容)」、と云うという言葉が1年前くらいから荒野行動で流行っているのだけれども、指切りを知っているプレイヤーは全員、それを知らないプレイヤーからしてみたら、意味が分からない距離(敵が見えない)を腰打ちやドットサイトを用いフルオートで打ち合っている、マジのチーターに見え、実質マジのチーターと同じパフォーマンスをしている、と思う。

それが現状である。

つまり、それ位にプレイ及びプレイ体験に圧倒的な差が出る技術なのに、指切りが非公式っぽい技術として扱われているのが問題の一因を担っているのだと私は思う。

youtubeで荒野行動を知りダウンロードしたとして、荒野行動をyoutubeで検索しなおす、という発想が湧き起こるのか微妙であるし、エイムという用語を果たして検索バー、荒野行動の脇に添える事が出来るかというのも微妙であるし、指切りという用語や、それを説明した動画に辿りつけるかも微妙である。

多分、荒野行動を始めたばっかの人に対し、定期的に指切り等のエイム関連動画を挙げている「ジャマイカ」をはじめとする解説系youtuberへのリンク等、荒野行動を理解する為の手助けのハブか何かが必要なんだと思う。

自分がいう事なんて既に何万回も考えている人がいるのだろうけど。


密な状況を避ける現状が続いているけれど、youtuberと荒野行動の距離は、もっともっと密になって良いと思う。


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