サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼道/3日目
3日目 パラス・デ・レイ(Palas de Rei)からメリデ(Melide)14.8km
宿に泊まったみんなもうひとつ先の村まで28キロ歩く日に、前日までのことがあり、ビビり、私は14キロにした。ホテルを取っていたこともあるけれど、20キロ以上も豆の足で歩ける自信がなかったし、日程も1日多めに予定していたので、ちょうどよかった。
朝8時半に宿を出ると、まだ月が綺麗で陽が登っていない。そんな薄暗い中を歩いていると、宿の近くのカフェが開いていたので、朝ごはんに立ち寄る。ちょうど宿で一緒だった男の人も朝食を食べていて「お先に!」と声をかけてくれて、彼は歩きにカフェを出て行った。
スペインだとカフェラテが通じないことが多く、「コーヒー with ミルク」とドリンクを注文し、常連のみんなが食べていた朝食セットみたいなケーキと揚げ物も一緒に注文してみたのだが、このパンに卵をつけ揚げてある砂糖まみれのトーストが特にくせになる味で美味しかった。
朝食後、巡礼路を歩いていると陽が登りはじめ、あたりは霧が発生して、どこもかしこも絵画のような世界が広がっていた。
今日の歩く距離が14kmと短いということもあり、また荷物も搬送してもらって身軽ということもあり、気持ちも体も余裕を持って歩くことができたはじめての日。今までが歩くことに必死だったのがウソのように景色を楽しむことができた。
抜かれ際に話しかけてくれたスペイン人の2人組や昨日の韓国人グループにも会い話しをした。
メリデには13時ごろには到着し、お昼ごはんに近くのレストランへ。スペインでは14時から16時にランチをとることが多く、このレストランもちょうど混み始めのタイミングだったようで、私はすぐに座れた。
席の斜め後ろのおじいちゃんが食べているスープが美味しそうだったのでそれと、サラダを注文。ごはんを食べ終わる頃には、お店の前に人が並ぶほどに人気なお店だった。地元の人で溢れていたのがわかるほど、料理は美味しかった。
時間的にもちょっと余裕があるのでホテルにチェックインをし、少し休憩する。16時からオープンだという薬局へ。消毒液と足に貼れるパット的なものを買う。Google Mapで薬局の口コミを見ると、みんな豆ができてここにお世話になっている口コミを多く発見した。やっぱり足に豆ができるのは私だけじゃないんだなと、ちょっと安心した。
4日目 メリデ(Melide)からアルスア(Azua)14kmに続く
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