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こんにちは。くらげ先生です。
最近、探究の指導要領を読み返してみました。
”課題解決力”が大きなテーマであることを再認識しました。


型があっての型破り

現在世の中にある製品・サービスは、長い時間をかけて考え抜いた成果であって、そこに一定のリスペクトは持ちたいものです。ただし、時とともに価値が当たり前になり、代用するものがたくさん生まれ、課題が変化するのも現実です。

それを課題として捉え、現在の時代に合った、新たな問題に対応したものに作り変えていくことが発展です。オリジナルなものを0から考えることばかりが開発じゃないですよね。

故に、探究の行き先に、安易にオリジナル提案は避けて欲しい
見栄えや報道ウケはするでしょう。それ、学びじゃなくて遊びです
現在のことを認識・改善してこそオリジナルの価値です。


4P視点

4Pとは、プロダクト・プライス・プレイス・プロモーションの頭文字。マーケティングでは基本事項となる視点です。製品・サービス戦略の基本を切り分けて考えることで、課題の在り処がどこなのか考える視点となります。

以前、私の見ているクラスで、遠足の中に探究を取り入れるというミッションを持ち込んだ時の話です。生徒たちには結果的に4Pに辿り着けると良いなという考えを腹に持ちつつ、行き先の魅力・課題・解決案を順に考えてもらいました。(ちゃんと、「なぜ」という理由も付ける形で)

思い思いに「魅力点」を挙げ、そこに内在する課題については、「もっとこうあって欲しい」という理想を、解決案には「課題の原因にアプローチするには?」と考えてもらいました。時間はかかりました。

一人が考える課題は1つに絞って考えてもらいましたが、みんなの案を統合していくことで、4Pの要素についてアプローチしている様子を組み上げることが出来たので、これって4Pって視点があってね・・って話をしてこの単元を締めくくりました。


ターゲットも明確に

4Pだけですべてが解決するわけではないので、誰に向けてアプローチするべきなのかも、考える過程に入れ込んでみました。
探究でありがちなのは、万人向けのものを考えてしまうこと。でも、物事の実例を考えると、魅力ある製品って万人受けじゃなくて、明確なターゲットってあるよね、って話も忘れずにしています。

※STPの回で詳しく話していますので、そちらもご覧ください。
STP:探究の深化と真価を高める素材
STP:探究事例で解説



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