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14 経理と横領

 ドラマや映画、または実際のニュースで、会社の銀行口座から「横領」するという話を見聞きすることがある。ある時は、銀行員だったり、ある時は、社長の右腕社員だったり。「信頼していた人物が!」という驚きと共に、横領事件は発生する。
 「実際にそんなことがあるのか?」と思うのが一般的だろう。

私は現在、父の会社の経理をしている。
と、言っても、一部分だけで、経理全般ではないが。
東京の自宅から、会社の口座にログインして、振込や支払いなどを行っている。
パスワードは、ほとんど全ての社員が知っているし、どのパソコンからもログインできる状態にある。いわば、「横領」しようと思えば出来る状態にある。
 
私が担当する前は、二人の社員が経理を担っていた。もちろん、社長である父は頻繁にチェックしており、父の指示で社員は動いている。

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田舎の中小企業の事業継承について、家庭環境を含めて赤裸々に知ることができます。マガジン開設時(2024.4.5)は、まだ社長になっておりませんので、私が社長になるまで継続して長期的に読むことが出来ます。

44歳、お気楽専業主婦が、故郷にある父の会社を継承することになりました。9歳の頃、家を出て行った父。なぜ三女の私が事業継承者なのか?全てが…

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