大地鎮めたおっさん
一生にそう何度もやらないだろうイベント、地鎮祭をやってきたおっさん。
意外と地鎮祭にたどり着くまでに一悶着あったので少し書く。
そもそも仕事柄スーツを着ないのでこの日の為にスーツを買い直すところからスタート。
そして去る4月吉日、誕生日に合わせて地鎮祭を依頼していた。
当日出発しようとしたら車のエンジンがかからない…
ダメなランプがついてるやつ。
この日はロードサービスを呼んでエンジンをかけてもらい、その足で車屋に駆け込んでバッテリーを交換して1日が終わった。
気を取り直して5月、改めて地鎮祭に臨むことができた。
自分の土地につくなり雨が降り出してどうなることかと思ったが、儀式が始まる頃には無事止んでくれたので一安心。
祭壇に備えるもののいわれだったり地域性だったりが気になりまくっていた。
例えば供えたお餅が丸餅だったことに対して、
建築会社の人にこの辺のお雑煮は丸餅なのかと聞いたら角餅だと言っていたので、単純に鏡や鏡餅の代替なのだろう。
とか。
海の幸のお供え物として「よろ【こぶ】」とかけて昆布とよく聞くけど、実際というか実態は日持ちするからでは。(現代はともかく昔は家を建ててるような状態でまともに調理などできないので日持ちするものが喜ばれたのではという推測。)
とか。
鍬を入れる時には繁栄とかけて「エイッ」と掛け声を入れなきゃいけないことに気恥ずかしさを覚えつつ、神事なのでちゃんと真面目に掛け声をあげた。
あと噂の埋めるやつ。
噂には聞いていたけどこれかー。
ちゃんと大人しくしていられた犬。
おろしたてのスーツがドロドロである。
子供の頃は「地鎮祭」と聞くと新たなスタートとしてのイベントに感じていたが、
いざ自分が当事者になるとここに辿り着くまでにたくさんの打ち合わせを経てきているのでむしろゴールぐらいの勢いに感じる。
実際の着工はこれからなのでスタートであることに間違いはないのだが、
自分の仕事的にはあとは工務店によろしくお願いしますと頭を下げたり、職人さんによろしくお願いしますと差し入れを持っていってやっぱり頭を下げることぐらいなのでなかなかやっと終わった感が漂い始めている。
とは言え予算を削るためだったり趣味半分だったりで引き渡し後施主作業な項目が結構あるのでまだまだやることが沢山残されているのであった。
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