雨にはきちんとお別れしてほしかった「書く習慣」1ヶ月チャレンジDay26
本日は「今日1日にあったモヤっとしたこと」について書きます。
軽く自己紹介すると、30代男性、教員です。メンタルダウンを経験して、3年間休職しました。その後復職し、「5年後も笑って働く」を目標にやってます。よろしくお願いします。
最近仕事が忙しくて、それでいて充実していたので、「モヤっとしたこと」がありませんでした。
そんな中で、強いて言うなら、『おおかみこどもの雨と雪』の後半のシーンにモヤっとしました。
このモヤっとのお題を消化しないと先に進めないので、ちょっと文章に残しておきます。
以下、映画のネタバレありです。
『おおかみこどもの雨と雪』の後半、大雨の日に、雨(男の子)が行方不明になります。母親である花は雨を必死に探します。
雨はすでに、山の主としての役目を先生から継承し、人ではなくオオカミとして生きていく決心をしています。
母親は山の中を必死に探し、クマと出会ってしまったり、足を滑らせて転けてしまったり、気を失ってしまったり。
それが終わった後、雨に助けられて駐車場に横たえられ、雨は行ってしまいます。
意識を取り戻した花は最初、雨に「行かないで」と懇願するのですが、雨の決意を受け入れたのか「しっかり生きて」と送り出すのです。
このシーンについて、ネットでもすでに賛否両論だったのですが、自分もモヤっとしました。
雨は花と、きちんとした形でお別れをするべきだったんじゃないか?
そう思います。
花が山の中を必死に苦労して探して、命の危険に晒されながら「雨、どこにいるの…」となっていて
悲しいなと思いました。花はおおかみこどものふたりを育てるのに、これまで十分苦労してきたのに、それでも笑顔で耐えてきたのに
最後くらい、もっと大変じゃないお別れでよかったんじゃないかと。
例えば、「母さん、話があるんだ」と雨のほうから切り出して、自立したい旨を伝える方法だってあったと思う。
そしたら「あなたはまだ10歳だから」と反論されていたかもしれませんが…。
『おおかみこどもの雨と雪』は、細田守監督が、「母親になっていく知り合いが、強く自信があるように見えるようになった」ので、「家族の物語を作ってみたい」と思い、制作したそうです。
そこで描かれる母親、花はおおかみおとこと子どもを作り、シングルマザーになってしまい、ネグレクトを疑われて田舎に引っ越し
農業などを通して少しずつ生活を安定させていくのですが
なんというか、本当に苦労の連続で。
それでも、「苦しい時でも笑っていなさい」という親の言葉を胸に
ひたむきに生きてました。
最後の雨との別れも、やっぱり笑っていた。
苦しくても笑顔で子育てに励む、「理想の母親」が描かれたのかもしれませんが
なんだかモヤっとしました。
もっと支援の手が必要だし、もっと花の苦労が報われて欲しかった。そんな気持ちになりました。
うーん…なんだかなぁ…。
今日はまとまりませんが、ここで筆を置きます!
おわり。
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