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書きたい気持ちを大事にしよう

私が言えることではないのですが……。
表題は割と本当です。
小説家というのはきっと、物語を書いていないと生きていられない人種なのだと思います。
実際に私がそうなのでより思います。休業中だった時も、結局毎日何かしらを書いていました。ネットに上げようが上げなかろうが、とにかく話を書いているのが自然体なのです。
誰かに読んでほしいという気持ちはもちろんあります。
売れたいという気持ちももちろん。
けれど、やっぱり奥底、根底にあるのは創りたいという気持ち。
書きたいという気持ちです。
結局自分はたとえ商業作家として生きていけなくなっても、ずっと物語を作り続けていくんだろうなぁ、なんて休業したからこそ思いました。
あんなに書くのが辛かったのに、離れようとすると書かないといられない。
昔苦しみながら書いた作品ですら、ああ今ならこうした方が楽しいのに!とすでに販売済みにも関わらず書き直したいと思ってしまう。
こういう趣味というか、人生でやり続けられることを得たことは、心の底からありがたいなと思う次第です。
きっと今はデビューしたい、本を出したい、そう思っている人が特に増えている時期でしょう。けれど実際書籍化して、その後電子での商業作家として七年続けた私が思うのは、書きたい気持ちを大事にし続けてほしいということです。
お金が稼げなくなっても、貴方は今やっていることを続けられるか。
続けたいと思うか?
それがきっと向いているかどうかのボーダーラインです。
作家ができなくなってもどうせ書き続けるなぁ、と思える方にはきっと作家は天職で、どんな形であれ小説家になり、続けることはできるでしょう。
noteさんやAmazonKindleのような自己出版もできる今ならなんとでもできます。
けれど、特に書くことが好きでもない場合はちょっと気をつけた方がいいかもしれません。
無意識に、時間を忘れて書けるような瞬間がこれまで一瞬たりともなかったなら、きっと貴方には他に向いていることがあるはず。
それを見極めることが、恐らく人生の充実度をあげる鍵です。
なんて、結局は底辺作家の戯言なのですが、今日も原稿を書いていてぼんやりそんなことを思ったのでした。
取り止めのない文章ですが、誰かの琴線に触れる部分があれば嬉しいです。
では、また原稿に戻ります。

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