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藤沢久美の未分化な好奇心

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「藤沢さんの仕事って何ですか?」と質問されることが多いのですが、正直、自分でも、ひとことで答えられません。好奇心が導くままに、様々な仕事と出会う日々を、つれずれに綴っていきます。
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2018年7月の記事一覧

モデレータという仕事

パネルディスカッションに登壇する際に、私の場合、圧倒的にモデレータ役をすることが多い。そして、最近は、ワークショップでのファシリテータを頼まれることも増えた。 モデレータやファシリテータという仕事。結構楽しい。でも結構大変。 ちょっと改めて、モデレータやファシリテータをするときに、自分は一体、何に気を付けているのかを棚卸してみようと思う。まずは、モデレータをするときのことを思い起こしてみる。 1)パネリストが楽しめているか? やっぱりこれが一番大切だと思う。私は、パネリ

私はブラジル人?それとも日本人?

先日、私が審査員を務める国際交流基金・地球市民賞の受賞者が集まるワークショップに参加しました。私の役割は、日本で生活する外国人の人たちと議論することでした。 メンバーの一人は、5歳の時に日系3世の両親とともに来日した女性。日本での生活も20年を超えましたが、今、日本に帰化をするべきかを悩んでいるとのこと。 彼女のこれまでの人生は、常に自分のアイデンティティとなる国籍の不安定さから辛い思いをすることが数多くあったようです。日本人と同じ公立学校に通っていた子供の頃は、先生から