日本最小のカラ類 ヒガラ
日本で観察できるカラ類の中で、最も小さいのが、ヒガラです。
ヒガラを漢字で表すと「日雀」。名前の由来は、諸説あるようで、どの説もピンときません。昔から「ひがら」と呼ばれていたようで、 ヒンと鳴くカラ類なので「ひんから」と呼んでいたのが、「ひがら」になったという説があります。
ヒガラは体長約11cm。背から尾は、青みのある灰色や黒っぽい色。頭は黒色。頬は白色。後頭部に白色の線。喉から胸が黒色。腹は黄味がある白っぽい色。翼に2本の白線があります。シジュウカラがネクタイのような黒い線があるのに対して、ヒガラは胸までで、ネクタイはありません。翼の白い線もシジュウカラが1本に対して、ヒガラは2本です。
また、ヒガラには冠羽があります。黒色の頭が、少し膨らんでいるので、厳つく見えます。カラ類の中で、最も小さいですが、冠羽からの印象か、一番小さいカラ類とは思えない印象です。
ヒガラは、山の中に生息しています。シジュウカラやヤマガラが、都市の公園で見られるのに対して、ヒガラは、山中の林や森林公園などで見られます。
特に、針葉樹林を好み、マツ、ヒノキ、スギなどの木の実に飛びついて、食べている姿を見ます。
ヒガラは、シジュウカラやヤマガラと混群を作ります。水場などで待っていると、シジュウカラやヤマガラに混じって、現れます。
ヒガラの幼鳥にも出会いました。
ヒガラは、こんな感じで観察しています。シジュウカラやヤマガラに比べると、観察できる機会は少ないのですが、よく現れてくれる山に行くと出会えます。
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