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お部屋探しをている人必見のチェックポイント ~ネット無料~

ネットショッピング、ミュージシャンのオンラインライブ、テレビドラマや映画のネット配信、なかなか会えない友人とのビデオ通話、施設・イベントの人数制限のためのネット予約…。もともと日常的に利用していたインターネットですが、以前より利用する機会が増えているような気がします。


2020年全国賃貸住宅新聞社の『人気設備ランキング』で、単身者・ファミリーともに第1位は「インターネット無料」でした。現代のインフラ(=生活を支える基盤)とも言えるインターネット。

どうせ自分で契約するんだから、ネット無料物件なら少し賃料が高くても…と考えるのも分かります。


インターネットトラフィックが急増


トラフィックとは、英語で交通を意味します。インターネット上の交通量=通信量をインターネットトラフィックといいます。
総務省は2020.7.31に日本のインターネットトラフィックの集計・試算結果を発表しました。固定系ブロードバンドインターネットサービス契約者の総ダウンロードトラフィックは、前年同月比57.4%増。これまで年間20%増程度の推移してきたため、急増したことが分かります。

総務省202005 インターネットトラフィック

https://www.soumu.go.jp/main_content/000699741.pdf

総務省は「新型コロナウィルスの感染拡大防止のため在宅時間が増加したこと等により、インターネットトラフィックが大幅に増加していることを確認した」と発表しています。


インターネット回線混雑によるトラブル


ネット無料物件に住んでいても、夜間や週末に通信が遅くなることがあります。なぜなのでしょうか?

これは賃貸物件によって光回線の接続方法の違いから起こるものです。

computer_net_osoi ネット 遅い


インターネット回線を「道路」に例えると


 同じ台数の自動車が走る道路でも、一車線の道路と三車線の道路では、状況が大きく異なります。一車線では渋滞が起こりますが、三車線ではスムーズに走れます。

インターネット回線をスムーズにするためにこの車線を増やす必要があります。


「せっかくネット無料物件を選んだのに、速度が遅く不便なため、自分で別のネットを契約することにした」


「物件探しの時にインターネット無料物件の品質を確認しないと、不安」


入居者または物件探し中のお客様からこのような声を聞くことがあります。Web上にこのような口コミも多数あり、物件探しの段階でインターネット回線の種類を確認することをおすすめします。

選ぶべき配線方式


全戸光配線方式


全戸光配線方式とは全住戸に光配線(FTTH方式)で光ファイバーを入線、安定した品質の良いインターネット環境を提供できる方式です。


① 各住戸まで光配線。高品質の通信をお届け。
② パソコン、スマホ、家電のIOT化など接続する端末数が増えても安心。
③ 通信が混み合う時間帯(夜間等)の同時利用もひっ迫しにくい。


通信が込み合う可能性があるLAN配線方式


① 共用部まで光配線。各住戸まではLANケーブルで光を分配。
② 接続端末が増えるほど、通信の安定が心配。
③ 通信が混み合う時間帯の速度低下の可能性あり。

賃貸物件を選ぶ際は『インターネット無料』の中身を確認しておいたほうが良いです。

最後に

インターネット無料物件の良さは、ランニングコストの通信費が削減できるだけではなく、ネット申し込み後の初回工事費、引っ越す際の解約・配線撤去費用がかからなくなる点があります。

対応が早い大家さんはすでにFTTH方式の設備を物件に導入しています。これから引っ越しを検討されている人は一度確認してみてください。

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