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ゼロコロナ規制が緩和されて、かえって面倒くさくなったというお話

報道されていますように、ゼロコロナ政策の規制が緩和されているのは事実です。そして、政策が緩和されて、わたしたちの暮らしはさらに面倒くさくなりました。

ゼロコロナ政策の規制の「何」が緩和されたのか?

  • すべての感染者を病院や隔離施設に移す措置をやめ、無症状や症状の軽い人は自宅での隔離を認める

  • 自宅での隔離期間は原則7日間

  • 省や自治区などを越えて移動する際には陰性証明を求めない

  • マンション全体、もしくは町という単位でのロックダウンはやめて、マンションであれば棟ごと、もしくはフロアごとの封鎖とする。

なんだか、良い感じな変化です。でも大事なのは「決めたことをキチンと一律で行う」かどうかです。

「認める」「原則」ということば使いをどう受けとるか・・・

「無症状や症状の軽い人は自宅での隔離を認める」とか「自宅での隔離期間は原則7日間」って言っています。

この原則ということばには「例外」があるという意味があります。それで7日間の隔離を終えるときに、例外に当たらないか慎重に考慮するはずです。

また「認める」ということば使いをみて、「認められない場合」もあるのだろうと考えます。それで、この指示を実行する人は、症状の軽い人を自宅で隔離すべきなのか、そもそも症状が軽いってどういう意味なのか判断できず、面倒くさいから隔離施設へ行ってねとなりかねません。

ここで、自分は無症状だからとか、症状が軽いからと説明しても、相手は話しを聴いてくれないでしょう。みんなそのことを知っているので要求を通すために、大声で騒ぎ、近所の人を巻き込み、そして何とか丸め込もうとします。

今回の緩和事態も、きっかけは抗議活動です。構造は同じと言えます。では、どうしてわたしは規制に伴い不自由になったのでしょうか?

誰もお達しを信じないので、PCR検査を受け続ける

今まで24時間PCR検査を受けるようにと言われていたのが、急に48時間、なんなら72時間でも良いよと言われます。

インターナショナルスクールに勤務する友人は7日に1度の検査で良いと、職場から言われたそうです。

でも、ほとんどの人が、楽になったとは思いません。いつ、24時間の陰性証明が必要になるかわからないと思っているので、変わらず検査を受け続ける人がほとんどです。

しかし、お上からのお達しでは「PCR検査はそれほど必要ではない」ことになってます。それで何が起きたかというと、PCR検査場の封鎖、もしくは検査時間の短縮です。

検査を受けたい人の人数はさほど減っていないのに、検査効率がかなり下がりました。結果、通常5分程度で終わっていたPCR検査に30分以上かかるようになりました。

我が家から最も近い検査場は閉鎖になりませんでしたが、検査時間は午後10時までだったのが9時までとなりました。公園内に設置された検査場に続く人の列は、公園からはみ出し歩道まで続きました。

PCR検査に並ぶ人々

結果、歩道の流れも悪くなってしまいました。まさに「密」な状態で、これですと検査を受けないと決めた人も、そうでない人も感染のリスクがあるのではと思います。

何かをやめるのが難しいのはどこも同じ

ゼロコロナって、まったく意味がなかったとは思いません。公表されている感染者数は、ものすごく少ないし、普通に暮らしていて染るかもって思うこともありません。

でも、ゼロコロナに伴う副作用を考えて緩和に進んだのでしょう。規制を緩和すれば、副作用を減らすことができても、本来の芽は小さいうちに摘むという目的は達成できなくなります。

そして、やってみないとどうなるかわからない状況で、責任と取らされそうな末端の人たちがブレにブレまくるのも理解できます。

しかし、そのブレが属人的で、まったく予測できないのが困ってしまいます。さらに、これはまったくわたしの個人的な意見ですが、今回の緩和は人民のガス抜きと報じられていますが、それは本当の理由ではなくて、PCR検査にかかるコストを減らしたかっただけと思ってます。

お金は大事ですよね。そして、お金がないからPCR検査を受けないでって言えないのもわかります。父親って大変だなと(この辺でやめておきます・・・

今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。

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