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ブックカフェ「おやきと文学」に参加しました〜風にふかれて編〜

「ブックカフェをやりたいんです」

私の仲良くさせてもらっているnoterさんの微熱さん。

彼女がそんなことを言い出したのは、まだ寒さも残る春の前のことでした。

「もちろん参加したいですし、開催するにあたって何かできることがあったらやらせてください」

と、私は彼女にお伝えしていました。

先日、とうとうその日を迎えて無事に大成功したので、本日はブックカフェ「おやきと文学」の報告をしたいと思います。

なぜ副題が〜風にふかれて編〜なのかというと、当日は本当に風が強かったからです。東京にふき荒れる強風の中、たくさんの人に来て頂いたことを思い出すだけで、私は今でも胸がほかほかとあたたかくなります。

この〜風にふかれて編〜では、参加者としての目線で感じたことを書いていきたいと思っています。

あらためまして、概要です。

概要:ブックカフェ「微熱」を開催
日時:5月6日(月)祝日 13:30〜18:00
場所:池袋駅C1出口より徒歩5分、西口より徒歩9分
持ち物:交換希望の場合、あなたのお勧め本や大好きな本を数冊
参加費:1500円/人(場所代のみ、利益は出しません)※
参加方法:完全予約制
滞在時間:出入り自由

■本の物々交換をします(現金のやり取りはなし)
■カフェで微熱さんお手製のおやきが食べられます
■この日のためにデザインしたブックカバーと栞がゲットできる
■くまのワークショップがある

本の物々交換

私が今回、ブックカフェに持参した本を紹介いたします。

①「岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた」
ほぼ日刊イトイ新聞著
(下のリンク先で少しだけ読めます)

②「目の見えない白鳥さんとアートを見に行く」
川内 有緒著


③「14歳の教室 どう読みどう生きるか」
若松英輔著

④「すべて忘れてしまうから」
燃え殻著

⑤「水中の哲学者たち」
永井玲衣著

⑥「生きるとは、自分の物語をつくること」
河合隼雄、小川洋子著

①〜④はお花見会の時に持参しました。
⑤と⑥はブックカフェ当日に持っていきました。

私はどれも持っていまして、大好きなんです。何度も何度も読んでいます。
そして、他にもたくさん大好きな本があって、実はけっこう選書するのに時間がかかりました。この悩んでいる時間ってのがまた楽しかったんですよね。

人にすすめるなら...ということを頭に置いて選んだのが今回の本たちです。

選んで持っていってくださった方たち。ありがとうございました。

余談ですが、⑤は当日残っていて、微熱さんは⑤と⑥はまだ読んでいなかったので、今は⑤を読んでくださっていると後日お話ししてくれました。

「とても読みやすい」「夫が哲学について学んでいるので、この本に関心を持っていて、まず私が今読んでいます」と話されたので、私は、作者の永井玲衣さんがどんなに好きなのかを語らせてもらいました(本の内容がよい!哲学を日常に溶け込ませようとされている活動が好き、何より著者が美人でタイプであると)

そして私が持ち帰った本がこれです。

選ぼうとしたら当日参加していたおひたちさんが
「くまさん、私が4冊選んであげますよ」
と言われて「チャクラを活かす」を選んでくださいました。(おもしろそうではあります!)

でも、私も「いやいや、私が欲しいのあるから私に選ばせて」と頑固さを発揮して、残りは自分のセレクトで選ばせてもらいました。

今は「装幀のなかの絵」を読んでいます。
あやしもさんが以前記事にされていたので、大変気になっておりました。

ゆっくりと楽しく読んでいきたいと思っています。

本の物々交換をしてみて、何が良かったのかなと考えますと、一つはやはり「自分の一推し」を持参してくることかなと思いました。

それが普通の本屋さんや古本屋さんと違うところですよね。

「自分はこの本が好きなんだ!」という気持ちや体験がのっている本なので、各々の想いが本に込められています。

先日おじゃました古本市でも、店主の方が店頭に置いてある本について、お客さんと熱く語っている姿をお見かけしました。

それがいいなぁ!と思うのです。
本を介して自己開示したり、他者にふれられたり、ことばが必然と伴ってきます。違う世界と世界が交差します。
そしてお金を介さないというのも良い。
ここは微熱さんがこだわっているポイントなのかなと思います。500円の本も5000円の本もそのまま交換できるというのが、いいなと。
価値ってやっぱりその人にとって必要なのかどうかなんですよね。

またやるなら参加したいし、選書するのもまた体験したいなと思いました。

【おやき】

当日は微熱さんお手製のおやきが食べられました。

ほかほかしてます
これはかぼちゃ味

彼女は長野に在住で、長野名物であるおやきは、おばあさまからの秘伝のレシピである!ということで、私は非常に楽しみにしていました。

実はおやきは、人生の中で一度も食べたことがありませんでした。

野沢菜が入ってるんだろうなぁ...というくらいの知識しかなかったのですが、微熱さんが「昔は野沢菜もおばあちゃんたちが残ったやつをどうしようという感じでつめていた」と教えてくれました。なるほど、そうやって無駄なく、お腹を満たせるものとして作られたものなんだなぁと話を聞いて感心したものです。

微熱さんが作られたものは野沢菜は入っていなくて
・つぶあん
・かぼちゃのみたらし
・バターチキンカリー
・ピザ
の4種類でした。

私はつぶあん以外はゲットできまして、ワークショップ後に黙々と食べていました。
働いた後だったので、めちゃくちゃお腹が空いてたのですよね。
お供に「微熱ブラック」と称された(その日にどなたかが名付けてくれた)ブラックコーヒーを一緒に頂いて、それもとてもおいしかったです。

おやきは私はカレーが一番好みでした。一緒に参加したうちの家族もおいしい!と絶賛していました。

初めてのおやき体験。こんなにおいしくて、いいのかな?と思っています。

(当日参加者の1人が「このおやきのお金を参加費と別に払いたいんです」と引き下がらない方がいらっしゃいました。かわいかったです。気持ちがわかる)

【ワークショップ】

こちらは私が主催ということで一応やらせてもらいました。
これについては今度の記事に書こうかなと思っています。
とにかく参加者のみなさま、おつかれさまでした!予定していた30分どころか1時間半も籐と格闘して、遊んで、仲良くしてもらいました。
私はとっても楽しかったです!
微熱さん、このような場所を置かせてもらって本当に感謝しています。ありがとね。

【微熱さんのグッズ】

しおりとブックカバーをプレゼント!という超超太っ腹なこの感じ。
とにかく見てもらえればいいかなと思う。

いいでしょう!
はい、自慢してます。
いやね、いいんですよ!

私は微熱さんのグッズや絵はね、まず色が好きです。色はそうとうこだわっていると思うのです。
そして、この線!曲線がやわらかい。やさしい。
あと、コンセプト。
ひとつひとつの絵やキャラクターに物語があると思います。


しおりにもきちんと微熱さんのカケラが入っています。若かりし微熱さんの気持ちが、ここにほわわんと炙り出されています。

参加者のかなこさんが「飾りたい!」っておっしゃっていて、わかるわーと思いました。

私はたぶんお気に入りの本にかけると思います。どれにかけようか今は悩んでおります。

楽しみだなぁ。ふふふ。

【人と出会う】

当日はすでにお会いしたことある顔馴染みの方
noteでは交流させて頂いてるがお会いしたことはない方
noteでも交流してなくてはじめましての方

様々な方とふれあいました。
しかも私の家族込みでした。

あのですね、やはり人見知りなんですよ。

でもね、このnoteっておもしろくて、毎回思いますが、全然はじめましてじゃないんです。

「あ、どうも!」から始まるはじめましてっておもしろいですよね。なんだか。

皆さん、やっぱりここでお話ししてるのと、変わらないんです。文章ってやっぱりその人をあらわすのだなと、改めて思いました。

個々の思い出については、また後日記事に書こうかなと思います。どきどきしますがよろしくお願いします。


【微熱さんへ】

「くまさん、これって大成功だよね!」

と、ワークショップが終わった後の池袋の交差点の一角で、ねむいねこさんと私に向かって、朗らかに笑う微熱さんが、一番印象に残っています。
とんでもない笑顔でしたよ。
人たらしにも程があります。
みんなあなたが好きなんだよ。
そして、私も大好き(いつものとおりどさくさに紛れて告白していくスタイル)

ご本人に、仮想の姉妹として認定してもらえたので、仮のお姉ちゃんとして、次はどんな遊びや楽しみを仕掛けていくのか、ひじょうにわくわくして胸躍らせています。

打ち上げ会にも参加させてもらってありがとう。
たくさんたくさん皆で感想を話したね。

やっぱりエビマヨ

風にふかれてやってきた人たち。各々の風をまとって帰って行きました。

そして、また次の風はふき始めています。

Next stageがありますよ〜と


微熱さんも記事でほのめかしてますが。

また集える日を待ちましょうね。

報告記事、次回へ続きます。

(次回はスタッフ側としての視点で書きます)


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