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愛知CLエクストラ ヤミラミLO (【追記】シティリーグ準優勝)

kumeです。

愛知CLお疲れ様でした!
とにかく景品交換の列がすごかったですね、、、


先行サポ禁止のルール変更、ソードシールド発売後の強力なVポケモン等の追加により、スタン、エクストラ共に答えが見えにくい大会だったのではないでしょうか。

今回、私はヤミラミLOで出場しました。

結果は4-3と期待していたよりはよくない結果となってしまいましたが、練習や改良案など一緒に考えてくれていた方々が1位8位、その他ベスト32等、輝かしい結果を出して頂いたので大変うれしいCLとなりました。

もっきーさんが優勝されたので、素晴らしいデッキレシピは公式にあるものを参考にしてもらえれば良いかなと思います。
https://www.pokemon-card.com/info/2019/20191227_002253.html

なぜヤミラミLOを使うことにしたのか、私が実際に使ったレシピと当日のマッチング等を書いて、今回のエクストラ環境について自分なりに整理しようと思います。

※3神:アルセウス&ディアルガ&パルキアGX、レシゼク:レシラム&ゼクロムGX、ウルネク:ウルトラネクロズマ 等、略語を随所で使用していますのでご不明な点等ございましたらコメント等で仰って頂けますと幸いです。

■最近の成績


2020シーズン
東京CL 4-3 70位くらい 60pt
シティリーグ1 エクストラ 大阪 3位 50pt
愛知CL 4-3 70位くらい 60pt
シティリーグ2 エクストラ 大阪 2位 75pt  ←new

(1/31更新)
シティの記事も更新したので、結果も追記しました。
シティに関する記事に関しては目次からクリックしてジャンプすると便利です。


■環境考察

まず、前回のレジロック記事の方でも記述しましたが、ルール変更とカードプール追加によってエクストラ環境も大きく変化すると考えていました。

まずは考えていたことをシンプルにまとめます。ルール変更発表後の思考です。

①先行たね1匹だけの状態で番返すと負け濃厚になるリスクがある
→先行でも展開可能なようにボールの採用枚数が増えることが想定される
→エクストラであればシェイミEXやデデンネGXでぶん回すようなデッキが相対的に強くなる

②進化ポケモン採用デッキが使いにくくなる
→ゾロアークGX等、ベンチ展開も必要なデッキの場合、アズサやウツギ等のサポに依存しにくくなり、それらサポを使う前提で組んだとしても進化ポケモン中心のデッキにおいては先行の方がそもそもアドバンテージが高い。
例えば、今まではアズサ2枚入れるだけで済んでいた枠をボールに割いたりすることで他の採用カードの枚数や種類を減らさなければいけなくなる。

③ブルーの探索依存のデッキが使いにくくなる
→代表的なのはビーチレジロック、ガブギラオンバーン
どちらにも言えるのは、じゃんけん勝って後攻を選ばないと先行たね切れ負けリスクが高くなってしまうデッキであるということ。
初動で良くある動きとしては、ブルーを使ってネストボールとビーチ(もしくは次に使うサポ等)をサーチすることなので、ブルーやN等を初動で使えないととてもつらいデッキとなり、相対的に弱くなるとみた。

④後攻1ターン目にロックする系の技が強力になる
→ゲンガー&ミミッキュGXのホラーハウスGXやガマゲロゲEXのブルブルパンチ等の妨害技の相対的強化。これにより、先行プレイヤーは2ターン連続でサポ等を使えない、すなわちテンポロスとなり、敗因に繋がりやすいと考えました。

ざっとこの辺りかなと思いました。

そして、環境的にこの様な分布で推測しました。




Tier1:ウルネク、3神3鳥レシゼク、カビゴンチラチーノ(ゾロアーク)
Tier2:ゲコゾロ(悪系)、高速レッパ(ミュウミュウ)、夜の行進
Tier3:その他(オンバーンガブギラデスカーン、3神チャーレム、ゾロラッタ、アイアントLO、オーロット、モクナシラフレシア、アオギリ系 e.t.c...)


純粋に、先行でもぶん回せるかつ、後攻で攻撃にすぐ移れるデッキが強くなるのでTier1、2がこのようになるかなと思っていました。

■ヤミラミLOに関して

では、この環境読みからヤミラミLOを使う(研究する)ことになった経緯を少し思い出しながら書きます。

このデッキを考えることになったきっかけは、シティリーグシーズン1の決勝トナメ1回戦目ベスト8同士対決にて実際に対戦したことでした。
(↓のマッチング参照)
https://note.com/kume_pokeca/n/n964c10b3e7da

大会が終わった後、何日か経っても実はモヤモヤしてました
というのも、やはり何度考えてもあの試合は負けているマッチングだからです。
当日はレジロックだから勝てる、そして勝てたと思っていました。
ですが、最後は残り山札4枚程度まで削られていたため、たまたまアイアントで手札削りが効いたのと、サイドを4枚取れていたから勝利条件を満たして勝てたといった感じです。

なので、あのデッキレシピが開示されるのをワクワクして待っていました。


ところが、

レシピリンクがない、、、
https://event.pokemon-card.com/events/51/

当日枠参加なので無いのか、なるほど、、、
記憶をもとに作ってみるか_(:3 」∠)_

ということでこんな感じ↓

画像1

元のレシピは対戦した感じ、ヤミラミとヤレユータンだけだったのでこれ入れたら絶対強いよなーと思ったたねポケモンを追加して、あとはお試し要素でいたずらスコップを追加したり、ヤミラミ以外と相性のいいリサイクルエネルギーを入れたりしました。

記憶にあったけどあえて入れなかったカードもあります。ヒュウです。
正確な効果は違えど、相手の手札をごっそりトラッシュできるサポですが、相手自身が捨てるカードを選べるので、アイアントのほうが強いと思い、こちらをチョイスしました。そのほかにももろもろ。

そして、LOの練習相手って結構嫌がられるので(笑)
試す場としてむしのしらせ杯でチーム戦(スタン×2、エクストラ)で使わせて頂きました。
いまさらですが嫌な顔せず対戦していただいた皆さまありがとうございました!!

結果だけ言うと、オンバーン以外には勝てました
しかもこちらがカウンターキャッチャー等でロックさえ決まれば、LOにしては10~15分くらい余って勝てるデッキとわかりました。

ソードシールドの拡張パックが発売した次の日の大会だったので、カビゴンVmaxが何人かいるのかなと予測してました。
カビゴンVmaxはHPが340と今までの上限を軽々越えており、火力もスカイフィールドと合わせて300ダメージも出せます。
トリプル加速エネと相性も良い上に、スタン落ちしたばっかりのまんたんのくすり、アセロラ等と非常に相性が良いので、間違いなく強いのが明らかでした。
蓋を開けてみれば数少なかったので、発売直後だからかなーと思っていました。

大会が終わって、もっきーさんにヤミラミLOくそ強かったよーとDMし、最初は軽い気持ちで共有したのですが、もっきーさんの調整仲間の間でもこれが結論になるかもという話を聞き、真剣に微調整に取り組むようになりました。

なので、大会の1,2週間前にはほぼ握るデッキが決まっていたという、最近では珍しく余裕のある感じで詰めることができたため、その点がよかったなと思っています。

勿論、他のデッキも検討はしていました。

カビゴンを使うか、それを対策した、既存デッキを改良していくか、いくつか選択肢がありました。
ただ、今回のヤミラミLOは大型大会で勝ち上がっていく上では必要な要素をほぼ満たせていました。

①初見殺し
②種切れ負けリスク小
③Tier1,2に強い

①について、シティ当日枠の方だったのでレシピが回ってないことがむしろ功を制していると思っていました。なので水面下で誰にも知られない中、意識外のデッキが作れたのではないかなと思っています。
例えば初手で相手がミミッキュだけの時に先行取った時に、自身はシェイミ等でぶん回せる手札だったとします。
LO等初めから意識しない限りは、自ら山をどんどん掘って、盤面を整えると思います。私でもそのように動くと思います。
仮にヤミラミスタートでも、早めにケリを付けれるチャンスを考えればそのように動く可能性もあるかと思います。
故に、知られていないというのはアドバンテージであり、気付いたときにはエネ等のリソースを大事にしていたらよかったと後悔することになります。


②について、通常であればボールを多投して種切れ負けリスクを減らしたりします。
ですが、今回のデッキは2枚ネストボールが入っているだけです。
でも②のリスクが少ない理由、それは終盤に用いる壁用のピッピ人形、みがわりロボが8枚フルに投入されており、たねポケモン6,7枚と合わせると初手で2枚以上引く確率がグンと上がっているからです。
おかげで先行を取らされてもリスクの少ないデッキとたまたまなったため、今回の環境にもマッチしたものとなったのではないでしょうか。

③について、レシゼク、カビゴンVmax、ウルネク、ガブギラ(+ガラルジグザグマ)、夜の行進、その他もろもろに対して圧倒的な勝率を誇っていた点です。
苦手なデッキはグッズロックやバラマキ系ですが、それらは全体のデッキ分布でみたらおそらく2割以下であり、切っていい対象と考えていました。
また、技によるグッズロック程度であれば、レンジャーで回避できたり、ジラーチの特殊エネ破壊によってグッズロックを途絶えさせることも不可能ではないです。
よく、モクナシラフレシアはどうするのとか言われますが、そもそもすべてのデッキタイプをみようとすると、構築も崩れるので、明らかこのデッキには負けるよねというものがあれば、そこに対しては当たったら負けと思っていると認識していただいて構わないです。

このように、環境を鑑みても、ヤミラミLO以外を握る理由がなかったので今回は選択しました。
誰かはベスト8以上いくんじゃないかなと期待してたので、想定以上の結果が出てとても嬉しい限りです!

■マッチング

前提として、LOデッキはとにかくターン数が多いので、すべてを記載すると大変かつつまらない点もあるため、印象に残っている部分をピックアップして記載します。

1回戦 ゲコゾロダークライ 後攻 〇
お相手、初手が良かったみたいでシェイミやデデンネで大量にドロー。こちら初手ミミッキュなので普通に展開してくれました。
初手が割とよく、ベンチ展開とビーチで沢山ドローして番を返す。
そこからはエネを割って妨害したり、カウンターキャッチャーで縛ったりして止まるターンを探していました。
ただし、特性やみのころもがやっかいなので正直なところ、カウンターキャッチャーはエネ分散させれる強みしかないです。
それでも最終的には大量の人形やロボを展開し、ロケット団の工作やジュジュハチで山を削り切り、勝利しました。
残り時間は5分くらいだったと思います。

2回戦 アオギリ亀 後攻 〇
コンプレッサーでタマタマ等を落として、終了。
こちらブルーからビーチ、ターゲットホイッスルを引っ張り、タマタマをベンチに出す。
カメックスとホエルオー&コイキングの両方がベンチに展開されなければ良いと考えていたので、ひたすら時のパズルでターゲットホイッスルを拾い、ベンチを埋めて、手張りのエネをクラッシュハンマーで割って、山を削って勝利しました。
相性としては、展開されてしまうと不利なデッキなのでどちらかといえば当たりたくないデッキタイプでした。

3回戦 夜の行進 先行 ×
ヤミラミのみエンド。負け 笑
こういう事故を避けるために、優勝レシピみたいにトレーナーズポスト等採用して丸くするべきでした。


4回戦 夜の行進 先行 ×
初手で時のパズルとネストボールしかなく、正直厳しい状況。
3枚上から見ても、解決札が無く、ジャンクハントでそれらを拾ってもう一度山をシャッフルして3枚入れ替えにかけることに。
お相手はジラーチ◇をさるじえで戻し、ジムメダルでサイドに埋めて、2枚取りしてきました。
今回の夜の行進はこのコンボが使いやすく、デッキタイプとして強化されている模様。
最終的に、サイド2枚まで取られて、あと2ターン程で、山を削れそうではありましたが、必要札全て揃えられて、負けました。
2連続で本来なら勝てるマッチングを落としてしまい、ガチで凹んでました。。。

5回戦 カビゴンチラチーノ 後攻 〇
ターン長かったので詳細覚えてませんが、クラッシュハンマーでやたら裏が出て全然チラチーノを縛れなかった印象があります。
それでも、山を削ることでエネリソースなどを枯らし、残り時間かなり少ないところでお相手から投了を頂きました。
お互い2-2だったので両者負けはしょうもないとのことで、物凄く良い方でした。感謝しかないです、、、

6回戦 レシゼク3神 後攻 〇
3鳥がいるのかが一番気がかりでしたが、オルタージェネシスGXを使ってくれたので、ブルーからレンジャーを拾い、ミミッキュですぐに使って、その後は命のしずく等絡めて、サイドレースにも余裕を持たせたまま山切れさせて勝ちました。

7回戦 ゲコゾロダークライ 後攻 ×
ショックであんまり覚えてませんが、やたらコイン運に突き放されたのと、1ターンだけ、ブルーでてがみを持ってこなきゃいけなかったのを持ってこないプレミをかましたため、負けました。
ゲコゾロ系は基本エネ主体かつ、逃げエネ0特性で縛りにくいため、有利とは簡単には言えない相手なのがつらいなと思いました。

死ぬ気でシティは優先取りに行かなきゃいけなくなったので、また環境読み、調整から始めていきたいと思います。

■デッキレシピ

私が出場したレシピよりも優勝レシピの方が素晴らしいので今回は載せたくなかったのですが、一応戒めとして貼っておきます。

画像2

https://www.pokemon-card.com/deck/confirm.html?viewMode=image&deckID=MyyMUp-DMrTb1-2Mp3MR


優勝レシピとの大きな差を感じたのは以下3点の不採用

・フレア団のしたっぱ 2枚目
・エネルギー回収
・トレーナーズポスト

私の今回持ち込んだものは、したっぱは1枚、他は不採用でした。
特にエネルギー回収は実物のエネを減らす代わりに実際にはトラッシュから2枚拾える分、n枚悪エネルギー採用するのが、n+1枚採用できるようなものとなること。
そして、ブルーで拾ってくることができ、デッキスペースも捻出できるので、様々な利点があります。
前日ギリギリまで調整をしたものとしなかったものの顕著な差が表れたと痛感しました、、、

あとは1人回し何回かしてもらえるとわかるかもしれませんが、初手がひどすぎるときが割とあります。
ブルーに頼りがちなため、序盤に3鳥で壊滅するなんてことも全然あり得ます。
そのためにも、少しでも初手事故をリカバリーできるトレーナーズポストの採用は大きいと感じました。
中盤でも終盤でも強い代表格のカードだと思います。

ちなみに僕も同じくザオボーを採用しなかった理由ですが、ザオボーを撃ってる暇が無いのと、したっぱで十分と思えた点が大きいです。
特殊エネのみのデッキは時のパズルやスペシャルチャージを採用していると思いますが、それらに関しては、山を削る時に結構落ちてくれると感じ、したっぱやクラッシュハンマーが実質ザオボーみたいになってくれるなと感じ、不採用にしました。

ただし、事故ったといえど、夜の行進に負けたので次からは一応1枚は入れると思います 笑

■まとめ

今回学んだことは、原案を知らなくても先入観なく、その方がより強いデッキを作れる可能性もあるということでした。
今回のコンセプトデッキを作れたのは紛れもなく、大阪シティリーグでマッチしたお方のおかげなので、ルーツはそこにあると考えています。

0から作ったわけではない上に、ヤミラミの性能自体は前々から知られてはいることなので真新しさはないかもしれません。(ソードシールドの採用カード0枚)

今回、環境を考慮してどう考えてもヤミラミLOに安定して勝てるデッキが見つからない。それならこれが正解のはず、と自信を持って挑みました。

ヤミラミLOにだけ勝てるデッキならいくらでもあります。ただ、それらがTier1,2に勝てるかって話なので両方を満たすのは難しいと考えました。

ちなみに、今回の結果を踏まえると、オーロット&ヨノワールGXがかなり躍進していました。
ゾロアークGXが減ったりしたことも勝ち上がった要因かなと思います。
少なからず、自分は考慮してなかったデッキタイプだったのでなるほどと感心してました。
今回の大会結果が次のエクストラの大会においてどのように影響を及ぼすか楽しみです。

デッキタイプこそは選択として大正解だったので、構築の詰めがまだまだだなと感じました。今回の反省点です。

今後、ヤミラミLOは対策される側に回るデッキとなるので、今までよりは楽に勝てるデッキではないかもしれません。

しかも、ミラー戦になった時は決着がつかないので、何かしらカードを差し替える必要がありそうです。自分でもまだその何かが見えてないので、エクストラバトルの日やシティリーグで持ち込むのはリスキーだなと感じています。

正直に言うと、今回のCLは過去1番悔しいものでした。
同じデッキタイプで他の方が上位卓へ勝ち上がれていたので、嬉しい反面悔しい気持ちが沢山ありました。

この悔しい気持ちを次の大会に向けて、また調整していきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。


■シティリーグエクストラ準優勝 備忘録

(2020/1/31追記)

先日、ポケセン大阪にて行われたエクストラの公式大会である
シティリーグに参加し、準優勝したのでメモも兼ねて追記します。

本記事は以下の方達におすすめ致します。

・ヤミラミLOについてもっと知りたい!
・ヤミラミLOが親の仇同然に憎い!
・エクストラバトルの日で勝ちたい!

今回のレシピは、CL愛知にて猛威を振るった、「オーロット&ヨノワールGX+ミロカロス」デッキへの勝率を高めるため、改良されたヤミラミLOとなります。

本レシピを元にした誤差1~3枚ほどの構築で東京、名古屋の同日のシティリーグでも4位、8位×2の成績を収めています。
私は当日枠で参加したため、レシピは公式に載っていないです。

■環境考察(シティリーグ)

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