北野唯我/マガジン

上場企業の取締役をしながら、物書きしています。30歳のデビュー作『転職の思考法』など。…

北野唯我/マガジン

上場企業の取締役をしながら、物書きしています。30歳のデビュー作『転職の思考法』など。詳しいプロフィール→http://yuiga-k.hatenablog.com/about

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  • 北野唯我のSHOWSマガジン

    • 13本

    北野唯我の特別対談記事や、好きな書籍などを発信するためのマガジンです。月1回程度の更新を想定しています。

記事一覧

固定された記事

コミュニティの価値

こんにちは、北野です。 突然ですが、実はcampfireさんでオンラインコミュニティを運営することにしました。 ▼参考 https://camp-fire.jp/projects/view/315969 オン…

「After 3.13」:今年のコンセプト

今年は「After 3.13」がキーワードになると思う。 正確にいうと、日本のビジネスシーンでは、このコンセプトが重要だろう。まず、After 3.13とは何か? それは「3月13日以…

辛い仕事が楽しくなっていく”ドーピング”の極意とは?

作家で実業家の北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくりプロジェクト」の一環として行っている定期対談。前回に引き続き、ゲ…

「僕は、腹黒いんです」無人決済店舗スタートアップが大企業から生まれた理由

作家で実業家の北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくりプロジェクト」の一環として行っている定期対談。前回に引き続き、ゲ…

【発売前書評】地球最強の経営者の「思考メモ帳」 ベゾス本最新作 by 北野唯我

面白い本を献本いただいた。 題名は『Invent & Wander──ジェフ・ベゾス Collected Writings』 (発売日は、2021/12/8) Amazonの創業者、ジェフベゾスの本だ。 中身は…

なぜ日本の組織は強みを活かせないのか(曹操、徳川家康、武田信玄に学ぶ)/戦国ベンチャーズ 発売インタビュー Vol.2

この記事は、「年功序列型の評価システムで頂点に立った武将はいない/戦国ベンチャーズ 発売直前インタビュー Vol.1」の続きです。 強みを活かすための理論が確立されて…

「一番嫌いな科目はなんですか?」と聞かれたら、即答で「歴史!」「日本史!」と答えていた自分が、歴史ビジネス書を出すよ

「一番嫌いな科目はなんですか?」と聞かれたら、即答で「歴史!」「日本史!」と答えていた中学生ぐらいの自分。その自分が今ビジネスをやるようになり、不思議に思うこと…

年功序列型の評価システムで頂点に立った武将はいない/戦国ベンチャーズ 発売直前インタビュー Vol.1

2021年8月31日(火)に、北野唯我の新作「戦国ベンチャーズ― 人事の天才曹操と徳川家康に学ぶ、「強みの経営」とは?」が発売されます。子供の頃は理系少年で、「歴史が苦手…

34歳になりました!

34歳になりました! 最近ふと「自分の周りの5人の平均値が自分」という言葉が、ほんとそうだなー、とひしひし感じます。というのも、これはポジティブな意味で、どんな冴…

インプットが暗記で終わる人、応用ができる人 【SHOWS Books #5】

<リード> 実業家・北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくり」の一環として対談を行なう【公開本づくりプロジェクト】の第2…

ピュアホワイトでスカイブルーでグリーンな生き方 【SHOWS Books #4】

<リード> 実業家・北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくり」の一環として対談を行なう【公開本づくりプロジェクト】の第2…

経営者に必要なものは道徳・国語・算数 【SHOWS Books #3】

<リード> 北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくり」の一環として対談を行なう【公開本づくりプロジェクト】の第2回が2021…

学校では習わないビジネスの思考法 【SHOWS Books #2】

<リード> 北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくり」の一環として対談を行なう【公開本づくりプロジェクト】の第2回が2021…

目のつけどころ次第で世の中は「種だらけ」になる 【SHOWS Books #1】

<リード> 北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくり」の一環として対談を行なう【公開本づくりプロジェクト】の第2回が2021…

意志を持つことで世界が広がる

Writer:落合真彩 (Twitter) 2021年5月に発売された『起業は意志が10割』(守屋実さん著、講談社)。同書のP51に記載された図を指し、実業家・北野唯我さんは「この図には1…

発売前書評『起業は意志が10割』守屋実氏

すごい本が出る この本は凄かった 発売前の見本誌を頂き、一気読み 特にp53のこの図 この図を見た瞬間に電撃が走った 「やばい!これはやられた!!」 と . それぐらい凄…

コミュニティの価値

コミュニティの価値

こんにちは、北野です。

突然ですが、実はcampfireさんでオンラインコミュニティを運営することにしました。

▼参考

https://camp-fire.jp/projects/view/315969

オンラインコミュニティって、やや「胡散臭い」イメージがあると思います。現に僕も約2年前からお誘い頂いていたものの、最近までずっと断っていました。

それでも、なぜ、このタイミングでスタート

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「After 3.13」:今年のコンセプト

「After 3.13」:今年のコンセプト

今年は「After 3.13」がキーワードになると思う。
正確にいうと、日本のビジネスシーンでは、このコンセプトが重要だろう。まず、After 3.13とは何か? それは「3月13日以降の3ヶ月」という意味である。そして、この「3月13日以降の約3ヶ月間で、次の3年間のビジネスシーンが構築される」というのが、この記事の主張である。なぜか? どういうことか?

解説していきたい。

(なお、私が所属

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辛い仕事が楽しくなっていく”ドーピング”の極意とは?

辛い仕事が楽しくなっていく”ドーピング”の極意とは?

作家で実業家の北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくりプロジェクト」の一環として行っている定期対談。前回に引き続き、ゲストをお迎えして、事業づくりのポイントや面白さ、課題について語り合いました。

今回のゲストは、TOUCH TO GO株式会社の代表取締役社長・阿久津智紀さん。同社はJR東日本スタートアップ株式会社とサインポスト株式会社から生まれたカーブア

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「僕は、腹黒いんです」無人決済店舗スタートアップが大企業から生まれた理由

「僕は、腹黒いんです」無人決済店舗スタートアップが大企業から生まれた理由

作家で実業家の北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくりプロジェクト」の一環として行っている定期対談。前回に引き続き、ゲストをお迎えして、事業づくりのポイントや面白さ、課題について語り合いました。

今回のゲストは、TOUCH TO GO株式会社の代表取締役社長・阿久津智紀さん。同社はJR東日本スタートアップ株式会社とサインポスト株式会社から生まれたカーブア

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【発売前書評】地球最強の経営者の「思考メモ帳」 ベゾス本最新作  by 北野唯我

【発売前書評】地球最強の経営者の「思考メモ帳」 ベゾス本最新作 by 北野唯我

面白い本を献本いただいた。
題名は『Invent & Wander──ジェフ・ベゾス Collected Writings』
(発売日は、2021/12/8)

Amazonの創業者、ジェフベゾスの本だ。

中身はざっくり、前半が「株主への手紙」
後半が、ベゾスの「過去インタビューやスピーチの抜粋」
一番最後が、「なぜベゾスが宇宙を目指すのか」の話
こうなっている。

この本はベゾスの書き下ろし本

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なぜ日本の組織は強みを活かせないのか(曹操、徳川家康、武田信玄に学ぶ)/戦国ベンチャーズ 発売インタビュー Vol.2

なぜ日本の組織は強みを活かせないのか(曹操、徳川家康、武田信玄に学ぶ)/戦国ベンチャーズ 発売インタビュー Vol.2

この記事は、「年功序列型の評価システムで頂点に立った武将はいない/戦国ベンチャーズ 発売直前インタビュー Vol.1」の続きです。

強みを活かすための理論が確立されていない

ー タレントマネジメントシステムやエンゲージメントに関わるサービスなどの台頭により、日本国内でも個々の強みを活かそうという動きは増えています。しかし、なかなか進んでいないような印象を受けます。

北野:そうですね。実際にデ

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「一番嫌いな科目はなんですか?」と聞かれたら、即答で「歴史!」「日本史!」と答えていた自分が、歴史ビジネス書を出すよ

「一番嫌いな科目はなんですか?」と聞かれたら、即答で「歴史!」「日本史!」と答えていた自分が、歴史ビジネス書を出すよ

「一番嫌いな科目はなんですか?」と聞かれたら、即答で「歴史!」「日本史!」と答えていた中学生ぐらいの自分。その自分が今ビジネスをやるようになり、不思議に思うこと。それは孫正義さんを中心になぜか、すごい経営者ほど「歴史好き」。特に戦国武将や幕末好きだったりすること。
.
「???(なぜ)」。何が面白いの?と正直思っていました。なぜなら、スタートアップやクリエイターにとって重要なのは未来だから。未来を

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年功序列型の評価システムで頂点に立った武将はいない/戦国ベンチャーズ 発売直前インタビュー Vol.1

年功序列型の評価システムで頂点に立った武将はいない/戦国ベンチャーズ 発売直前インタビュー Vol.1

2021年8月31日(火)に、北野唯我の新作「戦国ベンチャーズ― 人事の天才曹操と徳川家康に学ぶ、「強みの経営」とは?」が発売されます。子供の頃は理系少年で、「歴史が苦手だった」と語る北野さん。改めて歴史を勉強し直した時に、「めちゃくちゃ面白い!」と認識が変わったそうです。

今回の本のテーマは、歴史から読み解く「強みの経営」。

三国志を象徴する曹操や、江戸時代の初代将軍・徳川家康といった歴史上

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34歳になりました!

34歳になりました!

34歳になりました!

最近ふと「自分の周りの5人の平均値が自分」という言葉が、ほんとそうだなー、とひしひし感じます。というのも、これはポジティブな意味で、どんな冴えない状態にあっても、普段つるむ五人のうち、たった一人でも「ものすごーく(自分から見ると)異常なぐらいレベルが高い人」に触れるようになると、それだけで平均値が上がり、どんどん変わっていくから。思考やスタンス、その人の視座が劇的に上がって

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インプットが暗記で終わる人、応用ができる人 【SHOWS Books #5】

インプットが暗記で終わる人、応用ができる人 【SHOWS Books #5】

<リード>
実業家・北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくり」の一環として対談を行なう【公開本づくりプロジェクト】の第2回が2021年7月18日に行われました。


北野さんが描く「ミラツク構想」を土台に、今回は「事業の種の見つけ方」をテーマとして話を展開。「教科書」を銘打っているように、「ミラツク構想」では学校が意識されています。

本対談では、学校

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ピュアホワイトでスカイブルーでグリーンな生き方 【SHOWS Books #4】

ピュアホワイトでスカイブルーでグリーンな生き方 【SHOWS Books #4】

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実業家・北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくり」の一環として対談を行なう【公開本づくりプロジェクト】の第2回が2021年7月18日に行われました。

北野さんが描く「ミラツク構想」を土台に、今回は「事業の種の見つけ方」をテーマとして話を展開。「教科書」を銘打っているように、「ミラツク構想」では学校が意識されています。

本対談では、学校で教え

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経営者に必要なものは道徳・国語・算数 【SHOWS Books #3】

経営者に必要なものは道徳・国語・算数 【SHOWS Books #3】

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北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくり」の一環として対談を行なう【公開本づくりプロジェクト】の第2回が2021年7月18日に行われました。

北野さんが描く「ミラツク構想」を土台に、今回は「事業の種の見つけ方」をテーマとして話を展開。「教科書」を銘打っているように、「ミラツク構想」では学校が意識されています。

本対談では、学校で教えてほしか

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学校では習わないビジネスの思考法 【SHOWS Books #2】

学校では習わないビジネスの思考法 【SHOWS Books #2】

<リード>
北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくり」の一環として対談を行なう【公開本づくりプロジェクト】の第2回が2021年7月18日に行われました。

北野さんが描く「ミラツク構想」を土台に、今回は「事業の種の見つけ方」をテーマとして話を展開。「教科書」を銘打っているように、「ミラツク構想」では学校が意識されています。

本対談では、学校で教えてほしか

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目のつけどころ次第で世の中は「種だらけ」になる  【SHOWS Books #1】

目のつけどころ次第で世の中は「種だらけ」になる 【SHOWS Books #1】

<リード>
北野唯我さんと新規事業家・守屋実さんが、「未来をつくる人を増やすための教科書づくり」の一環として対談を行なう【公開本づくりプロジェクト】の第2回が2021年7月18日に行われました。

北野さんが描く「ミラツク構想」を土台に、今回は「事業の種の見つけ方」をテーマとして話を展開。「教科書」を銘打っているように、「ミラツク構想」では学校が意識されています。

本対談では、学校で教えてほし

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意志を持つことで世界が広がる

意志を持つことで世界が広がる

Writer:落合真彩 (Twitter)

2021年5月に発売された『起業は意志が10割』(守屋実さん著、講談社)。同書のP51に記載された図を指し、実業家・北野唯我さんは「この図には10万円の価値がある」と表現しました。これを機に親交を深めた2人は、2021年6月、新しいプロジェクトをスタートさせました。

ベースとなっているのは、北野さんが描く「未来をつくる人を増やす」構想=「ミラツク構想

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発売前書評『起業は意志が10割』守屋実氏

発売前書評『起業は意志が10割』守屋実氏

すごい本が出る
この本は凄かった
発売前の見本誌を頂き、一気読み
特にp53のこの図
この図を見た瞬間に電撃が走った

「やばい!これはやられた!!」

.
それぐらい凄い図だと思った
.
どういうことか? というと
この図だけで、1枚10万円以上の価値がある
素直にそう思ったからだ
.
おそらく、この図の価値は
スタートアップや事業作りをしている人は
「マジそれな…」と唸るだろう
(逆にそうじ

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