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テナントはガラガラなのに、なぜ人だらけなの? 中国のショッピングモールで感じた矛盾

昨日は、市内のあるショッピングモールへ出かけてきました。

このモールができたばかりのころ、多分7年位前にも来たことがあるのですが、その時の様子とあまり変化はありませんでした。

1階にはテナントが入っているのですが、それ以外は空きテナントが目立ち、しかも広告が配置されているわけでもなく、ただただ整備された空間という印象です。

ただ閑散としているかというと、そうでもありません。

動画を撮影したスペースはあまり混んではいませんでしたが、お店が並ぶエリアではすれ違うのも大変なほど人で溢れていました。

若い人もいれば、お年寄りもいます。その様子が興味深いです。家族でモールに出かけてくる習慣が中国人にはあるのでしょうか?

モールの外にも人が大勢いました。

ショッピングモールに併設されている商業エリア

特に面白い場所でもないのに、これだけの集客力があるのが興味深いです。

もちろん、わたしだってわざわざ出かけてきた人のひとりです。

でも、今回この場所に来たのは人が多いところに行ってみようと思ったからで、別に人がいればどこでも良かったので、彼らとは動機が違うと思います。

さて、これだけの人が集まっているのに、どうしてモールに空きテナントが多いのでしょうか。

それは簡単です。誰も買い物しないからです。

通路に立って1時間くらい人々を観察していたのですが、飲み物や焼き鳥のようなものを手に持つ人がいても、買い物袋を持っている人はほとんどいませんでした。

時折、MUJIの紙袋を下げている人がいましたし、どこかのショップの袋を持っている人もいましたが、ごくまれに見かける程度です。

それで、ここに集まっている人は買い物が目的ではなく、ただ観光地に来るかのようにこの場所に集まってきているのでしょう。

そうなると、テナントに空きテナントが多い理由も理解できます。

ただ、体験型のサービスを提供するお店は盛況でした。

ヘルメットをかぶって洞窟探検を体験できるアトラクションや、子どもたちが遊べるボールがたくさん入っているプールのような施設は人気があるようでした。

このモールで売っているものは、どれも高価ですし買い物する気にはなれない。

でも、子どもたちを喜ばしたいと思うので安くはないけど家族で体験できるアトラクションには参加しようと思ったりするのかなと想像しながら楽しそうな中国人たちを眺めていました。

親子だけではなくて、祖父母たちも一緒に楽しそうに過ごす人たちを見て、そういう経験がほとんどなかった自分はちょっと羨ましく思いました。

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