見出し画像

森山大道展「TOKYO」の圧倒的な生とにおい

森山大道展「TOKYO」

会期/2024年1月11日(木)〜3月30日(土)
会場/Akio Nagasawa Gallery Ginza
住所/東京都中央区銀座4-9-5 銀昭ビル6F
開館時間/11:00〜19:00 ※⼟曜は13:00〜14:00⼀時休廊
休廊/日・月曜、祝日

【森山大道プロフィール】
1938年大阪生まれ。写真家・岩宮武二、細江英公のアシスタントを経て1964年に独立。写真雑誌などで作品を発表し続け、1967年「にっぽん劇場」で日本写真批評家協会新人賞受賞。1968-70年には写真同人誌『プロヴォーク』に参加、ハイコントラストや粗粒子画面の作風は“アレ・ブレ・ボケ”と形容され、写真界に衝撃を与える。
ニューヨーク・メトロポリタン美術館やパリ・カルティエ現代美術財団で個展を開催するなど世界的評価も高く、2012年にはニューヨークの国際写真センター(ICP)が主催する第28回インフィニティ賞生涯功績部門を日本人として初受賞。2012年、ウィリアム・クラインとの二人展「William Klein + Daido Moriyama」がロンドンのテート・モダンで開催され、2人の競演は世界を席巻した。2016年、パリ・カルティエ現代美術財団にて2度目の個展「DAIDO TOKYO」展を開催。2018年、フランス政府より芸術文化勲章「シュヴァリエ」が授与された。2019年、ハッセルブラッド財団国際写真賞受賞。
2021年、パリのMEP(ヨーロッパ写真美術館)にて東松照明との二人展「Tokyo: 森山大道+東松照明」を開催。2022年、アムステルダムやローマ、サンパウロ、北京で個展を開催するなど、現在も精力的に活動を行っている。


「戦場を撮るも、机上の果実を撮るも、道において同じこと」
彼は、写真家の安井仲治が残したことばに共感して、憧れのあの世にいる彼に向けて手紙をしたためている。

見ていて思ったのは圧倒的な生命力。

そしてにおいたつのだ。

写真から生き物のにおいがする。

無機質な物の写真でも、その先にある人々の生活や営み。そして生命、死、欲、そういうものが、この一枚から、強く重くたちこめていて、私はさまざまな光の粒に包まれた。

いい時間を過ごせたと思う。

サポートは読んでくれただけで充分です。あなたの資源はぜひ他のことにお使い下さい。それでもいただけるのであれば、私も他の方に渡していきたいです。