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数年独学で学んだDTMノウハウを凝縮したボカロ曲

筆者はDTMerですが、活動歴はそこまで長くはありません。
ボカロPとして活動としては1年半程度です。

それでも、2週間で一曲のペースで作り続け、今年は島村楽器主催の録れコンにて審査員特別賞をいただきました。

普段は独自ドメインのブログにてDTMノウハウや巷の楽曲分析などを行っています。

今回新たに夢カナYellというコンテストに出展した上記作品は、このブログのノウハウをたくさん使っています。

この記事をお読みいただければ、あなたでも上記動画のような良質な楽曲を作ることが可能になります。
(ただ、手を動かし続けることが一番大事です)

もし、ボカロPになりたい!質の高い楽曲が作りたい!という方は参考にされてみてはいかがでしょうか?

ボカロの始め方

まず、ボカロの始め方ですよね。
エディタやらDAWやらボイスライブラリやら、初心者には???なものばかりです。そのあたりについてまとめた記事になります。


作曲にあたって

作曲するにあたって、人間何もない状態から作り上げることはとても難しいと思います。

ですが、音楽は巷にあふれています。それらを分析することがとても重要になります。

筆者は、週に一曲楽曲分析をしています。

音楽というのはメロディーの裏で奏でられるハーモニーが実はとても重要で、正直メロディーよりも感動成分を含んでいると思っています。

耳コピすることも習慣化していけば必ずできるようになります。

ちなみに、作曲において学校に通うことは正直オススメしません。
作曲というのは、誰から習って習得できるものではなく、手を動かし続けることが最短であるためです。

知っておくと便利「コードスケール」について

作曲においては、鼻歌で作るのも全く問題ありません。

ですが編曲という段階になると、ある程度理論を知っていると
より質の高いものに仕上がります。

音楽理論というのは、音楽の歴史数百年の成功例をまとめたものです。

まず自分で適当に作ってみて、その後に理論を用いて修正していく。。
というのが正しい使い方だと思います。

個人的に筆者はこれを「巨人の肩の上に立つ」と言っています。


独特のピアノサウンド(ホンキートンク)

上記動画の楽曲では、人間のダークさがテーマとなっています。

そうなったときに、まだいろいろなことが荒々しかった昭和初期のようなサウンドにしたかったのですが。

そういったサウンドに適する楽器は何か。

ピアノはピアノなんだけど、もっとこうレトロ感のあるサウンド。。
と探して行き着いたのがホンキートンクでした。

こういった楽器の名前というのはなかなか調べてもわからず、わかったら書き留めるようにしています。


良質なドラム音源


上記動画の音源は、Apple LogicというDAWで作成しています。
サードパーティ製のプラグインを使わずとも良質な音源がたくさんあるのですが、ドラムだけはいまいちです。

この音源については、SSD5.5というプラグインを用いて作成しました。


ドラムのミックス方法

上記動画のような作曲ができても、CDの音質のようにはカンタンにはなりません。

ミキシングというスキルが必要になります。

実はこのノウハウがとっても重要で、楽曲の質の半分を占めると思っていただいてよいです。

筆者別にRMSメソッドという有料記事も書いていますが、ここでは無料記事だけ展開させていただきます。

ドラムについてはこのノウハウを利用しています。


ギターのミックス方法


ギターのミックスも難しいですが、こちらの通りにやればかなり質の高いミックスに仕上げられます。

アレンジにもよりますが、モヤるポイントは200Hz、ボーカルの帯域を邪魔するのが2kHzです。このあたりについて丁寧に仕上げることが大事です。


ミクのミックス方法


ミックスにおいて、歌詞が聞き取れながらもかつ伴奏の音圧もしっかりあることが重要です。

そのためにボカロに特化したミックス方法を書いた記事です。
ただ、思想的にはリアルボーカルであってもやることは同じですね。

人の場合はいじる帯域が若干変わってくると思います。


音圧とMS処理


最終的に2ミックスに落とし込めたとして、巷のCDと比較したときにまた絶望します。
音量が全然違うんですよね。。

これは最終的にマスタリングにてマキシマイズということを行って、波形を大きくする必要があるためです。

同時に、LRとは異なる、MidとSideという概念でより音の臨場感を際立たせることも必要になってきます。


これらを駆使したのがこの動画

というわけでできた音源がこちらになります。

この質で作ることができれば、例えば絵師さまや動画さまに依頼をしても乗り気でやってくれる可能性が高くなります。

絵師さま動画師さまだって、いい作品を作りたいわけですからね。

というわけでいかがでしたでしょうか?

皆様の楽曲制作の助けになれば幸いです。









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