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2021.10.3 SUN ワクチン2回目

ワクチン2回目を打ってきた。高校生の息子も同時に打った。予約は木曜日午前10時だったので学校は特別休暇扱いに。

近所の個人クリニックの予約、1回目は結構賑わってたのに、2回目はうちの親子だけだった。ワクチン接種もほぼ最終局面なのか?

さくさくっと接種完了。
前回同様近くのスーパーで買い物して帰る。

ドラッグストアでゼリー飲料やスポーツドリンクなどを買う。
スーパーでおうどんとかアイスとかヨーグルトとかも買う。

2回目接種経験者たちの数多くの体験談を聞いた。
「ちょっとだるかったけどなんともなかったよ」
「すっごい高熱が2日続いてなんにも食べられなかった」
「微熱が続いてとにかくだるかった」などなど。千差万別。
アドバイスとしては
「熱でしんどいので喉ごしのいいもの、ゼリーとかアイスとかが助かるよ」
「とにかく水分をたくさん。ポカリとか」
「家事一切できなくなるから、簡単に食べられる物たくさん用意した方がいいよ」
なるほど納得。ありがとう諸先輩。

もうつまりあれだ、しんどくて起き上がれないほどなんですね!
家事、いっさいできなくなるんですね!! きゃっほー!
なんというか「公式にサボれる」喜びと、自分どうなっちゃうんだろうという未知へのソワソワでウキウキだった。心はずむわ〜

買い物途中、なんだか体がフワフワしてきた。あれ?
クラッともしてきた。あれあれ? きた。なんかきたよ。
「やばい・・・かーちゃんなんかフラフラしてきた・・・」
「大丈夫? それって腹ペコだからじゃない?」
息子よ、君は保護者か。なんと的確なのか。
そう、かーちゃんはお腹がすいてきた。でもまだ午前11時すぎだよ?
というか、猛烈に空腹が襲ってきた。もう倒れそう。

帰宅してお昼ご飯食べたらフラフラが落ち着いた。ふうー。
しばらく安静にしてると
「きた。だるい」
「ね。 熱・・・あ、37.2℃。ちょっとあるね」
二人とも38℃まではいかない微熱がだらだら続く。
そして二人ともそれから猛烈な空腹に苦しめられることになる。
残念なことに高熱出してフーフーいう想定だったため、つるっと喉越しのいいものばっかり買ってしまった。
そうじゃねぇんだよ!もう今すぐ肉でも焼いて食いてぇんだよ!!というくらいの飢餓感。仕方ないので缶みかんのフルーツサンド、チョコパン、チーズ、ヨーグルト、ももの缶詰、バターとベーグルなど手当たり次第に食べる。ずっと空腹。
「これってつまり腹反応だね」 おまえさんうまいこと言うね。

昔から風邪ひいても食欲だけは衰えず、したがって全快も早かった。
ああ今まさに私の免疫システムは臨戦態勢に入っている。
「緊急警報緊急警報!侵入者発見!迎撃態勢に入る!タマよこせ!!!」
ということで主はエネルギー補給に忙しくずっとなんかモグモグしていた。

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そして安静にしていなければならないのだが、あろうことか手元に
「鬼滅の刃コミック全巻」がやってきたのである。ばばーん。

数日前、「雲間お休みします」というインスタの告知見たお客さんたちが心配して様子を見にきてくれた。いえいえ、ワクチン休暇ですわ。
「じゃあハイキュー!!とか読んで過ごすの?」
いやもうさすがにハイキュー!!は、あでも先日「鬼滅の刃〜無限列車編」テレビで見ましてね、そっからAmazonプライムでテレビ版アニメ一挙見したんですよね。全部見ずにとっとけばよかったな・・・
「ああでもそれ以降が面白いのよ!漫画貸したげるよ!」

ということでばーんと全巻お借りしてしまったのだった。ありがてぇ。

そこからはもう1時間おきに熱を測りながら、ずっともぐもぐしながら、全集中で読み続けた。
首肩腰もギッシギシに痛いのだが、副反応のせいなのか同じ姿勢をとり続けたせいなのかわからない。

翌日も昨日と同様微熱だらだら。全集中で鬼滅の刃。
夕方さすがに微熱がしんどすぎ、息子は頭が痛いといいだし、アセトアミノフェン投入。若干楽になる。
翌々日もどよーんとだるい。微熱。鬼滅の刃。
結局二人とも「あ、抜けたね」と思ったのは3日後の日曜朝だった。

そして鬼滅の刃。
通読後、また読み返す。あの部分はどうだったか、あそこでなぜああ言ったのか、かなり最初にこんな大事なことが、とか、ぐるぐる読むたびに発見があった。あ、ここは先祖の体を借りて炭治郎が叫んだのか!とか。

体がすっともとに戻り、鬼滅の刃を読み終え、しーんとした気持ちになった。

鬼殺隊隊員たちの遺書はどれも似通っている。光り輝く未来を夢見ている。

大切な人が笑顔で
天寿を全うするその日まで 幸せに暮らせるよう
決してその命が
理不尽に脅かされることがないよう願う
たとえその時 自分が
生きてその人の傍にいられなくとも
生きていて欲しい
生き抜いてほしい    (19巻第168話「百世不磨」より)

自分に連なるご先祖と、ここから先に繋がる命と
連綿と、変わらないもの
ああ、全うしないとね。

公式サボリもおしまい。ちゃんと生きてがんばろう。

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