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ゼロコロナの規制がユルくなったら、大学院での授業はちょっと面倒くさくなったお話

大学院で初級日本語と日本文化クラスの講師をしています。

9月以降、12月5日くらいまで、大学はセミロックダウンで、許可なしに学生は学外に出ることができませんでした。

また、教員も大学敷地に入るために、24時間陰性証明を切らさずにキープすることが要求されました。検査を受けて、何時間後に陰性証明が出るのかわからないので、24時間をキープするというのは運任せだったのですが、約3ヶ月の間、この無理ゲーを切り抜けてきたのです。

それが先週になって、突如規制が解除になりました。

学生は自由に外出できるようになりましたし、わたしは出勤するときに48時間以内の陰性証明を提示するだけでよくなりました。これで2日に1度のPCR検査で済むようになり大変楽になったと思っていたのですが・・・

実際は、むしろ面倒くさくなりました。
なぜなら、この7日間で学内に陽性者が急増したからです。

この1年間コロナ陽性者ゼロだったのに・・・

学生たちの意見を聞いてみると、学内に閉じ込められていても特に不自由はなかったそうです。

そもそも複数の大学院がある広大な敷地には、コンビニもマクドもスタバもありますし、蘭州拉麺のお店もあります。もちろん学食だってあります。

さらにスーパーマーケットもありますし、宅配も受け取れます。運動したければ体育館もバスケットコートも、ジムも使いたい放題です。

本業は勉学と思っている学生がほとんどで、遊びに行けなくても気にならなかったようです。それが、自由になりちょっと羽目を外しただけで数名の陽性者をだしてしまいました。

学生は基本的に寮生活で、しかも3人ひと部屋で暮らしています。もしひとりが陽性になれば、全員陽性になるとある学生は話していました。また部屋から陽性者がでれば、感染してなくても一緒に隔離になります。さらに、3人とも陽性になった場合、誰もお世話してくれないのが不安だと話してくれました。

そのリスクを考えると、感染するまえに実家に戻りたいと思うのも当然です。

今まで、大学敷地内でマスクをしている人などほとんどいなかったのですが、昨日は大学院より、マスクをつけて授業をするようにとお達しがありました。学生たちも全員マスク着用で参加しており、面倒くさいですが、これもまたしかたがないかなと思いました。

さらに、大学院は早期の帰省を促しており、もしかすると残りのカリキュラムはオンラインになるかもしれず、試験もオンラインで実施になるかもしれません。そうなると、準備がすこし複雑になるので面倒くさいなと思いました。

厳しい管理をされても面倒くさい。制限を緩めても面倒くさいことになる。

さて、このあと爆発的に感染者が増えていった場合、どんな影響を受けていくのか気になります。

噂では広東省で流行しているオミクロンは無症状、もしくは症状が弱いのが特徴らしいので、もしそれが本当なら早めに感染した方が気が楽なきもします。でも、訳わからなくなった隣人やマンション管理者から、感染者〇ね!ついでに日本人〇ね!的な扱いを受けかねないので、できれば3番手くらいで感染したいです。

感染するのが前提なのが、辛いですね。ハハハ・・・
今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。

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