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「死が生の一部だということ」ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

映画情報を見ていたら目に入ったノッキン・オン・ヘブンズ・ドア。
2月23日より一部の映画館でリバイバル上映をしてるそう。

あらすじは
死期が近づいた二人の男の話と
イケおじと間抜けなギャング二人の話が
交互に進行し、交錯していく。

死ぬ前に海を見よう
ただそれだけの目的のために二人は進んでいく。

生きるからこそ死を恐れること、
死が近いからこそ恐れ知らずに生きること
どちらも人間らしく、動物らしい。

私は映画館で観ず、Huluで視聴した。
映画館で観たらここは楽しいだろうなぁと想像しながら
構図の良さや、音楽の良さを感じていた。

Googleで検索するとコメディ映画、と予測で表示されるくらい
内容はポップにテンポよく進んでいく
が、だからこそどこか詩的に心を貫くところがある。

ぼくは不完全な死体として生まれ
何十年かかゝって
完全な死体となるのである

寺山修二のそんな言葉を思い出しました。

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