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98/自分の「枠」で相手を評価するのはイライラの原因

2023年7月26日(水)
がん告知から98日目
※2,903文字

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こんばんは。

暑いのにエアコンで冷やすと、
下腹部や体調がイマイチになり、
けれどもエアコン付けないと、
暑いし寝れないし…

バランスが非常に難しい夏を迎えています。
エアコン付けて長袖を着るのが良い感じです。


さて、
今日は「枠に“はめる”とストレス」というテーマで書きたいと思います。

▼普通って普通ではない


自分が他者に対して、
何かを依頼した時に、

『こうなるだろう』
『こうしてくれると良いなぁ』
って思ってたら、結果は全然違っていて、

『え!?なんでこうなる!?』
『え、普通こうじゃん!』
って、

イラついたことありませんか?

あるいは…

他者から何かを頼まれて、
自分なりに考えて行った後に、

頼まれた相手から、

『え、なんでこうなった?』
『普通こうするよね?』
って言われて、

カチンときたことありませんか?

僕はこのどちらも経験がありますが、
両者に共通するのは、
頼んだ側が「枠」にはめている。ことです。

頼んだ側の思った通りにして欲しいのなら、
指示が伝わっているか?理解しているか?を、
相手に確認をしてやってもらえば済む話。

仕事とか技術的なことは、
指示不足(コミュニケーション不足)によって、
「思ってたのと違う」が起こってしまうので、
その不足を改善すれば良いのですが…

難しいのが「思考」「価値観」と言った、
目には見えないモノです。

「普通はこうだよね?」の普通は、
あなたの頭の中の普通であって、
相手の普通ではありません。

「この時にはこう考えるのが普通」
「新人はこうするのが普通」
「スタッフならこう考えるのが普通」
「旦那(妻)はこうあるのが普通」

といったように、

目には見えないモノを
「普通」というモノサシではかっているのは、
自分であって、
相手のモノサシとは違う。

「普通」って普通じゃないんですね。
「普通」ってあなたの意見(思考)に過ぎないんですね。

その普通と言われる「枠」(モノサシ)で、
相手の行動や思考をはめ込むと(はかってしまうと)

そうじゃない行動(思考)が発生すると…

相手にイラっとしてしまうし、
相手からはムカつかれてしまう。
※良いことないです

答えとしては…

「枠」にはめたいのなら、
しっかり伝わっているかを確認しながら指示をすべき。

思考や価値観は、
相手とコミュニケーションをとって、
両者の「普通」(基準)を合わせておくべきです。


▼スタッフ評価の基準



例として、
僕が勤めている会社で、
役員と僕とで「スタッフ評価」をすることになった時に、
まず初めにしたのは「基準」を合わせたことです。

スタッフの頑張り(評価)を、

■ある人は「シフトに穴を空けずに、かつ夜勤などに対応しているスタッフ」を高く評価する。

■ある人は「明るく働き、周りとコミュニケーションをとっているスタッフ」を高く評価する。

■僕は「仕事を捌いて(割り振りして)、現場を安定させられるスタッフ」を高く評価する。

三者三様の基準なので(それも良いのですが)、
評価がバラけてしまうし、

(ここは僕の普通ですが)
働く立場(給料をもらう立場)であれば、
シフトに穴を空けないのは普通だし、
コミュニケーションをとるのも普通だと思っているんですね。

そもそも、
「仕事を頑張る」のは当たり前だと思ってるし、
「時間内」にやるのは当たり前と思っているし、
「やる気くらい自分で上げろ」と思っているし、
「現場の仕事はできて当たり前」と思っているので、

その上で評価される人は、
「現場を仕切れる人」要は「リーダーシップ」がある人と、
僕自身は思っているんですね。

そしてこの「リーダーシップ」も、
声の大きい人(発言力のある人)ではないし、
威張る人でもないし、
経歴や資格でもないし、

「時間(期限)と仕事内容と配置(スタッフ)のバランスを考えられて、仕切れる人」だと僕は思うんですね。
(それ以外にも「指導」とか「売上を考える」とか色々ありますが省略)

なので…

『私はこんなに頑張ってるのに』と言われれば、
給料もらってるんだから当たり前でしょ?と思うし、
『夜勤もやって頑張ってる』と言われれば、
そういう勤務条件で採用されたんだから当たり前でしょ?と思うし、
『みんなの話を聞いて上司に伝えてるのに』と言われれば、
そんなの当たり前でしょ!です。

これはもちろん、
僕の「普通」「当たり前」なので、
他者とは違うこともあり得ますし、
役員とも違います。

だからこそ、
「基準」を合わせないと、
評価ポイント自体がズレてしまいます。

※好き嫌いで評価するのもやめようね。とお話ししました。


▼自分は好き嫌いで人を判断していませんか?


スタッフ評価の話をしましたが、

人は誰でも
「自分と同じ意見」の人は親しく思えるし、
「自分を肯定」してくれる人は好きになるし(恋愛じゃないよ)
「自分の思った通りに動く」人を評価します。

でもそれって本当に、

親しいの?好きなの?評価してるの?と、
特に人の上に立つ人は気をつけないといけません。

自分のご機嫌とりを高く評価し、
自分のイエスマンを高く評価
することになり、

反対に、

逆の意見を言う人を低く評価して、
自分の思い通りにならない人を低く評価します。


正論を言ったとしても評価する側との意見が違えば、
低く評価されかねない。

※ご機嫌とりやイエスマンを高く評価する人が、
評価側にいると本当の評価はされません。

だから、
評価をする人(立場的に上の人)は、
好き嫌い(枠)で評価をしてはいけない。
自分の信念(軸)を持ってない人は評価をしてはいけない。


でもこれって会社以外の個人レベルでもそうですよね?

自分が相手を評価(判断)する時。


好き嫌いで決めてませんか?

自分と同じ意見の人を高く評価し、
意見が合わない人のことは嫌いに分別していませんか?

自分の思ったことをしてくれた人を好きになり、
自分の思い通りにならない人をダメな人と思っていませんか?

そして、
自分の思った通りの言動をしない人に、
イラついていませんか?

自分が相手(他者)に対してイラつくのは、
自分の枠(評価基準)に当てはめているからで、

自分の枠を外して、
相手の思考や価値観を聞けば、
ストレスも減ると思います。

結局のところ、
相手に対してイラつくのは、
受容の器が小さいからで、

『そういう考え(価値観)もあるのか』
『自分の価値観だけで判断しててごめん』

そう思える器があれば(自分の枠にはめなければ)
相手(他者)にイラつくこともないし、
相手からイラつかれることも減ると思います。

器って大事ですよね。


誰かの悪口を言ってたり、
自分に合わない人を低く評価していたり、

『ほんと器小さいな』と思いながら、
そういう人とはなるべく関わらないように距離を取ってます。
(これも僕の枠(評価)の話ですが)

器って、

生まれ持っての性格や、
経験から生まれるものではなく、

「自分との違いを受け入れられる素直さ」だと思っています。

今日から器を大きくしていきましょうね!

今日も最後までありがとうございました!


2023/07/26
熊谷翼

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