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花のロスを考えたら人生観が見えた


こんにちは、kamome.です🕊


わたしが、なぜロスフラワーに惹かれたのかを
思考整理のために記してみたら、
なんか、ちょっぴり壮大でした。笑

長いのですが、お時間の許す限りどうぞ🌿


もったいないという気持ち


花が欠けちゃってもカケラとしてアクセサリーに
生まれ変われることを知ってたから
むしろそうやってカタチにしてきたから
捨てちゃうのが「もったいないなぁ」と思ってた。

そもそも今あるものでどうやって遊ぶか
みたいなのを考えるの好きなのかもしれない。
(花に限らず)

使い切って端くれとなった花たちを
どうやって使うか考えてキラキラした時に
とても達成感や充実感を感じる。


そして、アクセサリーを作ってる中で
ロスフラワーと名付けて活動しているRINに出会って、
花のロスはもっと奥深いことを知った。


花のロスは食品ロスの約3倍?


考えられる花のロス...

・出荷後、搬送時や生花店等に運ばれる間に劣化
・規格外のためそもそも販路に辿り着かない
・生花店での売れ残り
・式場やイベント装花の廃棄


生花店単位だけでも、仕入れの約30%〜40%が
廃棄されているという事実も聞いたことがある。

ウェディングブーケを作る時に、
花材は使用する分の3割増で発注をかけるそう。
そこからベストな状態の花を選び、
人生のハレの日を最高な日にするために。


残りの花たちは、フラワーシャワーにするなどで
試行錯誤しながらうまく活用しようとしてるみたい。
まだきれいなままだからこそ、
なんとかロスを減らそうと取り組んでいる人たちは
たくさんいると思うけど、廃棄は出てしまう。

規格をゆるくすればいいのでは?


と、わたしも思った!笑

メイドイン日本って花に限らずクオリティ高いので、
きっと規格とかがすごく厳しいんだと思う。

スーパーとか見ればわかるけど、
野菜も果物も基本的にきれいなものばかり。
「お客様が買いたい!と思うものは?」
と聞かれたらそうなるのは普通のことかもしれない。

そして、何より規格というのがあるから
生産者はその目標に向けて
良いコンディションのものを作ろうと努力する。

だから、規格があることは一概に悪いとも言えない。


世の中に規格外を買ってもらう?


規格外があるということを知ることはいいけれど
全員にそれを買ってください!!
というのは、なんだか違和感がある。

規格外という限り、
私たちはどうしても安く買えるという認識になる。
もうこればかりは仕方ないかなあと思う。

安売りを広めてしまうと、
そもそもの花の価値や花を扱う人の価値が落ちる。
(ポイントは広めてしまうと、ということ)

そうするとどうなるか。

作り手が疲弊して、愛情から作業になり、
全体としてのクオリティが落ち、
結果的に需要がなくなる。


ただただ、悪循環ですね🥲



人と同じで個性があるし、相性もある

全て同じように見えて、同じではなくて
一つ一つに個性があって美しい。

それが花だなと思うし、人も同じだと思ってる。

でも、わたしが美しいと思うものが
全ての人に「美しい」と思ってもらえるわけではない。

人にだって、相性があるように
私たちと花にも相性があるんだと思う。

・きれいな花が好きな人
・規格外でさえも愛おしいと思う人
・むしろ規格外が好きな人

規格という枠ではなくて、

・小花が好きな人
・ワイルドな花が好きな人
・柔らかい色の花が好きな人
・パキッとした色の花が好きな人
・一輪が好きな人
・ブーケが好きな人
・リースが好きな人 などなど

好きなものがみんな違うのと同じだね。
でも、それで良いと思うんだよね。

だって、それぞれにちゃんと役割がある。
つまりは、

必要とされる場所がちゃんとあるってこと!


これ、わたしが大切にしたいことであり
子どもにも伝えていきたいこと。

娘が生まれて、大切なものが増えた。
自分の命よりも大切で尊いと思う。

そんな娘に願うことは「生きること」

究極を突きつめると、これに限る。
つらいこと、苦しいことにたくさん出会うと思うけど、
生きてさえいればちゃんとちゃんと
光を照らしてくれる人や照らされる場所に出会うはず。

そうでない人や場所にも出会うかも知れないけれど、
必要とされるところは必ずある。

もし、どこにもそれがないと感じるのであれば
いつでも帰ってくる場所はあるよと伝えていきたい。

そして、これは花に対する想いでもある。

いろいろな好きがあるけれど、
きっとどこかで必要とされる場所がある。

規格外であったとしても、
廃棄される予定であったとしても、
わたしは光を照らしてその居場所を作る。

これがロスフラワーに惹かれた理由。


むしろロスフラワーだからではなく
どんな花にも道標を作ってあげられる人になりたい。


そして花を超えて、
多くの人に居場所を与える人になりたい。


時間がかかっても必ず叶えてみせるよ〜!


ちなみに、ちゃんとブレてなかった。
これから胸を張って活動していくよ。
わたしは咲く場所に導く人です🌼



9.24
記念すべき初個展の初日に

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