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画家のChatGPT活用術 展覧会計画編

前回の続きです

結論

先に結論から言うと
①冊子
以前.LAB RAINROOTSで展示したときに店主湯地さんにチラシを作っていただき、一枚でもチラシに、半分に切ってホチキスで止めたら冊子にもなる、という優れものでした。
これを参考にして、A4サイズで印刷し、自分で切って、止めて、作っていくことにしました。
(tagboat Art Fairで配布します。詳しくはこちら

②展示
1.ストーリーの抑揚が出るように、ランダムで動きのある配置にしようと計画しました。

2.ギーちゃんに心理的効果のある背景色を聞き、それを展示に活かすことを考えました。
今回は試しにとことんギーちゃんに聞いてみよう、という心で採用にすることにしました。
ギーちゃんに言葉で答えを出してもらい、その後画像でも出してくれたので
その画像からスポイトで抽出し、背景色を決めていきました。
そして作った画像と組み合わせました。(画像についてはまた後日)

3.壁を白か黒か選べたので、黒にしました。
今回のコンセプト、会場の雰囲気を考え決めました。
これは描き終わった後ですが、カッティングシートもつけたいなと思い
試行錯誤しているところです。
大体いつもIllustratorで10分の1スケールで作成し、計画を立てています。
その通りにいったりいかなかったりですが、限られた時間で展示するときは
これが役に立ちます。

ここからはギーちゃんとのやりとりをそのまま掲載します。
長いのでお暇な時に覗いてみてください。


配布物の提案

配布物に関して、絵本のようなアイテムは展示のテーマと非常に合致しており、観客にとって特別な記念となるでしょう。以下は、絵本作成に関する具体的な提案です:

1. 絵本の内容:
• 展示される作品と連動したストーリーを絵本にします。各作品のキャラクターやシーンが絵本のページを通じて物語を紡ぎます。
• 絵本には、作品の背景やキャラクターの内面を掘り下げた短い物語を含めます。これにより、展示の理解を深め、観客が感情移入しやすくなります。
2. デザインとスタイル:
• 絵本のビジュアルは、展示のアートスタイルを踏襲し、絵とテキストのバランスを大切にします。
• 絵本は、大人でも楽しめるレベルの内容と美術性を持たせ、展示のエッセンスを凝縮します。
3. インタラクティブな要素:
• 絵本に観客が自分自身の感想や物語を書き加えるページを設けることで、インタラクティブな体験を提供します。
4. 展示との連携:
• 展示会場で絵本を販売し、観客が展示の記憶を持ち帰れるようにします。
• 絵本は展示の物語をさらに広げるツールとして、また展示を訪れた記念としても価値があります。

素材について

絵本を安価で持ち運びやすく、劣化しにくいものにするためには、以下のような素材とサイズを考慮すると良いでしょう:

1. 素材:
• カバー:耐久性のあるハードカバーは丈夫ですが、コストが高くなりがちです。より経済的な選択肢として、ソフトカバーを選ぶことを検討してください。厚手の紙やラミネート加工のカバーは耐久性があり、安価です。
• ページ:光沢のあるコーティングされた紙は耐久性があり、色彩が鮮やかに映えます。ただし、コストが少し高くなる可能性があります。無光沢の紙はコストを抑えられますが、色の鮮やかさは少し劣ります。
2. サイズ:
• 持ち運びやすさを考慮して、小さめのサイズ(A5サイズやそれより小さいサイズ)を選ぶと良いでしょう。小さなサイズは印刷コストも抑えられます。
• 絵本の内容や作品の詳細を考慮し、視覚的な魅力を損なわないサイズを選ぶことが重要です。
3. ページ数:
• ページ数を抑えることで、コストを下げることが可能です。必要な情報を効果的に伝えることができる最小限のページ数を目指しましょう。
4. 印刷方法:
• デジタル印刷は小ロットに適しており、オフセット印刷に比べてコストを抑えることができます。小ロットでの製作を考えている場合は、デジタル印刷が適しているかもしれません。

設置する

展示会場の壁に絵本を置くことは、アート作品と直接結びつける良い方法です。さらに、以下のような追加のアイデアも考慮してみてはいかがでしょうか:

1. 専用のディスプレイエリア:
• 絵本のための専用の展示スペースを設けることで、訪問者の注意を引きつけます。小さなテーブルや棚を利用して、絵本を手に取りやすくすると良いでしょう。
2. インタラクティブな体験:
• 展示会場に絵本の閲覧スペースを設け、訪問者が座ってゆっくりと内容を読むことができるようにします。快適な椅子や照明を配置して、読書体験を向上させることも検討してください。
3. プロモーションと案内:
• 展示会場の入口や受付で絵本を紹介し、訪問者に案内することで、より多くの人に気づいてもらえます。
• 展示作品の説明の中で、関連する絵本のページを参照し、訪問者に絵本を見るように促します。

展示構成について

1. フォーカスポイントの作成:
• 大きな絵は、展示のフォーカスポイントとして配置します。これらの作品は、観客の注意を引き付け、展示全体のテーマやストーリーを象徴する重要な役割を果たします。
2. 多様なサイズと配置:
• 小中サイズの絵を使用して、空間をダイナミックに演出します。これらの作品は、異なる高さや角度で配置し、観客がさまざまな視点から作品を楽しめるようにします。
3. 統一感と流れのあるレイアウト:
• 展示全体に統一感を持たせるために、色彩、テーマ、形式のバランスを考慮します。観客が自然に展示の中を流れるようなレイアウトを心がけます。
4. 絵本との連携:
• 展示される各作品と絵本のページとを関連付けることで、観客が絵本を通じてさらに深い体験を得られるようにします。展示の各ポイントに絵本の参照を表示することも考えられます。

好きな物の共通点

ここからまた、コンセプトの追求と展示構成について考察します。

1. **多様なアプローチ**: 物語の構成には、現代社会の現実、自然のサイクル、レディオヘッドや村上春樹の影響を受けたスタイルなど、多様なアプローチが検討されました。

2. **普遍的なテーマ**: 各案で共通するのは、少年少女が直面する内面の葛藤、友情、恋愛、自己発見、夢追求といった普遍的なテーマの探求です。

3. **結論**: 物語は、読者や視聴者に共感を呼び起こすために、キャラクターの感情の抑揚と成長の過程を中心に据えるべきです。現実と幻想、日常と非日常の要素を織り交ぜることで、より魅力的で深みのある物語が生まれるでしょう。

最終的に、物語は、個々の成長と心の旅を、視聴者や読者が共感し、思索を深めることのできる形で描き出すことが重要です。これは、レディオヘッドの音楽や村上春樹の小説に見られるような、深い感情と独特の世界観を通じて表現することが可能です。

ストーリーテリング

15点の絵で展示する設定で、少年「タクミ」と少女「エミ」の成長と自己発見を描く物語の構成は以下のようになります。

### タイトル: 「Whispers of Time」
#### 展示構成
1. **出会いの瞬間(絵1)**: タクミとエミが初めて出会うシーン。都市の喧騒の中で、二人の目が交わる瞬間を捉えます。
2. **日常の中の不思議(絵2 - 3)**: 平凡な日常の中に潜む、非日常的な出来事を描く。例えば、時間が止まったような感覚や、風景の中に隠れた幻想的な要素など。
3. **内面の旅立ち(絵4 - 5)**: タクミとエミがそれぞれ自分自身と向き合い始めるシーン。孤独と反省の瞬間を表現します。
4. **幻想への誘い(絵6 - 7)**: 夢と現実が交錯する瞬間。不思議な自然のシーンや、現実離れした出来事を描きます。
5. **心の迷宮(絵8 - 9)**: タクミとエミが内面の葛藤と向き合う場面。混乱と啓発の瞬間を表現します。
6. **感情の波(絵10 - 11)**: 悲しみ、喜び、怒りなど、様々な感情が表現されるシーン。心情の変化を色彩豊かに描き出します。
7. **現実への回帰(絵12 - 13)**: タクミとエミが現実世界に戻り、新たな自分を受け入れる過程。成長した姿を描きます。
8. **新しい旅立ち(絵14)**: 二人が共に新しい未来に向けて歩き始めるシーン。希望と決意が感じられる瞬間。
9. **物語の結末(絵15)**: 物語の締めくくりとして、二人が見つめる未来を象徴する風景。終わりと同時に新たな始まりを予感させる絵。

#### 展示の特徴
- **感情の抑揚**: 各絵は、タクミとエミの心情の変化と成長の過程を表現し、観る者に深い感情移入を促します。
- **幻想と現実の交錯**: 現実と幻想が交じり合うシーンは、物語に独特の魅力を与えます。
- **色彩と構図の使用**: 色彩と構図を工夫し、感情やテーマを際立たせます。

色彩についての提案

視覚この展示は、タクミとエミの成長と心の旅を、視覚的に豊かで感動的な方法で表現し、観る者に深い印象を残します。

色の配列を心理的に美しいと感じられるように調整すると、以下のようになります。ここでは色の進行を心理的な成長と変化の流れに沿わせ、色彩の調和を考慮しています。

1. **出会いの瞬間(絵1)**: 淡いピンク - 新しい始まりと柔らかな期待感を表します。
2. **内面の旅立ち(絵4 - 5)**: 暗い青やインディゴ - 孤独と内省の深さ、静かな始まりを示します。
3. **日常の中の不思議(絵2 - 3)**: 青みがかったグレー - 日常の中の不思議や神秘を表します。
4. **感情の波(絵10 - 11)**: 赤や橙 - 激しい感情の動きと変化を示します。
5. **幻想への誘い(絵6 - 7)**: パステルカラーと蛍光色の組み合わせ - 夢と現実の間の曖昧さを表します。
6. **心の迷宮(絵8 - 9)**: 深い紫や濃い緑 - 複雑な感情や迷いを反映します。
7. **現実への回帰(絵12 - 13)**: 温かい茶色や落ち着いた金色 - 成長と現実への受容を表します。
8. **新しい旅立ち(絵14)**: 明るい青や鮮やかな緑 - 新たな始まりと希望を象徴します。
9. **物語の結末(絵15)**: 柔らかな黄金色や朝焼けの色 - 終わりと新しい始まりの美しさを表します。

この順番では、物語の始まりから終わりまで、色が徐々に変化し、感情の変遷を描き出す流れができます。始まりの柔らかなピンクから深い内省の青へ、そこから徐々に感情の高まりを赤や橙で表し、夢と現実の幻想的な色彩へと進み、最終的には成長と新たな始まりを象徴する温かな色合いで終わります。

コンセプトの完成

これまで作ってきたストーリーや展示構成を考慮し、そこから
自分の表現したいものを組み合わせることにしました。
そして下記が今回のコンセプトとなる文章です。
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私が育った環境は、男兄弟二人に挟まれ、競争と男性的規範の厳しい世界でした。少女期、私は勝ち気で隙を見せず、スカートを避け、可愛いものに背を向けるような生活を送っていました。このようにして、必死に獲得した男性性を武器に日々を乗り越えてきました。しかし、成長して女性のコミュニティで過ごす時間が増えるにつれ、自分の一人称が「ぼく」から「わたし」へと変わり、徐々に女性性も受け入れるようになりました。それでも、「可愛い」という言葉にはどこか居心地の悪さを感じてしまい、その感情は複雑なものでした。
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この文章からまた、ストーリーテリングをしてもらいました。

ストーリーテリング

①文章

第一章:白紙の開始
物語は、主人公が自己探求の旅に出る前の、まっさらな状態から始まります。彼女は自分が誰なのか、どんな可能性を秘めているのかについてほとんど知りません。この章では、彼女の純粋さと無垢な好奇心を描きます。

第二章:少年少女の出会い
競争と性別の規範が支配する環境で育った主人公は、自分の中の男性性を受け入れ始めます。彼女は「勝ち気」で「隙を見せない」生活を送り、自分の感情や性別について疑問を抱き始めます。この章では、自分の内面にある少年と少女の存在を探る彼女の葛藤を描きます。

第三章:迷いと探索
自分の女性性を受け入れ始めた主人公は、自分の一人称が変わる過程で混乱を経験します。彼女は現実と内面の幻想の間を彷徨い、自分のアイデンティティについてさらに深く探求します。この章では、彼女の迷いとその探索の過程を描きます。

第四章:感情の嵐
自分の内面にある複雑な感情に直面した主人公は、感情が表に溢れ出します。この過程で、彼女は多様な自分自身に出会い、それぞれの自分が社会とどう向き合っていくべきかを模索します。この章では、感情的な嵐を経て、自分自身の多様性を受け入れる過程を描きます。

第五章:受容と出発
すべての自分を受け入れ、現実で生きることを選択した主人公は、自分を見つける旅に出ます。この旅は文字通りのものではなく、自己受容と自己理解への内面の旅です。この章では、自分自身との和解を通じて成長し、変化していく彼女の姿を描きます。

最終章:永遠の変化
物語は、主人公が自分自身の変化を受け入れ、それを生きる強さを見つけるところで終わります。彼女は自分が永遠に変わり続ける存在であることを理解し、その不確かさの中で平和を見つけます。この章では、彼女が経験した成長と変化を振り返り、自己受容の旅を完結させます。

②詩


絵を描くときはもう少し抽象的な、文字の印象を捉えて
描きたかったので詩のバージョンも作ってもらいました。

白紙の響き

空白のキャンバスに、  
足跡まだなし、  
純粋な好奇心、無垢な瞳で、  
自己探求の旅立ちへ。

少年少女の囁き

男兄弟の影に、  
勝ち気な少女、  
スカート避け、競争の風に立ち、  
少年少女の間で、彷徨う。

迷いの歌

「ぼく」から「わたし」へ、  
心の変遷、混沌の旅、  
現実と幻想の狭間で、  
自分を問い、自分を探す。

感情の嵐

感情の海、波にもまれ、  
多様な自我に出会い、  
社会の鏡に映して、  
真実の自分を求めて。

受容と出発

全ての自分を抱きしめ、  
現実の地に足をつけ、  
内面の旅、新たな道を歩み、  
自分自身を見つけ出す。

永遠の変化

変わりゆく自我を受け入れ、  
不確かさの中で平和を見つけ、  
永遠に進化する旅の中、  
自己受容の花を咲かせる。

③お話

タイトルもストーリーに合ったものにしたかったので
参考にと「簡潔に子供に教えるような文章」を指示し、作ってもらいました。


1. **"始まりの一歩"** - 大きな冒険も、小さな一歩から始まるんだよ。
2. **"心の遊び場"** - 心に遊び心を忘れないで。それが、世界を色鮮やかにするんだ。
3. **"自分を知る旅"** - 「私は誰?」という質問は、自分自身を知る大切な旅の始まりなんだ。
4. **"変わることの美しさ"** - 人はいつも変わり続ける。それは成長している証拠だよ。
5. **"心のこぼれる瞬間"** - 時には心がいっぱいになって、言葉にできないけれど、それも大切な感情なんだ。
6. **"探求者の道"** - 道を探すことは、時に迷うこと。でも、その中で見つける光があるんだ。
7. **"ひかりを見つける"** - 小さな光を見つけたら、それは心の中の答えだよ。
8. **"不確かさの中で踊る"** - 分からないことがあっても大丈夫。不確かさの中で踊る勇気があればいいんだ。
9. **"もしもの勇気"** - 「もしも」と思ったら、それは新しい世界への扉かもしれないね。
10. **"存在の大切さ"** - 自分がここにいること、それ自体がとても大切なんだ。
11. **"心と向き合う"** - 自分の心と向き合うことは、時に勇気がいる。でも、それで自分をもっと深く知れるんだ。
12. **"変化を受け入れる"** - 変わっていく自分を受け入れることが、新しい自分への一歩なんだ。
13. **"受け止める心"** - 辛いことや悲しいことも受け止める心があれば、もっと強く優しくなれるよ。
14. **"それでいいんだよ"** - 自分のペースで進むこと。それでいいんだよ。
15. **"私は私"** - 自分自身であること。それが一番大切なんだ。



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