今年のベスト本『物語思考』
年末ということで、今年のベスト本を紹介したいと思います。
今年いちばんよかったのは、けんすうさんの『物語思考』です。
なりたい自分のキャラを設定し、そのキャラに近づく行動をとっていくことで、人生がよりよいものになっていくという、面白い本です。
過去を分析して現在に活かすというのもいいですが、未来を思い描いて、それによって現在をマシにしていくという考え方、とてもいいなと思いました。
過去を分析すると現在の生きづらさが減る
僕はメンタルダウンを経験して、自分にはどうやら根強い生きづらさがあるらしいと気づきました。それで、過去を分析して、自分がいつも同じようなパターンで苦しくなっていることがわかりました。
わかりやすい例を挙げると、完璧主義、自分や他人に厳しい、ひとりで抱え込むなどですね。
それで、生きやすくなるために、60点主義、自分を褒める、人に早めに頼るなどの指針を打ち出し、自分を少しずつ変えていきました。
結果的にすごく生きやすくなったので、過去を分析して現在に活かすことには大きな意味があると思います。
未来を描くと現在のワクワク感が増える
過去を分析することで守りが強化されました。それに対して、未来を描くことは、攻めの姿勢をもたらしてくれると思います。
5年後、10年後どうなっていたいかを書き出してみる。それが実現できそうなキャラクターの要素を書き出す。そのキャラとして行動してみる。
自分の場合、今はまだ病気の再発も怖いし、自信がないんですよね。
だから、理想のキャラは「気持ちがおだやかで、ユーモアがあって、自信があって、いろんなことにチャレンジできる人。それでいて、失敗しても笑っていられる人」を目指しています。
普段の自分は毎回似たような行動を取るけど、「理想のキャラならここでチャレンジするよな~」といったん考える。
今年は
・美術館に行ってみた
→あんまりピンとこなかった。クリアファイルはテンション上がった。
・好きなお笑い芸人のライブに行ってみた
→めちゃくちゃ爆笑した。こういう世界もあると気づけた。
・サイゼリヤで豪遊をしてみた
→美味い料理がたくさんあった。でも年に1回でいいかな。
・新幹線で旅行してみた
→車移動より断然楽だった。お金はかかるけどやる価値あり。
こんな感じで、チャレンジを増やすことができました。
失敗も増えたけど、それも楽しむくらいに気持ちで、日常にワクワク感が増えました。
なりたい自分に近づくための時間を大切にする
理想のキャラをセットして、物語を動かしていく。これを意識すると、なりたい自分に近づくための時間を大切にするようになりました。
なんとなくTwitterやYouTubeショートを眺めるのは楽しい。
でも、そこで「理想のキャラならダラダラせずに読書をするな~」と考えて、10分だけ本を読んでみる。そんな自分にご褒美をあげる。
今年はこういう行動が増えて、よかったなと思います。
終わりに
実は、『物語思考』を読む前から、Twitterをなりたい自分に近づくためのツールとして使おうと決めていました。
でも、実際に使ってみると、誰かを助けようとしたり、寂しさから人と繋がろうとしたり。ブレる部分が出てきたんですよね。
それはそれでいいのですが、理想のキャラを意識して、よりよい行動を増やしていきたい。
人生という物語を、どんどん転がしていきたい。そんな風に考えています!
今日は今年のベスト本として『物語思考』を挙げさせていただきました。
読み物としても結構面白いので、気になる方は手に取ってみてください。
↑2023年読んでよかった本はこちらにまとめています。
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