看護師さん。あなたの言葉に救われました。「書く習慣」1ヶ月チャレンジDay27

今日は「誰かに言われた大切な言葉」をテーマに書きます。

軽く自己紹介すると、30代男性、教員です。メンタルダウンを経験して、3年間休職しました。その後復職し、「5年後も笑って働く」を目標にやっています。よろしくお願いします。


誰かに言われた大切な言葉。

一番に頭に浮かんだのは、入院したときの看護師さん(男性)の言葉です。

復職に失敗し、「1ヶ月しか働けませんでした…」と僕が言うと

その看護師は「1ヶ月も働いたのですね」と返してくれました。

たった1ヶ月しか働けなくて、敗北感に打ちひしがれていた自分は、「1ヶ月も働いた」と言ってもらえて、労ってもらえて、心が軽くなりました。言葉の力ってすごいなと思います。


少し時間が遡ります。

メンタルダウンして休職した僕は、最初はなかなか思うように身体が動かせませんでした。毎日泣いてばかりで、かなり苦しかったです。

それでも、認知行動療法を試したり、リワークに通ったり、入院治療に励んだりしました。特に入院治療は効果的でした。仲間と卓球をしたり、マインドフルネス講座を受けたり、復職プログラムで自分を見つめ直したりできて、体力も自信も回復しました。

一言で言えば、あらゆる手を尽くした。

そんな状態で復職訓練に臨みました。結果は良好。4月からの正式な復職も、うまくいく…はずでした。

しかし、実際に復職が始まると、毎日早朝覚醒に苦しみ、不安な気持ちに襲われました。

離陸直後にコントロール不能になった飛行機のように、軌道修正ができずに墜落。わずか1ヶ月でまた学校に行けなくなりました。

こんなはずじゃなかった。あらゆる準備をしてきたのに、何もできなかった。

再休職。もう教師の仕事は無理だ。転職か?転職して自分はやっていけるのか?

これからもう一度、復職に向けた準備をするのか?

また、絶望の日々が始まるのか…。

僕は、もう一度頑張れる気がしませんでした。

この時期が、一番死に近かった時期だと思います。

希望を失い、かなり危ない状態だった僕は、一度入院した病院に、再び入院することになりました。

「もうここには戻ってくることはないだろう」と思っていた病院。

お世話になった看護師、主治医、作業療法士、精神保健福祉士のみなさん。顔を合わせるのも気まずかった。

そんな入院初日。自分の担当になってもらった看護師に

「1ヶ月しか働くことができませんでした…」と漏らした時に

「1ヶ月も働いたんですね」と返してもらったのです。

過去の後悔も、未来への不安も、たくさん抱えていた。これからどうしようと途方に暮れていた僕の心を、その言葉はじんわりと温めてくれました。

この2度目の入院で少し元気になった僕は、紆余曲折を経て2回目の復職にチャレンジしました。今はなんとか働いています。

詳しくは今後書いていきたいと思います。


看護師さん、あの時はありがとうございました。落ち込んだりもするけれど、今はおおむね元気です。

僕もあなたのように、素敵な言葉を返せるようになりたいです。

おわり。






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