ダメな自分も、すごい自分も、ほんの一部。弱くても生きていく私のマインドセット
私は弱い人間です。直接役に立てないとしても
幸せを願って、いつも誰かの隣にいることくらいは
出来るかもしれないと思って、生きています。
ただ、自分が凹んで立ち直れなくなってしまうと
それも難しくなります。
私の場合、立ち直るのを難しくする原因は
自分を全否定したり、全肯定してしまう思考のクセでした。
立ち直りを難しくする思考のクセ
”自分はダメだ、生きる価値がない”
と全否定したり
”自分ってすごい、自分は間違ってない”
と全肯定する
どちらも
立ち直りを難しくする思考のクセです。
全否定すれば、目の前に壁を作り出して行動を難しくします。
全肯定すれば、ダメな現実を知ってギャップに凹んだり
ダメな現実を見ないようにして、変わることを難しくします。
自分であえて難しくしなくても
困難はやってくるので
自分で自分を凹ませている場合じゃありません。
思考のクセを置き換える必要があります。
それが何なのか、どう対処するのか
これまで考えてきたことをまとめます。
全否定するのは、記憶に騙されているだけ
◆過去の「記憶」に騙される
”自分はダメだ、生きる価値がない”
というのは勘違いです。
全否定のきっかけとなった過去の出来事は
ある日、ある時間、ある場所、ある瞬間のダメさにすぎません。
それは生きているうちに過ごす時間のうち
0.000000…1%くらいでしょうか。
常にダメな体験の連続なわけではありません。
「あの時ダメだった自分」の「記憶」に騙されているだけなんです。
◆「記憶」を材料に「未来」をシミュレーション
将来の自分を想像して不安になることもあります。
これも「あの時ダメだった自分」の「記憶」のしわざです。
同じことが、未来にも起こるかのように
シミュレーションしているだけです。
100%想像上の自分です。
全肯定することが、むしろ成長を止めてしまう
自分はすごい!自分は正しい!私は間違わない!
前向きに思える言葉ですが
思い通りにならないことは起こってしまいます。
その時
すごい自分、間違わない自分であるべきなのに
そうじゃない自分が今ここにいる
このギャップで苦しみます。
もし乗り越えれば、成長できるとしても
乗り越えることが嫌になります。
厄介な特徴がもう一つあります。
自分を変えるためには
自分のダメな所を認める必要があるということです。
ダメな所を認めなければ、すごい自分、間違わない自分でいられるため
見過ごしてしまいます。
その代償に、乗り越えるチャンスを失います。
マインドセットを置き換える
自分には価値がないとか、自分は何でもできるとか
極端な状態ではなくて
〇〇がすごい瞬間もあれば
〇〇ダメな瞬間もある
何事もなく平穏なこともある
そういう変化の連続が
自分の実際の姿なんじゃないかと思います。
だとしたら
一時的に落ち込むことがあっても
自分の全部をこうだ!って決めつけてしまわずに
これに関してダメだった。けれど、こうすれば立ち直れるかもしれない。
もしかすると私じゃダメかもしれない。けれど、1回試してみよう。
これについては自信がある!けれど、間違いが無いか確かめよう。
部分的に否定したり、肯定しながら
試していけばいいのだと思います。
今のところ、この考え方を採用することで
ダメな所を見つけても、失敗しても
辛いとは思わずに、前を向いて毎日生きています。
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