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くだけねこふでをえらばず

くだけねこふでをえらばず

自分のためだけのものではなく、みんなのためのものを選ぶこと

*稲村さんの解説*
ある日、浅草で頑張っている似顔絵師のお話をニュースで見たくだけねこは、自分も似顔絵を描いてもらいたいと思いました。そこで思いっきりかっこよく描いてもらうために、それはそれは値段の高い筆を買おうとお店に行くのでした。

ところがお店のワニさんは「お前の顔は誰でも簡単に描けるから、おうちにあるペンで十分ワニ。それよりそのお金でみんなに何か買ってあげると良いワニ」と言いました。

それを聞いたくだけねこは、高い筆を買うのを辞めておかきを買って帰りました。そしておうちでおかきをみんなで一緒に食べました。にゃんにゃんも子供達も大喜びでした。それを見たくだけねこも喜びました。

*本来の使い方*
弘法筆を選ばず
本当の名人は、道具の善し悪しなど問題にしないというたとえ

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