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復職直前だけど寝てしまう?復職体験談

マシュマロで「復職2ヶ月前だけど寝てしまいます。くっぺさんは寝込んだりしてましたか?寝込まずに済むにはどうしたらいいでしょうか?」という趣旨の質問をいただきました。

Twitterでも回答をしましたが、noteにもまとめておこうと思います。誰かの参考になれば幸いです。

軽く自己紹介すると、30代男性、教員です。メンタルダウンを経験して3年間休職しました。その後復職し、「5年後も笑って働いている」を目指しています。よろしくです。

まずは結論から

僕は復職2ヶ月前にも寝込んだりしていました。だって復職怖いんだもん。

正確には、教員には復職訓練→審査→正式復職という流れがあるのですが、復職訓練で職場に戻るのが一番勇気がいりました。

「大事なことは寝込まないことではなく、寝込んでしまう自分とどう折り合いをつけるか」だと思っています。

マッチョな理想を追い求めていないか?

落ち着いて読んでほしいんですけど、復職後フルタイムで働く場合、週5日8時間勤務をすることになります。それに耐えられる体力づくりが必要というのが、一般論になります。

僕自身もTwitterで「ただ寝ているだけでは復職できない」と発言し、できるだけ外出するようにしていたとツイートしていました。週に2回はリワークに参加、リワークがない日も図書館、カフェ、本屋などを使って出勤練習をしていました。

ただ、実際のところ、休職者がひとりで時間・気力・体力の管理をするのってすっっごく難しいです。だって人の目がない。サボれてしまう。

午前中は活動できても午後は寝ていることもありましたし、午前中寝てしまって、埋め合わせのように午後外出することもありました。

そんなときにやってくるのが、「このまんまじゃ復職なんてできなくない?」「週5で働くんだよ?半日でダウンしてちゃダメじゃない?」という思考です。それに飲み込まれると、GOTOお布団、無為な一日を過ごしてさらに自責…なんてループに入ってしまうのです。

頑張りすぎていませんか?

リワークに参加したり、図書館やカフェで出勤練習したり、その時点で頑張っているんですよね。そんなあなたが、ときどき調子を崩してしまって、寝てしまう。それってよくあることなんじゃないかと思います。

寝てしまった自分に「こんなんじゃ復職できない!」と責めてしまうのであれば、できればその時間を短くしてあげたい。責める自分には褒める自分で対抗しましょう。

「午前中は寝てしまったけど、午後からシャワーを浴びて散歩できた」とか。できたことを作り、それを認めていきましょう。

思考の切り替えより簡単なのが行動の切り替えです。おすすめなのは紙とペンを用意して

・起きる
・顔を洗う
・歯を磨く
・シャワーを浴びる
・ストレッチをする

と書き出して、それをひとつひとつ実行して線で消すことです。僕はこの方法で高確率で起きることができます。そしてそれを褒めるのです。

復職後も見据えてほしい

自分に鞭打って復職するより、ときどきダメになる自分を労ったり、励ましたり、褒めたりしながら復職するほうがいいと思っています。なぜなら、復職後も調子が悪い日、休む日が来るからです。

「自分は復職1ヶ月前から週5日8時間活動できた!」というのを自信にして復職に臨むのもいいでしょう。それは本当にすごいことです。でも自分には無理でしたし、マッチョな考え方だと思います。

ネタバレをすると、復職後も調子が悪い日、仕事を休んでしまう日があります。「あー!行こうと思ったら行けたかもしれないけど休んでしまった…orz…」って。そんなときに、復職前の試行錯誤が活きます。

最初に書きましたが、「大事なことは寝込まないことではなく、寝込んでしまう自分とどう折り合いをつけるか」です。

寝込んでしまった自分を労り、励まし、支える。その結果その時間を短くしたり、よい行動を増やしたりできたら大したものです。

終わりに

なんというか、伝わりましたかね。マッチョな考え方もいいけど、ソフトな考え方を身に着けて、しなやかなリカバリーをしようねって話でした。

復職2ヶ月前なのに寝てしまう…という事実を、自分を責める要因とするのではなく、「さて、どうやって工夫して乗り越えましょうかね」という機会と捉えられたらいいですよね。機会。成長の機会。

僕が長い休職で学んだことは「調子が悪くなる前提で工夫して立ち回ったほうがいい」なので。

筆も走らなくなってきたので、今日はこの辺で。

おわり。

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