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不変の生活を送る中国人と変動に苦しむ人たちのお話

かなり前のことですが、社長にくまてつさんはド底辺ですから、経済の浮き沈みを経験しないで良いので羨ましいですと言われたことがあります。

彼は、社員のことを自分の奴隷、もしくは駒程度にしか思っていない人だったのでしょう。

もしくは言葉の使い方が不自由な人だったのでしょう。いずれにしても失礼な態度だなと思います。

しかし、態度はさておき、社長が言うとおり経済的ド底辺は、景気の影響や経済の浮き沈みの影響を受けないというのは、ある意味真実です。

景気が良くても悪くても、いつも不自由や我慢を強いられる暮らしです。世界がどう動こうとも暮らしぶりは変化しないのです。でも、それを自社の社員に言ってしまうのは理解できませんが。

さて、景気が悪いと言われる中国においても、富裕層・中間層・貧困層の人々がいます。

わたしのまったく個人的な感覚ですが、トップ20%に入る富裕層と、下位20%に入る貧困層の生活は大きな影響を受けてません。

お金持ちは不景気でもお金持ちです。

銀座に寿司を食べに行くという中国人は普通にいます。恐らくインドにヨガを学びに行く人たちもいます。

そんな人たちは、不景気になっても銀座で寿司を食うでしょうし、インドでオイルマッサージの秘技を学ぶはずです。知らんけど。

そして、貧困層も不景気だろうが好景気だろうが、2元(40円)くらいで売っている蒸しパンなどを頬張りながら仕事を頑張るのだと思います。

友人たちも、不景気でも屋台は繁盛しているよねと言います。

確かに、我が家の周りのありとあらゆる屋台が出ており、人々が食事をしています。

わたしはお腹のことが心配なので、屋台で食べることはありませんが、お察しの通りお値段はとっても安いと聞きます。

きっと格安で提供できるサービスは不景気になっても変わらず提供され続けて行くのだろうと思います。

さて、景気の影響を受けている中間層はどうなるのでしょうか?

今までは、すこし背伸びすれば日本で爆買いを楽しむこともできたでしょうし、ハイブランドとまではいかなくても、そこそこのブランドの服や靴を買うことができたと思います。

また、すき焼きや寿司といった日本食を試すこともできました。

そういう人たちが、贅沢ができなくなり貧困層と同じような食事をしたり、生活レベルを全体的に下げざるを得なくなってます。

そうなると、みんなでちょっと不自由を受け入れ、お手軽でお安い物を楽しんで暮らしていくという風潮になっていくのだろうと思います。

今のところ、経済の崩壊というような、多くの人が食べて行けないという状況は見られません。

とはいえ今後も、皆さんは粘り強く現状を受け止めて、そこそこの暮らしを行いつつ様子をみるのではないかと思っています。

わたしだって、12元(240円)の中国のラーメンで大満足できるタイプです。贅沢品が楽しめないからって、もうだめだと絶望するようなことはないと思います。

わたしと同じような中国人がほとんどのように思います。それはきっと日本人も同じでしょう。

通貨安になってもならなくても、あんまり影響を受けてない自分。それは社会のド底辺だからかもしれませんが、不幸せってこともありません。

今後も現状を受け止めつつ、やりくりしていくつもりです。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!

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