見出し画像

中国生活のリアル:住宅セキュリティはザルだしすべては割高だと思うお話

昨日、Xのポストで中国生活が素晴らしい理由という書き込みを見ました。

このポストを書いた方は、わたしが住む中国とは違う中国に住んでいるのかもと思いました。

それで自分正直な気持ちをリポストすることに。

この6つのポイントに関するわたしの感想は、正直な気持ちです。

今日の note ですべてのポイントを詳しく説明することは現実的ではないので、最初の2つ「セキュリティ」と「物価」について書いていこうと思います。

まずは住宅のセキュリティです。

中国で10回も引っ越ししているわたしたちです。ありとあらゆるセキュリティレベルのお部屋に住んだことがあります。

また友人も多く、数億円するマンションに住む人もいれば、家賃二万円でルームシェアしている人もいます。

いろいろな設備を体験してきましたが、基本的にセキュリティはザルです。設備の素晴らしさに意味はほぼありません。

保安員がいて、人のでいるを監視しているマンションもありますが、基本的に人の出入りに厳しくありません。

友人宅に行くとき、ごくまれに保安員に呼び止められます。

それでも友だちの家に行くと言えば通してくれます。身元の確認もされなければ、行き先も聞かれないことがほとんどです。

我が家は顔認証で1Fロビーのドアが開きます。

しかし、誰かが顔認証でマンションへ入るタイミングで一緒に入ることができます。

そもそも顔認証で開閉するドアの右に小さなドアがあり、そこは自由に出入りできます。

そのドアの奥にエレベーターがあり、自由に建物内を移動することも可能です。

監視カメラが取り付けられていますが、これは事件が起きた後に証拠を探すために使うのであって、カメラを見ている人が住人以外の人が敷地内にはいることを留めることはありません。

設備は立派ですし、しっかりしているようですが、正しく運用されていませんので、セキュリティはザルです。意味はないです。

ただ、コロナ禍でマンションのロックダウンを経験したときに学んだのですが、こういうセキュリティ設備はいざとなればマンションを牢獄へ変えることができるほど強力です。

ですから元ツイにあるように「住居のセキュリティは徹底してる」というのも間違いではありません。

設備は徹底していますが、運用に問題はあります。

これって中国アルアルですね。

次のポイントは物価です。

食品価格は日本の半分でOKと書いてありますが、これはものによるとしか言えません。

露店で売っている肉まんや蒸しパン、豆乳などは2−3元で購入できます。つまり50円から65円くらいです。

日本に同じものが売っているかわかりませんが、コンビニで肉まんを買えば100円以上はしますから、半分で済むというのも間違いではありません。

またビールとかも安いですね。

アサヒスーパードライとか麒麟一番搾りの大瓶は11元(約250円)くらいで購入できます。

日本の場合、ビール券が大瓶2本で915円ですので、中国はビールも半額ですね。

しかし、その辺のレストランでガチ中華を食べれば、大抵1品30元〜60元くらいはしますし、100元を超えるメニューも少なくありません。

夫婦で好きなものを食べれば、お酒を飲まなくても150元〜200元くらいになります。つまり3000円~4000円くらいはかかります。

決してきれいとは言えないレストランでも一人当たり2000円くらいの予算が必要です。

さらに日本食レストランであれば、もう少し価格帯が上がります。

みんな大好きスシローも、通常最もお安いお皿が10元(約210円)くらいです。つまり単純に日本の倍程度はします。

それでも、スシローに行くとコスパ高いなと感じますので、こちらのレストランのコストが高いってことがわかると思います。

中国のスーパーでも、日本と同じ調味料とかも売っていますが、お値段は日本の小売価格と比べれば、2倍から3倍はします。

そして、中国の調味料も、日本の通常価格と変わらないので、お手軽感はありません。

そんなわけで、中国に安いな~って思うものはほとんどありません。

2011年にはじめて中国に来てから今に至るまで安いと思うのは、蘭州牛肉ラーメン(約12元)くらいです。

240円で牛肉スープのラーメンを食べられるのは幸せだと思います。

たしかに中国は大きく、住む環境により感じ方も違うでしょう。

しかし、ITの最前線でもっとも先進的な場所と言われるキラキラ大都市に暮らすわたしは、セキュリティに安心感は感じません。

そして物価は東京を越えていると言われ、食品が半額なんてありえず、家賃に至っては築40年の越えのビルでも12万円は普通に必要です。

そんなわけで、中国生活が楽しいとか、素敵なんて・・・聞くとちょっと黙っていられなくなってしまいました。

スンマセン。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
また明日!

皆さんの「イイネ♡」が私の原動力です。メンバーでなくてもタップ可能、しかも無料です!下の「イイネ♡」をクリックして応援してください。

ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは日本語教材や資料の購入にあてます。本当にありがとうございます。