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円安のメリットを楽しむ中国人観光客たち、そして僕の学生たちのお話

日本に中国人の観光客が押し寄せて、円安のメリットを享受しているってニュース増えていますね。

人民元だってドルに対して安くなっていますが、日本円のそれとは程度が違うのか、気がつけば1元22円です。

10年前、1元が16円くらいだったことを考えると、元の価値が137%も増えたように感じるわけですし、そもそも日本の物価は中国と比較しても安いので、買い物したくなる気持ちも分かります。

報道でも、買い物するつもりはなかったけど、思ったよりもお値段が安かったので買ってしまったという中国人のコメントが紹介されていました。

その気持ち、スゴく良くわかります。

わたしだって日本に帰ったら、公共交通料金を除いてすべてのものが驚きのロープライスだと感じて食べたり飲んだり買い物してしまいます。

そして、翌月の支払額をみて一瞬「マジで」って思いますが、結局は良い買い物だったなと心の平安がすぐに戻ってきます。

この1年で考えてみても人民元が19円後半から22円前半まで推移したわけで、ただ人民元を資産として持っているだけで円で考えると価値が10−13%程度ほど増加したわけです。

銀行にお金を預けていても、変化がない時代を何十年も過ごしてきたわたしにとって、これは衝撃の事実です。

すでに円高方面に急激に振れたと報道されていますが、それでも現時点で1元は21.5円です。

まだまだ円安の状態であることは間違いないです。

さて、わたしが日本語を教えている学習者さんたちのほとんどは富裕層です。そしてかなりの学生が今日本旅行を楽しんでいます。

日本の写真が毎日のように送られて来ます。

彼らは買い物を楽しんでいるようですが、欲しいものがあれば買うというスタイルを貫いてるように思います。

バーゲン会場で安さにつられて本当は要らないものを買ったりするってことがあります。

でも、彼らの様子を見ていると値段に踊らされることはなく本当に欲しかったものを買い、食べたかったものを食べ、見たかったものを見ています。

その様子を見ていて上品な旅行を楽しんでいて素晴らしいなと感じました。

そもそも激務のなか、日本語学習のために毎週数時間を使おうと思うような人たちです。自律的で欲望や環境に踊らされないことは理解できます。

そんなわけで、彼らの日本旅行の様子を見て、素敵な暮らしを守り楽しむ人が大勢いることを再確認し、そのような人たちともっと仲良くしたいものだと思いました。

そして、わたしも中国に住む外国人です。

わたしは、一般的な日本人とは違う暮らしをしている自覚もありますが、中国人にとっては異文化の一例であることは間違いないでしょう。

異文化人である、わたしの暮らしぶりをみて、あんな生活もあるのだと気づいてもらえたり、わたしのライフスタイルを素敵だなと思ってもらえたら嬉しいなと思いました。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!

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