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中国農業銀行のATMでJCBが使えなくなった話 - 海外生活者に求められるセンスとは

昨日、中国農業銀行のATMでクレジットカードが使えなくなったと、中国在住の日本人から聞きました。

話をしっかり聞いてみると、どうやら彼女が所有しているJCBが使えなくなっただけで、すべてのクレジットカードが使えなくなったわけではなさそうです。

一緒に話を聞いていた友人のVISAカードは使えますし、恐らくマスターカードも使えそうです。

彼らは日本円での収入で暮らしているので、定期的に両替する必要があります。

その際に、クレジットカードでキャッシュングして、すぐにカード会社に現金にて支払うことで不要な利息を支払うことで無駄な支出を抑えています。

わたしも中国生活の1年目は日本円での収入しかなかったので、毎月日本円から人民元に両替していました。

2015年頃は中国の銀行でも、国際銀行カードが使えましたので、新生銀行(現在のSBI新生銀行)に口座を作り、そのカードで中国のATMで出金していました。

今は、この方法が使えないので不便です。

さらに、今回のようにクレジットカードもブランドに寄っては使えないってことがあると、ひとつのルートしか換金方法を持っていないと、面倒くさいことになります。

それで、海外生活者はアンテナを張り巡らして、よりお得で安全な方法を幾つか準備しておくほかに、コストがかかるかもしれないけど、確実な方法で必要物を手配できるルートも準備しておくべきだろうと思いました。

さて、日本人は所謂サバイバル的戦術を考えるのが好きだし、得意ではないかと思います。

わたしの身の回りの日本人たちは、いろいろな情報を持っていますし、行き当たりばったりで対処する人はほとんどいません。

もちろん、既に書いたとおり海外生活者は日本で暮らす人よりも危機管理と危機対策の能力が求められます。そんなわけで、ここで出会う人たちが特殊なのかもしれません。

では他の国から来た中国生活者はどうなのでしょう?

わたしには中国で暮らす欧米人や韓国人の友人たちがいます。

彼らは日本人のようにテクニックで対策するのではなくて物量で対応する傾向があるように感じます。

特に欧米人たちは、経済力で押し切る傾向があり、彼らのやり方をみているとお金も力なんだなといつも思います。

使いこなせる範囲であれば、お金は多ければ多いほど良いと思います。知らんけど。

さて、愛すべき人民たちですが、彼らはこんな不可抗力リスクだらけの国で先祖代々暮らしてきたにもかかわらず、サバイバル的戦術もなく、当然戦略もないように見えます。

問題が起きたら、その場でできることを行い、それ以上のことは仕方がないと片付ける。

良くも悪くも後先を考えない人が多い様に思います。

それでも、何とか暮らしているわけですし、実質がどうかはわかりませんが、経済発展も遂げてきました。

また、少なくともこの15年くらいの間、すべての人の生活水準が上昇したのも事実です。

この部分は尊敬に値すると思っています。

でも、だからといって行き当たりばったりの方法が良いとも思いませんし、そんな方法である程度の成功を収めたとしても羨ましいとも思わないんですけどね。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!

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