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人生4分割の第4フェーズ、転換準備は上々。

このセピア色の写真は大学3年のとき。福島の家を整理していたら出てきた。このとき21歳。人生4分割では第1フェーズを終え、第2フェーズにかかろうとしていた時である。この2年後に結婚し、1年後には長男を産んだ。一度目の大きな転換である。

このあとどんな人生が待ち受けているのか知るよしもなかった自分に今、何かアドバイスするとすれば、「あまり回り道をしないようにね」だ。この40年、そのときそのときは一生懸命だったけれど、考えもなしに行動するタイプで、結果的に回り道ばかりしていた気がする。反省もするけど、ポジティブに捉えて「人生無駄なことはない」と納得させてきた。

第2フェーズから第3フェーズの転換は42歳のとき。離婚して1年後に起業した。これも大きな転換だ。そして第3フェーズから第4フェーズの移行が現在進行形だが、またまた大きな転換を迎えている。

4月〜7月の北欧長期滞在で考え方や物の見方がかなり変わった。その影響なのか、帰ってきてからいくつか大きな動きがあった。

まず、仕事。今年に入ってからライターの仕事をしていた環境メディア「環境と人」を運営するリサイクル会社で、サーキュラーエコノミーの新規事業を立ち上げることになり、それを担当させていただくことになった。来年1月ローンチに向けて準備が忙しい。昨日は新会社のロゴができたところだ。

それに伴い、1月にいったん退去した浅草橋のコリビング(シェアハウス)に9月から再入居した。昨年は福島の仕事をしていたので週に一回往復する2拠点生活だが、もうそこまでの頻度で戻らなくても良くなり、東京が中心の生活になる。年末までに修士論文を書き上げるという大仕事もあり、午後からは大学院の自習室に通うことにした。

福島の家は留守がちになるので、思い切ってエアビーをやることにした。まるごと貸してしまうと自分の居場所はなくなるが、民泊なら自分の部屋を確保しておけば、今まで通り帰ることができる。フィンランドのエアビー生活、東京でのシェアハウスの経験を活かし、居心地のいい場所が作れたらいいなと思っている。

ということで、先週から業者さんに入ってもらい、荷物整理とクリーニングを進行中だ。荷物を入れたきりで何年もそのままの押し入れや物置、すべてカラにする大規模断捨離である。父が建ててくれた築45年の家がこれを機に生まれ変わり、また違う役割を持つようになったらうれしい。

そしてライフテーマとも言える研究についてである。あと半年で終える修士課程のあとどうするか、様々な選択肢が目の前にあるが、「サーキュラーエコノミー」という本当に追求したいテーマができたので、その研究は仕事をしながら続けたいと思っていて、それができる場所を今探しているところだ。幸いなことに、仕事と研究テーマが一致しているので、両方を頑張ることで、相乗効果も期待できるのではないかと思っている。

2023年はまさに変化、転換の年だった。そしてその変化の流れを、周囲に協力してもらいながら、自分で創り出し、コントロールすることができていると思う。20歳のときはもちろん、40歳のときですら、それはできなかった。若さはなくなったけど、そんぶんコントローラブルになり、また違ったレベルの幸せ感がある。

年齢を重ねるということは本当にいいことだなあとしみじみ思うのだ。




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