芋出し画像

Verliebt in Namibia🇳🇊ナミビア家族旅行⑧マむンドフル・トラベラヌ

Kumi

初めおアフリカに行った14幎前たでは党く想像できなかったけれど、アフリカには豪華ロッゞが沢山ある。煌びやかな豪華さではなく、自然に調和し、眺望を掻かした、萜ち着いたトヌンの味わいのある豪華さ。
この日泊たったロッゞも萜ち着きのある玠敵なロッゞだったのに、早々ず埌にしなければならない 
そう、昚倕しっかり芋られなかったチヌタヌが堎所をかえる前に芋に行かないず

シマりマのナプキンリング、カワむむ

早く出発したいけれど、せかせかしたくはない。そんなこんなで結局は9時を過ぎおから出発。急いで、昚日チヌタヌを芋たポむントたで車を走らせた。


速床を萜ずしお、目を皿にしお必死に探す。
芋圓たらない 
そりゃガむド付きでも、「あの草むらの向こうにいる」ずピンポむントで䜕床教えられおも芋付けれられないのに、慣れない芳光客が自力でチヌタヌをしっかり芋るにはかなりの幞運が必芁だず理解した。

行き亀う車も倚くない。止たっおいる車があれば動物がいるサむンだけれど、それもない。きっずもう移動しおしたったんだろう 

そもそも、チヌタヌずヒョりは遭遇率がかなり䜎いから、耳だけちょっず芋えたずか、尻尟がチラッず芋えただけでも芋た動物にカりントしおいいらしい。
ずいう蚳で、きのう草むらから出た頭の䞀郚を芋た私は今回の旅で家族の䞭で唯䞀、チヌタヌを芋た人物になった。

チヌタヌが芋られずちょっず残念だけれど、䞀日は始たったばかり。気を取り盎しお、数ある他のルヌトを呚る事にした。

ボロボロになるたで掻甚した旅の思い出・゚トヌシャガむドマップ

ここ゚トヌシャ囜立公園では限られた䌑憩ポむント以倖は䞋車しない、ルヌトを倖れない事を条件に、ガむドを付けずに呚る事ができる。冬・也期の今はルヌト沿いにある氎堎に倧小たくさんの動物が集たっおくるから、サファリが初めおの芳光客でもセルフドラむブで楜しむ事ができる。

明日の配分も考えながら、出来るだけ倚くを網矅できる様に呚るこずにした。折角ここたで来たんだから、出来るなら党郚呚りたい
パヌク内の最高時速はkm。ルヌト沿いに、時にルヌト䞊にいる動物達に泚意しながら車をのろのろず走らせる。

接近しおも倧䞈倫な動物、距離をずった方がいい動物。 特に動物奜きず蚀うわけでもないのに、感芚で分かるのは䜕故だろう。この蟺りの動物は人間にある皋床慣れおいるので、向こうが距離を取っおくれおいるのかも知れない。


実ぱトヌシャでのサファリ、私達は満足できるんだろうかず心配しおいた。
新婚旅行で行った隣囜ボツワナのオカバンゎ湿地垯で、蚈らずずも初めおにしおサファリのファヌストクラスを䜓隓しおいた私達倫婊。初アフリカの子䟛達は楜しめるだろうけれど、私達はどうか 

ボツワナ　オカバンゎ湿地垯

通幎、氎が溢れるオカバンゎでは拠点ずなるロッゞに行くにも、ロッゞ間の移動もセスナ機を䜿う。その条件を逆手に取っお、最小限の芳光客から最倧限のお金を匕き出す豪華プラむベヌトサファリが売りで、専属ガむドの刀断で瞊暪無尜に車を走らせ、たくさんの動物を芋せおくれた。

サファリカヌに座っおいればガむドが動物たで連れお行っおくれたボツワナ・オカバンゎでのサファリずは違い、゚トヌシャでは自分達でルヌトを遞んで、動物を探し芋぀け出す楜しさ、安党も自分達で確保するスリリングさがあっお、ファヌストクラスサファリにはない面癜さがあった。

緑ず氎が溢れるオカバンゎ

さあ、今日はどんな動物に出逢えるかな
そこら䞭にいるスプリングボックやむンパラは、昚日ガむドに教えおもらった芋分け方で盎ぐに芋分けが぀く様になった。
子䟛達が先に動物を芋぀けるこずもしばしば。特に次男がよく芋぀ける。目線の高さが私達ずは違うからか芋぀ける床に埗意になっおいく。

サファリずいうずビッグラむオン、ゟり、サむ、ヒョり、バッファロヌを䞭心ずした倧型動物を思い浮かべるけれど、意倖に地味な草食獣も泚目しお芋おみるず面癜い。
シマりマが死んだように地面に暪たわっおいるのを䜕床か芋掛けた。埅っおいたら肉食獣が食べにくるかもず芋おいるず、スクッず立ち䞊がる。どうやら䌑憩しおいた様子。でもあんな死んだような寝そべり方をしおいたらラむオンに狙われないのかなず勝手に心配しおしたう。

シマりマは癜黒ではなく、個䜓によっおは茶黒


この日も䞉日連続、サむを発芋
絶滅危機にあるけれど、今回のナミビアではシロサむもクロサむも沢山芋られた。
サむの角は䞭囜で粟力増匷剀ず信じられおいるために、密猟が埌を立たない。成分は爪ず同じで䜕の効果もないけれど、迷信ずは怖いもの。

ナミビアでは保護ず取締りのお陰で個䜓数は増えおきおいるけれど、それでもこの゚トヌシャ内だけでも去幎䞀幎で頭ほどが密猟の犠牲になったらしい。
芋付けた動物の名前ず堎所を曞き蟌むログブックが眮いおある宿泊斜蚭でも、サむの目撃情報は曞き蟌たない様に泚意を促しおいる。パヌク関係のスタッフが情報を売る事もあるし、芳光客が䜍眮情報ず共にSNSにあげる写真も密猟の助けになっおしたう。

密猟者はサむの行方を埒歩で远い、仕留める時には映画ランボヌのようにラむフルをダダダヌヌヌず乱射しお、ただ生きおはいるけれど動けなくなったサむから角だけを切り萜ずし、その堎を去るずいう。ラむフルを乱射する音で芋぀かっおしたいそうだけど、広倧な土地で䜕凊からその音がしおいるのか芋付けるのは至難の技。正に密猟ず取締りのむタチごっこが続いおいる。

䞭倮の倒れた朚の埌ろにサむがいる

これだけ聞くず、䜕お野蛮なず思うけれど、密猟者は先進囜に䜏む私達には信じられない䜍のわずかな小銭を手にするために呜を掛けおいる。
ナミビアでは密猟は終身刑、隣のボツワナではその堎で射殺も蚱されおいる。
芳光客の少ないパヌクの西偎を走っおいる時に、戊車のような物々しい乗り物ず行き亀ったけれど、もしかしたらあれは密猟パトロヌルだったのかも知れない。

それにしおも埒歩で探し回るずいうのには驚いた。車で動物を探しお、仕留めたらササっず立ち去るのかず思っおいた。探し回っおいる内に氎も食料も尜きる事もあるだろうし、もし密猟に成功しおも生きお戻れるんだろうか。
実行犯は密猟したくおしおいる蚳ではなくお、䞀か八かで生きる為に呜を掛けないずいけない事を思うず、呑気に野生動物を芋お喜んでいる私達はなんお恵たれた身分だろうず思う。


さお、アフリカでサファリず蚀えば思い浮かべるのはもちろんゟり
今日はゟりが芋れたら嬉しいねず、ルヌト䞊にある氎堎の党おを呚っお探す。
昌を回っお気枩も倧分䞊がり、ちょっず疲れおきた頃、倫が声を䞊げた。
「ゟりだ」

この旅で初めお芋るゟりに䞀気に気分が䞊がる
䜕ず頭ほどの倧矀小振りのゟりも赀ちゃんゟりも混じった倧小さたざたな倧きな矀れは、圓たり前のように氎堎を占領し、呚りの動物を远いやっおいた。
矀れのゟりが氎を飲んだり、遊んだりする䞭、䞀頭だけはこちらに䜓を向け嚁嚇しおくる。
い぀でも動ける様に゚ンゞンは掛けたたた車を止め、ちょっず緊匵しながらゟりを眺めた。

䞭くらいのゟりが䜓を暪たえおいる。その呚りをぐるっず仲間が囲み、しっかり芋匵っおいる。
さっきのシマりマ同様、具合が悪いのかず思ったけれど、子ゟりはそうやっお短時間䌑むらしい。成獣になるず自身の䜓の重さが負担になるので、暪にはならない。

時々、様子を芋ながら近付いお氎を飲もうずする他の動物を、振り向くだけのワンアクションで嚁嚇し、寄せ぀けない。
10分ほどしお、いや、初めお芋るゟりで興奮しおいたから実際はもっず長かったかも知れないけれど、氎堎から去っおいく矀れを芋届けお、私達もその堎を去った。


家族䞀同、倧満足でルンルン気分
倧物が芋れたこずだし、ちょっず遅くなったけれどお昌䌑憩を取るこずにした。

テヌブルずベンチ、トむレのある䌑憩所

倧きなパヌク内に数える皋しかない䌑憩゚リアは、混んでいるかず思ったけれど誰もいない。サファリに適しおいるのは早朝か倕方から倜にかけお。
お昌の時間垯は気枩も䞊がっお、動物だけでなく人間も少ない。私達がナミビアに到着した4日前はちょうど寒波がきお気枩がグッず䞋がったけれど、この頃は寒さもゆるみ、暙高も䜎めのこの蟺りは日䞭は半袖でも十分に暑かった。

泊たったロッゞが準備しおくれたランチパックを食べお、今日の目的地のロッゞに向かう事にした。

郚屋たで車を誘導する次男

この日のロッゞには各郚屋に小さなプヌルが付いおいた。
キャンキャン喜ぶ子䟛達。念のため氎着は持っおきたけれど、調子に乗っお氎济びをしお颚邪でも匕いたらたたらない。
足を氎に぀けるだけず蚀っおプヌルに向かった息子達は、私が荷物を片付け向かった時には、寒い寒いず喜びながらパンツ䞀䞁で氎に朜っおいた。
やるず思った 　たぁいっか 　

倕方にもう䞀床サファリに行こうず思っおいたけれど、もう今日は十分呚ったし、ロッゞでゆっくりする事にした。


シャワヌを济びおスッキリしおから倕食に向かう。
ドリンクを持っおきおくれたスタッフが䞀緒にスナックの食べ方も説明をしおくれる。
出たここで南郚アフリカ名物のモパネワヌムが出おきた
モパネずいう朚に぀く蛟の幌虫を加工した物で、たんぱく源ずしおよく食べられおいる。


「日本に来たら梅干し、玍豆」ず同じ感じで、矎味しいよ食べおみおず出された。
別にわざわざ買っおたでしお食べようずは思わないけれど、出されたし、良い機䌚なので食べおみる。時々テレビで「結構むケる矎味しい」なんおコメントしおいるのを芋お、実際どんな味がするのか気にもなっおいた。
普段は食わず嫌いの次男が䞀番に口にしたのに驚き぀぀、非日垞がそうさせるのか なんお考える。
チリ゜ヌスを付けお食べる。うん 味がよく分からない  むモムシの味ずいうよりは゜ヌスの味の方が匷い。可もなく䞍可もなく  たぁ旅の思い出が䞀぀増えた。


倕食が進むず、各テヌブルにロッゞマネヌゞャヌずサファリガむドが挚拶に呚り、談笑タむムが始たる。
今日芋た動物や芋分けの付きにくい鳥の写真を芋せながら名前を聞き、質問攻めにする私に喜んで答えながら、泚意しお芋るず面癜いポむントなんかを教えおくれた。

どこを芋おも茶色茶色茶色のナミビアに赀い鳥


パヌクの東に䜍眮するフォンリンデク゚ストゲヌトから入っお、北東のキングネヘレゲヌトそばのこのロッゞたで65kmしかないのに、私達はグルグル色んなルヌトを呚り、6時間かけお移動したこずを話すず笑われた。
この旅で呚るナミビア北郚のルヌトを説明し、期間は週間ず蚀うず、スロヌトラベラヌだねず返される。週間あればナミビア党土の芋所を飛行機も䜿っお党郚呚り切る人達もいるよず蚀われた。そう、自分達でもゆっくり目だずは分かっおいる。

倕陜を眺めおいる時間はずっおもマむンドフル

無意識、無知識で芳光名所を足早に巡るのではなく、その囜の人たちはもちろん、文化や自然、歎史に関心を持ち、目の前に広がる景色や出来事を意識的に楜しむ旅のスタむルをマむンドフル・トラベルずいう。この旅で初めお知った。
それっお圓たり前じゃないのず思った人は、既に少数掟に属するマむンドフル・トラベラヌ。

名所の写真を撮っお通り過ぎるだけではなくお、私達はゆっくりその土地を味わいたい。第䞀、スロヌず蚀われる日皋だけど、これでも十分慌ただしい。もうちょっずスロヌダりンしたいくらい。


倕食を終えお郚屋に戻る。
倕方に氎着代わりに䜿った息子達の濡れたパンツは、プヌルの脇でカラカラに也いおいた。
すっかり忘れる所だった。枚のパンツを手に持っお、そう蚀えばアフリカで唯䞀の星空保護区にも指定されおいるナミビアの倜空をただしっかり芋おいなかった事に気付く。この旅で芳たいものにリストアップしおいたのに

芋䞊げた空には無数の星たち。
あれが倩の川かなぁ 　銀河系は埗意じゃないからよく分からない 　
たぁいいや、倩の川でも䜕でも、ずにかく綺麗 

束の間、星空に芋入っおから、家族の埅぀賑やかな郚屋に戻る。
次ここに来る時には星空のこずもリサヌチしお、もっずもっずマむンドフルにナミビアを楜しもうず心に誓った。


倧奜きなナミビアを思いながら曞いおいたす。スキ♡やフォロヌをしおもらえるず、ずおも励みになりたすありがずうございたす

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