日本で起きた地震に対する中国人の反応をみて思ったこと

能登半島で生じた地震のニュースをみて、心が痛みます。

自然災害はいつもわたしたちの予想を超えてきます。被害を想定して、対策をしっかりしているつもりでも、被害を完全に食い止めることはできません。

でも、そんな辛い状況でも、被災された方が助けあっている様子や、救援に駆けつけた人たちの様子を報道でみて、人々の勇気や気持ちの強さに感動しました。

でも、軽はずみにコメントするようなことでもないと思い、中国で暮らすわたしは同僚や友人とこの件について自分から話題に持ち出すようなことはしませんでした。

さて、この能登半島で起きた地震は中国でも大きく報じられています。

因果応報的なコメントをした人が更迭されたり、またその人のフォロワーがビックリするくらい増えたりして、まさにいつも通りの中国っぽい反応です。

しかし、そんな中でも、災害について聞いてお見舞いを述べてくれる中国人もいます。

買い物をしているとき、店員から「新年快乐（新年おめでとう）」と言われましたが、その後、店員は表情を曇らせ「でも、日本は地震で大変ですね。早く復興できるといいですね」と言われました。

わたしは、その店員が気遣いの言葉を言ってくれたことに嬉しく思いましたので、感謝の言葉を述べて店を立ち去りました。

また、別の中国人も地震のことについて辛いと話してくれました。

そして、彼女も、たくさんの家屋が倒壊したよね、元通りにはできないけど、新しい生活を始められると良いですねと言います。

当たり前のことですが、人間味のある見方ができる中国人たちがいます。そして、気持ちを伝えてくれることはありがたいなと感じます。

とはいえ、バランスの取れた見方ができない人もたくさんいます。また言うべきではないことを言えてしまう人もいます。

以前、Twitterは馬鹿発見器なんて言われましたが、中国のショート動画アプリなんて馬鹿しかいません。

ああいうのを見ていると、心がすさんでしまいます。

悪ふざけなのか、それとも本気で他人の不幸は蜜の味と思っているのかわかりません。わかるのは、冗談でも言うべきではないことを、不特定多数の人に公開してしまえる人がかなりいるってことです。

これは仕方ないですね。

それで、身の回りにいる暖かい人たちとの関係を大事にし、どうしようもない人たちとは距離を置かなければと思ってます。

スマホで誰もが情報を発信したり受信できたりする時代ですので、どんな情報を得るのか自分で選ばないといけませんね。

そんなことを考えていました。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日！

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