なにかと印刷物を作りまくった教員時代の思い出
先生=かんたんな資料やチラシ・ポスターを作成できます、ってイメージは世間一般にはあまりない…というか、作れてもなんか残念なものを作りがちって思われている気がします。笑
もちろんデザイナーばりの、なんかすごいもの、が作れるとは思っていないし、ほとんどの先生はデザイン性よりも
と、実用性重視なのですが
(というか、そんなことまでこだわっている時間も必要性も、悲しいことに無い…)
とは言え、現場でのトライアンドエラー経験だけはたくさんあると思っています。
例えばこんなものをよく作っていた
集団生活なので、日頃からとにかく貼り紙は多いし、ラミネートはなにかと大活躍。
それに、このままだと予算的に備品が足りないぞ!とか、イタズラなどがあってものすごい勢いで備品が減ってるぞ!というときにはすぐ
「なにか貼り紙作ろう」
という動きになります。例えばハンドソープだったら
「今後は1人ワンプッシュで使ってくれよな!」と、こんな貼り紙をぱぱっと作って掲示したりします。
今はCanvaでオシャレなものがすぐ作れて便利。
デザインにこだわっていた理由
周囲がデザインよりも実用性を重視する中で、私が見た目にこだわっていたのは、ずばり見た目が良い方が目を止めてもらえるから。
いくらCanvaで作ってもプロの作品ほどオシャレじゃないし、言い回し(キャッチコピー?)も洗練されてない。
でも
こういう引っ掛かりがあるだけで、こちら(先生側)が意図していることが伝わりやすくなるんですよね。
特に中学生くらいの子が相手だと、見た目やオシャレにこだわっている子が多いので、こちらもそれなりに気を遣っています!って姿勢が伝わった方が、共感を得やすいなぁと思っていました。(そう言っちゃうとなんかあざとくてアレですが)
UDフォントがスタンダートになりつつあるけれど
近年は、できるだけUD(ユニバーサルデザイン)フォントを使うようになった学校も増えてきています。
先生たちも決してデザインを捨てているわけではなくて、読みやすくしたいうという工夫はあるんです。
でも、先生って基本的に真面目な方が多いので、
とか
という前提の方が多いんです。
こういうものがあったら「読むのが普通」だから、読み飛ばされるなんてあんまり思ってない。
(なので、余白とかあまり気にせず、文字をガンガン詰めたお便りが誕生してしまったりする…)
私は逆に読み飛ばされたり、特に中学校に配属された時点で「ほけんだよりなんて基本紙飛行機になってなんぼ」と思っていたので、せめて見たくなるような見た目にしなければ!と試行錯誤する時間が長かった。ただそれだけ。
でも読みやすい方がいいよね、って、今でも文字ぎゅうぎゅうだったり、諸々の都合により画像がつぶれてる印刷物を見ながら、ひっそり思っていたりします。
現場はそれどころじゃないのは分かってるけど。笑
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