ネギ

くだけねこがねぎをしょってくる

くだけねこがねぎをしょってくる

パニック状態であるたとえ

*稲村さんの解説*
ネギはねこにとって猛毒。ある日風邪をこじらせたくだけねこは、風邪に良いものは何かと八百屋のおじさんにたずねました。八百屋のおじさんは「ネギを首に巻いて寝たら風邪なんか一気に治るさ、わっはっは」と言いくだけねこにネギを巻き付けました。

驚いたくだけねこは慌てて走り出しました。ネギが苦手な動物はたくさんいるので、ネギを背負って走ってくるくだけねこに驚いてみんなも大慌て!町中がパニックになりました。いぬのおまわりさんもネギが大の苦手で手に負えません。走りに走ってようやくネギが外れたくだけねこは、いっぱい走って汗をかいたので、風邪なんかもうどっかにいってしまいとても元気になりました。

「おじさんのいうとおりになったにゃ」といって外れたネギを「木」に立てかけて言いました。「やまいはきからにゃ」

*本来の使い方*
カモがネギを背負って来る
うまいことが重なり、ますます好都合であることのたとえ

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