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「フラッシュバック」「遂行機能」って何?専門用語がわからないんだけど? ③

【フラッシュバック】

• 過去の辛い記憶、怖い記憶がよみがえり、気持ちや行動のコントロールが難しくなること。パニックや体調不良が起きたり、記憶が一時的になくなる「解離かいり」が起こることもある。

• 過去の経験に似た状況がフラッシュバックのきっかけになるといわれているが、具体的に何が引き金かは意識できないことのほうが多い。

• 記憶が蘇るといっても、記憶が絵のように見えるわけではないことも多い。現実の出来事とは関係なく「いきなり」 パニックや体調不良が起こったり、体が重く感じたらフラッシュバックかもしれない。

• 発達障害があると気持ちの切り替えがうまくいかず、自分の力だけでは現実に戻ってくるのが難しいこともある。漢方薬を使ってフラッシュバックを減らす方法もあるので、主治医に相談してみよう。

• 今日の日付や、今いる場所を意識したり、それらを声に出して言うことで、フラッシュバックから現実に戻れる場合がある。

遂行機能すいこうきのう(または実行機能じっこうきのう)】

• 頭の中でものごとの順番を考えたり、優先順位を決める能力。

• 発達障害があると、マニュアルややるべきことのリストを見ずに遂行機能と記憶だけに頼って作業をすることは、苦手な場合が多い。

• 遂行機能が弱くても、やるべきことを書き出して、それを見ながら優先順位を決めれば、計画を立てて作業をすることができる。

• やるべきことは、「食事を作る」 など大きなまとまりで書くのではなく、「お米を研ぐ」「炊飯器のスイッチを入れる」「野菜を洗う」「野菜を切る」など、動作ごとに細かく書き出すとやりやすい。

(第三版/最終更新日:2024.4.17)

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