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将来はすべて運次第と言う中国人ママFさんのお話 ー第二部

昨日は大学へ進学してもしなくても結局は運次第だと言う中国人お母さんFさんのお話を書きました。

2000文字に迫る記事でしたが、要約すると46文字に収まると思うと・・・ちょっと複雑です。

さて、その中でも紹介しましたが、Fさんは高学歴になると仕事を選べるようになるのだけど、世の中は大卒ばかりですでに仕事がない状況になってると言いました。

確かに名門大学を卒業しているにもかかわらず、出前のドライバーをしている若者のことがニュースになったりします。

ただ、ニュースというのは滅多に起きない極端な例を知らせるという役割があることを考えると、高学歴出前ドライバーはレアケースであり、実際にはほとんどの人がそれなりの仕事を見つけているのではと推測します。

例えば、知り合いのご子息も有名大学を卒業した人が数名いますが、彼らは銀行とか商社とかに就職しています。給料はさほど良くはありませんが、なんとか暮らしていけると言います。

逆に、個人的な知り合いで、有名大学をでてるのに、ほぼ日雇いのような仕事をしている人はいまのところいません。

ただ、仕事を見つけられずに家でゴロゴロしているという人は大勢います。

彼らは希望の職種に就けず、かといって妥協して別の仕事をするという考え方はないようです。家にいて家事を手伝い、すこしのお小遣いを親からもらって時間をつぶします。

今は良いかもしれませんが、来年には来年の新卒者が現れるわけですし、経済が上向いて仕事が増えるという見通しも立たないわけですから、ゴロゴロし続けるのは良くない手だと思います。

ゴロゴロしていても役立つスキルを身につけることはできません。

知人に、すでに20年以上ゴロゴロしている人がいます。彼は結婚しており奥さまが一生懸命働いて生計をまかなっています。

そんな彼は、毎日読書して知識量は半端ないですが、経験が伴わないので、会話していても深みがなく空虚な感じがします。

また体制への不平不満が大きく、同意できない内容も多くて結局疎遠になってしまいました。

彼の奥さまは子どもたちに、勉強も大切、でも勉強ばかりしていても良くないと言ってました。本当にその通りだと思います。

子どもが将来引きこもりになるのも困る、でも高学歴が必ずしも就職の役に立たないと思う親たちは、子どもの能力や個性に合わせて教育レベルを選ぶようになるかもしれません。

少なくともFさんはそういうビジョンを持っているように感じました。

そしてFさんのような見方を持って子どもに接していると、その子どもは自分から勉強に取り組み、関心のあるテーマを見つけて高等教育を選ぶようになるのではと思ったりします。

子どもを持たないわたしが、親の気持ちや子どもたちの考えを理解したり推測したりするのは大変難しいのですが、子どもに方向性を持たせるというのは一筋縄ではいかないということはわかります。

周りの大人ができることは、若者を応援し、明らかに正しくない決定をしようとしているときだけアドバイスするってことなのかなと思ったりしました。

ウザくならないように、でも気遣ってるという気持ちは隠さないようにしたいと思っています。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!

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