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子どもの1歳半健診に行ってきたら、なぜか泣けてきた

娘が1歳半になるので、市が主催する集団健診に行ってきた。
正式には「一歳六か月児健康検査」というらしい。
コロナ禍の出産だったこともあり、今まで公の健診には行かずに近所の小児科で受けていたので、こういった保健所のようなところに行くのは初めて。

内容は身長・体重測定の他、歯科検診と栄養相談など。
身長や体重は平均的で、どの項目も特に問題なくて一安心。
最近嫌がって歯磨きをさせてくれないけれど、心配していた虫歯や歯並びに関しても、全て問題なくて本当によかった〜。

最後の項目は栄養士さんとの面談。
特に相談したいこともなかったので、さらっと終わらせる予定。

が、
未熟児で生まれてきたけど、平均まで育った我が子の成長曲線グラフを見た栄養士さんから
「今まで大変だったわね。よく頑張ったわね」
と思いがけない言葉を掛けてもらい、なぜかうるっと来てしまった。

もちろん子育ては大変だけど、うちの娘はお陰様で大きな病気や怪我もなく、すくすく育ってきてくれているので「ものすごく子育てに苦労している」という実感はない。
夫も割と「ありがとう」と言ってくれる。

だけどやっぱり、どこか大変だったんだろうな。
意外と気を張って頑張っていたのかもしれない。

確かな理由はわからないけど、ちょっと涙が出てきた。
今までそういう風にねぎらわれたことはなかったなぁ。

ネット上では保健師さんに「お母さんがしっかりしなきゃダメよ」とか「お母さんなんだから」等と、古い慣習を押し付けられたり、上から目線で嫌だったとか、そういう情報も目にする。
そんな風に自分なりに頑張ってやってきたことを否定されるのが一番つらい。
でも今回健診を受けてみて全然そんなことはなかった。

子どもが毎回食べ物をぶん投げる件も、全然歯磨きをさせてくれない件も、「投げられるようになったことも成長の証」「朝できなかったら夜、夜できなかったら次の日磨ければいい、くらいの気持ちで」と優しく言っていただいた。
第一の目的は子どもの健診ではあるけれど、どの方からも感じたのは「お父さんお母さんをサポートしたい!」という気持ち。

「役所は冷たい」とか「日本は子育てしづらい」という声もあるけれど、決して全てがそうではない。
子育てで「なんかつらいな。苦しいな」と思っている方は一度相談してみるのもありかもしれない。
もちろん自分も今後お世話になる可能性だって大いにある。

地域差、個人差はあると思うけれど、親身になってくれる人たちが必ずいる。
何よりもそういう人たちが近くにいるということが頭の片隅にあるだけでも、一つのお守りになる気がする。

そんなことを感じた1日でした。

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